情報知識学会誌
Online ISSN : 1881-7661
Print ISSN : 0917-1436
ISSN-L : 0917-1436
10 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
巻頭言
寄稿論文
  • 竹村 彰祐
    2000 年 10 巻 1 号 p. 2-27,48
    発行日: 2000/04/28
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
     自然科学の立場から情報の普遍的概念を探るために、第1部では遺伝情報系と言語情報系とを比較した。遺伝情報系と言語情報系とは、その構造においても機能の面からも極めて類似している。したがって遺伝系は自然言語の一種と見做し得る。この意味で、DNA言語なる言葉がしばしば用いられる。遺伝系は言語系よりもずっと高度に進化しているであろう。第2部では意味的情報の定量化を脳神経系に基づいて試みている。物質とエネルギーと情報との間には強い相関がある。さらに次の仮説を提出する。思考は解を生む。解は情報を含み、情報を発する。役に立つ解は大脳皮質にある装置に記憶される。このとき、電気信号がニューロンからニューロンに伝わるとエネルギーが消費される。それで情報(含)量はエネルギーの単位で表現することができるであろう。
論文
  • 細野 公男
    2000 年 10 巻 1 号 p. 28-39,48
    発行日: 2000/04/28
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
     全体-部分関係は種々の分野で使用されているきわめて一般的な関係であるにも拘わらず、その特徴や問題点が十分考察されているとはいいがたい。
     そこで本論文では、まず概念間、ことば間、そして概念とことば間の関係を扱う研究分野の例をあげ、それぞれでのアプローチの違いを示した。また、ターミノロジーおよび情報検索分野のシソーラスを中心に、類種関係、全体-部分関係、連想関係の全般的な特徴を明らかにした。
     次にこうした論議を踏まえて、全体-部分関係の特徴と問題点を、ターミノロジーおよびシソーラスを中心に考察した。ターミノロジーではこの関係は概念の把握を容易にするための手段と捉えられてはいるが、部分概念を把握することのむずかしさ、名義論的過程と意義論過程との混乱がみられることを示した。また検索性能の向上を目的とするシソーラスでは、全体-部分関係は便宜的でありあまり重要視されていないこと、および関係規定の暖味さが顕薯に見られることを明らかにした。
総説
  • 国沢 隆
    2000 年 10 巻 1 号 p. 40-47,48
    発行日: 2000/04/28
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
     今日、環境問題などの解決のために、データの蓄積ということが以前にも増して重要な課題となりつつある。こうした杜会的要請ばかりでなく、科学自体がその発展のためにデータの蓄積を必要としている。よく知られているように、天体運行データや生物種多様性データを基にして西欧では近代的な物理学や生物学が誕生したが、日本や中国では近代化しそこなった。これらのデータを例にとり、研究者のデータに対する態度とその結果としての理論体系の構築について二つの地域で根本的な違いがあったことを指摘する。
時報
用語解説
feedback
Top