情報知識学会誌
Online ISSN : 1881-7661
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17 巻 , 1 号
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巻頭言
論文
  • 井上 悦子, 吉廣 卓哉, 川路 英哉, 根来 圭一, 花田 裕美, 和中 学, 中川 優
    2007 年 17 巻 1 号 p. 2-14
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/06
    ジャーナル フリー
    全国の農業試験場などで実施されている育種・栽培試験のデータの管理および分析支援を実現するデータベースシステムを構築した.育種・栽培試験の現場では,植物を生育する労力だけでなく,データ分析の労力も無視できない.そこで,現場の研究者へのヒアリングや試験事例の文献調査により,育種・栽培試験データをモデル化した.また,このモデルを用いて分析支援システムを構築し,分析作業にかかるデータの可視化作業の効率化を実現した.本システムは,ユーザの利便性を第一に設計し,現場の研究者が普段より使用している表計算ソフトのファイルを用いて容易にデータベースへのデータ登録が行える.また,Webブラウザ上で容易にグラフ表示などの可視化を行えるほか,特定条件のデータのみをダウンロードする機能などにより,現場の分析作業を支援する.本研究では,試験事例である文献を対するモデルの適用性の調査と,実際の育種・栽培試験のデータ分析へのシステムの適用実験により評価を行った.
  • 松村 敦, 古川 沙希子, 宇陀 則彦
    2007 年 17 巻 1 号 p. 15-31
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/06
    ジャーナル フリー
    現在,博物館などの持つ多様な情報資源を共有化し,提供しようとする動きが盛んである.しかし,これまでのシステムは,共有データの設計の議論が主で,利用者への提供方法に関する十分な議論がなされていない. そこで本研究では,資源共有システムにおける情報提供方法を検討するためには,利用者の検索行動を詳細に分析する必要があると考え,検索プロセスの記録とインタビュー・発話分析を組合せた検索行動調査を行なった. 調査の結果,全エレメントを一度に検索できるANY は利用者の検索支援には重要であること,Title のように格納されている内容の分かりやすいエレメントは効果的に利用できること,Date のように検索に有効であっても,内部のデータ形式が不明な場合には利用されにくいことなどが分かった.これらの結果をもとに,資源共有システムでの検索エレメントの設計についての考察を行なった.
  • 岡 伸人, 岩田 修一
    2007 年 17 巻 1 号 p. 32-40
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/06
    ジャーナル フリー
    複数の専門家がネットワーク上で協力して既往の知識を有機的に活用し問題解決を促進するためのウェブ・プラットフォームを構築した. ここで取り扱う情報は「コンテクスト(因果関係, 経時変化)」「コンテンツ(専門知識に関するテキスト情報やデータベースに格納された数値データ)」「ノウハウ(計算機資源の活用法)」である. これらの情報を蓄積・再利用するために試作したシステムの機能の特徴は, 「ネットワーク上での情報の共有・活用」と「知的財産権への配慮」とのバランスへの配慮である. また材料分野の専門家を対象にしたこのシステムの試験運用の結果について, その運用状況と中間評価についても報告した.
速報
  • 徳守 淳也, 小野 智司, 木場 隆司, 北山 信一, 中山 茂
    2007 年 17 巻 1 号 p. 41-50
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/06
    ジャーナル フリー
    学術情報の円滑な流通を図るため,国立情報学研究所(NII )の主導のもと,大学などの研究機関において学術リポジトリの構築が進められている.しかし,学術情報のメタデータ作成は労力がかかるため,より簡便にメタデータを作成できるツールやサービスの開発が望まれている.本研究では,学術機関リポジトリの構築支援を目的として,理工系の研究者の間で研究者に広く用いられているBIBTEX 形式のメタデータを,NII メタデータ記述要素に準拠するメタデータに変換するシステムを開発する.提案するシステムを利用することで,メタデータ記述の労力を5 分の1 程度に抑えることができる.また,コンパイラ・コンパイラを利用することで,開発の労力を抑えることができた.
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