情報知識学会誌
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24 巻 , 2 号
選択された号の論文の23件中1~23を表示しています
  • 年次大会実行委員会
    2014 年 24 巻 2 号 p. 97-98
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
  • 田辺 浩介, 江草 由佳, 高久 雅生
    2014 年 24 巻 2 号 p. 99-105
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     本研究では,FRBRモデルに基づく件名・分類管理システムを試作した.本システムは,FRBR のWork 情報に対し,図書館やコミュニティごとに独自の件名標目や分類標目を作成し,他の図書館 やコミュニティと共有することができる.この発表では,本システムを用いて教科書の件名・分類情報を作成し,それらの情報を他の図書館システム上で共有できることを示す.
  • 宮本 行庸, 児玉 真悟
    2014 年 24 巻 2 号 p. 106-111
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     本稿では,高等専門学校および専修学校専門課程の情報系学科におけるプログラミング教育の実践例を報告する.教育を実施する学校種によって,その担う役割や社会的背景は大きく異なってくるため,異なる2例の学校種での教科教育を比較し,達成すべき目標や人材像との整合性を図る.各学校種に固有の特徴があり,同じ言語を用いても差異が発生するため,その進め方や評価方法,他の科目との関連等についても考察する.
  • 孫 媛, 登藤 直弥, 井上 俊哉
    2014 年 24 巻 2 号 p. 112-117
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     近年,大学の各種活動を評価あるいは公表することへの要請が強まっている. また,種々の教育 改革に着手する大学も増えており,その必要性や成果を確認するうえでも,大学の教育活動を評 価・診断する方法について検討することが求められている. 本論文では,大学ポートレート(仮称)準 備委員会が公表している平成24年度の国公立大学基本情報等を利用し,大学の教育活動の指標と なり得る変数の探索を行った. その結果,学生一人当たりの教員数や貸し出し冊数などが就職率に 正の影響を及ぼすことが示された一方で,大学教育の質を表すと考えられてきた変数の中に負の影 響を及ぼすものも確認された. 大学の教育活動を正確にとらえるためには,データの信頼性を確保 することが重要であろうことが示唆された.
  • 村田 健史, 鵜川 健太郎, 村永 和哉, 鈴木 豊, 渡邉 英伸, 是津 耕司, 北本 朝展, 篠原 育, 笠原 禎也, 能勢 正仁, 岡 ...
    2014 年 24 巻 2 号 p. 118-124
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     本稿では,Web2.0で提案された集合知の概念を学術分野に拡張し,専門知・学術知を提案する.集合知ではインターネット上で一般市民からの情報を収集することで新しい情報を構築するのに対 し,専門知では異なる学術研究情報を融合し,一般社会に向けて情報を発信する.専門知においては,どのような情報をどのように集約し,提示するかが肝要となる.本研究では収集した科学データを融合して表示するための科学データ融合表示ツールを開発した.
  • 乘松 聡, 遠藤 潔, 臼杵 誠, 丹羽 愛一郎, 片山 栄和, 橋本 智博
    2014 年 24 巻 2 号 p. 125-132
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     著者らは、「日本SPIコンソーシアム(以降JASPIC)」の中で、プロセス改善に関する知識の体系化に取り組んでいる. 当該ドメインにおける有用性の高い知識を蓄積し, 利用しやすい仕組みを提供するとともに, 新たな知識の創出を促すことが狙いである. これまでのJASPIC主催の「SPI Japanカンファレンス」における発表内容を知識として整理・集約する試みの中で, 知識の形式化の面, 特に網羅性に問題があることが分かった. そこで, 当該ドメインにおける知識の表現形式として7つの情報要素から構成される知識モデルを考案し, これを元に発表概要テンプレートとして標準化した. 結果として, 知識の網羅性の分布に有意な変化が見られ, 原因分析・効果の検証・妥当性の確認に関する記述量の増加が見られた. また, 知識の質の向上の観点からは, 発表に理解が容易になったという良好なコメントが査読員やカンファレンス参加者から得られた.
  • 村川 猛彦, 牧野 茂一
    2014 年 24 巻 2 号 p. 133-138
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     アイデア創出の過程において,人間の持つ情報や知識をコンピュータに保持し,可視化することで,情報どうしのつながりを明確にすると同時に,デザイン対象の全体像をつかみやすくなる.本研究では,多空間のデザイン思考を支援するMメソッドに焦点を当て,その空間を考慮してScalable Vector Graphics画像による図を生成するシステムを試作した.図に記載される情報が木構造をなす点に注意してデータ構造を定義し,各情報が配置される領域を再帰的な手続きにより算出するようにした.
  • 岡田 大輔
    2014 年 24 巻 2 号 p. 139-146
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     近年,海外を含め,壁全面に広がる大型のホワイトボード(以下WBW) が多くの大学図書館・ラーニングコモンズに設置されている.WBWは「テーマ決め,発想支援のため複数人でイメージマップを作成する」などいくつかの使用方法が考えられる.しかし,WBWの有効性は明らかではない.今回はWBW の有効性を明らかにする前段階として,WBWの設置箇所・設置者の意図・使用事例を調査し,WBWの使用方法の類型化を試みた.
  • 安平 哲太郎
    2014 年 24 巻 2 号 p. 147-157
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     福永の提案するラティスの構造モデルの本質は、黄金数を解として持つ方程式と考えられる。概念エネルギーを人間の動機を意味を持って支配する観測不能なエネルギーと定義した時、上記の方程式は物質界の旧状態を維持しようとする人間の動機を支配する観測不能な旧概念エネルギーの拡散を、新状態を形成しようとする人間の動機を支配する観測不能な新概念エネルギーの線形な蓄積で相補いながら、旧状態から新状態への移行を完成する相補性として理解できる。観測不能な概念エネルギーは完全合理的な意味と働きを持ち、それは同じ意味同士引き合い、相入れない意味同士反発しあう作用となる。そして、黄金数より小さい時間領域では引き合う関係が顕著となり、黄金数より大きい時間領域では反発する関係が顕著となる。また、歴史上の社会変革に見られる様々な混乱は相補性からの逸脱として理解できる。
  • 福永 征夫
    2014 年 24 巻 2 号 p. 158-163
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     地球環境問題,資源・エネルギーの枯渇,災害や事故の巨大化,内外の争いの激化など,われわれは自然や生存環境の厳しい変化に曝されている.
     21世紀の人類に生き残りの淘汰圧を課している地球規模の多元的・多面的な難題群に対し,われわれが広域的な知識や高次の領域的な知識を産出し,実行し続けて,多元的・多面的かつ包括的に対処することのできるように,われわれは,相補性の視座に基づき,部分と全体を調和させた自己完結的な思考と行動を発展させて行かなければならない.
     そして,そのためには,それに資する新たな思考と行動のパラダイムを創り出さなければならない.
  • 後藤 晶
    2014 年 24 巻 2 号 p. 164-171
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     東日本大震災に見られるように,人間は常にいつ生じるかわからない変動に直面しながら生きて いる.本稿においては突然起こる外生的な変動を「カタストロフ」と定義する.その上で,特に時期についてあいまい性を有するカタストロフの「予告」及び「発生」が協力行動に与える影響について解明を試みる.そのために繰り返し公共財ゲームをベースとした新たなゲームである「カタストロフゲーム」を用いて実験的な検証を行った.その結果,①カタストロフの予告による協力行動の促進は認められなかった.また,予告されたカタストロフの発生によって,②全てのプレイヤーにカタストロフが発生する条件における協力行動の促進,一部のプレイヤーにカタストロフが発生する条件において③カタストロフ発生群および④カタストロフ非発生群における協力行動の促進が認められた.
  • 古川 竜也, 相良 毅, 相澤 彰子
    2014 年 24 巻 2 号 p. 172-177
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     日本語の技術的な文章中の専門用語から,英語ウィキペディア項目へのリンクを付与することができれば,専門用語について豊富な情報を得ることができる.そこで本研究では,日本語文章中の専門用語から英語ウィキペディア項目へリンクする言語横断エンティティリンキングの実現を目指す.本稿では,そのために必要な語義曖昧性解消手法を提案する.また,手動で構築した評価データを用いて,提案手法の有効性を実験により示す.
  • 矢木 大介, 村田 健史, 笠原 禎也, 後藤 由貴
    2014 年 24 巻 2 号 p. 178-183
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     月探査衛星かぐやで観測した電界波形データには, 特徴的なバイポーラ型波形が多数確認されている. このバイポーラ型波形を観測データから自動抽出し, 波形の特性を求めるアルゴリズムを開発中であるが, 観測データの総容量が約190GBにも及ぶため, 情報通信研究機構(NICT)のサイエンスクラウド上でPwrakeを用いて並列処理による高速化を図った. 本論文では効率を評価した結果を報告する.
  • 硲石 浩文, 村川 猛彦
    2014 年 24 巻 2 号 p. 184-188
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     近年,地震や大雨などの自然災害の増加に伴い,防災や減災についての意識が高まっている.防災・減災についての情報を入手する方法として,インターネットを用いてWeb 上の記事から情報を取得する方法が考えられるが,Web 上には災害についての記事が多数存在し,必ずしも欲しい情報が手に入るとは限らず,その内容が自分にとって有益であるかの判断がすぐにはできない.そこで本研究では災害記事データベース構築の足掛かりとして,災害に関する記事の各単語の出現数と出現頻度に焦点を当て,機械学習を用いた記事の自動分類を試みた.各記事は「防災」「支援」「豪雨」「地震」のいずれかに分類することとした.本稿では自動分類の概略および評価実験について述べる.
  • 堀 智彰, 木下 奏, 小林 映里奈, 村尾 真由子, 渡邉 朋子, 兼松 泰文, 辻 慶太, 宇陀 則彦
    2014 年 24 巻 2 号 p. 189-196
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     「知の探検法」は文献の調べ方を中心とした情報リテラシーの授業である。平成24年度から文献探索に対する理解・目的意識の向上を目的として「文献探索ゲーム」を実施している。文献探索ゲームはゲーム形式で文献探索を行うことで文献探索に目的意識を持たせ、基本手順について学ぶことを目的としている。本稿では平成25年度に実施した文献探索ゲームの評価実験について報告する。評価実験では学生の文献探索に関する知識構造の変化を計るため、コンセプトマップを用いた。分析の結果、文献探索ゲームの前後で学生の知識構造が変化しており、文献探索に対する理解が深まっていることが明らかになった。
  • 平山 陽子, 時実 象一
    2014 年 24 巻 2 号 p. 197-203
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     近年、地方自治体等により、地域振興のためのご当地キャラクター (いわゆるゆるキャラ) の制作と活用が話題になっている。その作成目的と効果、活用状況、知的財産権の現状、利用許諾などについてアンケート調査をおこなった。多くの自治体は、キャラクターにより一定の成果はあげていると感じているものの、知名度不足、担当者不足、メンテナンス、などの問題を抱えている。知的財産権については、自治体が所有する方向であるが、無料許諾が多かった.
  • 相良 かおる
    2014 年 24 巻 2 号 p. 204-209
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     電子カルテシステムの普及により,テキスト形式の医療情報が蓄積される.我々はこれら医療情報の自然言語処理を支援するために,形態素解析器MeCab用の実践医療用語辞書ComeJisyoを作成し,現在登録語数77,760語のComeJisyoV5-1を公開している.
     また医療施設で蓄積された誤字を含む医療情報を自然言語処理する上で,医療情報にどのような誤字が含まれるのか詳細を知ることは重要である.そこで,倫理的配慮のなされた2施設の医療情報に含まれる誤字の調査を行い,53種の誤字について分析したところ,ローマ字⇒仮名⇒漢字の2 段階の変換作業の中で,仮名⇒漢字の変換作業での誤変換が多く,46種が同音異字または同音異義語に誤変換されたものであることがわかった.
  • 本田 正美
    2014 年 24 巻 2 号 p. 210-215
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     オープンデータの推進が世界的な潮流になり,各地で様々な取り組みがなされる中で,オープンデータにまつわる課題も見え始めている.そこで,本研究では,自治体広報誌のオープンデータ化に着目し,その実現へ向けた課題を明らかにする.具体的には,NPO法人ASPICのオープンデータ研究会が行った自治体広報誌オープンデータ実証実験の結果などを参考にし,特にデータの整理や登録において生じる課題について明らかにする.
  • 西澤 正己, 孫 媛
    2014 年 24 巻 2 号 p. 216-223
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
    2007年から2012年の間に、大学に関連して発行されたプレスリリースが掲載された新聞記事を、読売新聞と毎日新聞について調査した。これまでの調査で、大学に関連したプレスリリースが近年大幅に増加していることがわかり、それに対応して、新聞掲載も増加していることがわかっている。本調査では、プレスリリースが読売新聞と毎日新聞に掲載された記事について、その特徴等を考察する。
  • 相良 毅, 古川 竜也, 相澤 彰子
    2014 年 24 巻 2 号 p. 224-229
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     学術的用語には利用される分野によって意味が異なるものがあるため,他言語の文書を検索したり,翻訳する際には適切な対訳を選択する必要があるが,その分野の専門家以外には難しい.そこで,一つの論文に含まれる日本語と英語の抄録がパラレルコーパスであることに着目し,多数の論文抄録からLDA潜在トピック空間のモデルを構築した.このモデルを用いて,学術的な文章に含まれる学術用語の多義性を解消し,適切な対訳を選択する手法を提案する.
  • 河瀬 彰宏, 小木曽 智信
    2014 年 24 巻 2 号 p. 230-237
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     本研究では,現代語確立期における言論の転換を把握するために,近代書き言葉の重要な言語資料である『太陽コーパス』のテキストに計量分析を施し,その中心的概念を抽出した.データは,コーパスに収録された10ジャンルの電子テキスト(文語体1,487記事と口語体1,741記事)を対象とし,IDF値に基づく指標を用いてジャンルに特有の語彙(特徴語)を抽出した.各ジャンルの特徴語を意味カテゴリーに分類し,クラスター分析を用いて文語体と口語体の差異を可視化した.当時の日本国民の関心事項が言論の転換に影響を及ぼした可能性を示唆する結果を得た.
  • 村井 源, 森井 順之, 二神 葉子, 皿井 舞, 菊池 理予, 江村 知子, 今石 みぎわ, 久保田 裕道, 山梨 絵美子, 田良島 哲, ...
    2014 年 24 巻 2 号 p. 238-245
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     東日本大震災後に行われた文化財レスキューの概要を, 活動記録のテキストを計量的に分析するアプローチによって抽出した. 出現語彙のうちで活動内容・文化財・被害状況の三つに対応するものを計量し, 文化財レスキュー活動の時系列的な変化を明らかにした. 被災後にも被害状況と必要な対処は刻一刻と変化していくため, その特徴を踏まえて防災活動や今後の対策を行うことが必要である.
  • 中渡瀬 秀一, 大山 敬三
    2014 年 24 巻 2 号 p. 246-249
    発行日: 2014/05/24
    公開日: 2014/12/01
    ジャーナル フリー
     本稿では日常生活で遭遇するトラブル,製品不具合,困り事などの障害をソーシャルメディアのメッセージから獲得する方法について検討した結果を報告する.これらの障害を収集することは社会生活や製品・サービスにおける問題を改善する上で重要なことである.提案する方法ではメッセージに含まれるネガティブな情動を伴う呟きをグランブルと呼び,これら抽出するために必要な述語の選定を行う.約2億件の日本語ツィートを用いて評価実験を行った結果,カバー率は約69%-90%と推定され,適合率には改良の余地が見られた.
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