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森 航, 野口 徹太郎, 迫田 達也, 三宅 琢磨, 佐藤 正春, 阿部 宏行, 廣川 光晴, 佐藤 秀章, 高木 貴子
セッションID: 02-2A-10
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
変圧器の保守費用削減や稼働効率向上の観点から, 活線下で絶縁劣化診断ができる手法が求められている。活線下で実施可能な絶縁劣化診断として, AEセンサを用いたAE診断法, TEV, UHFセンサを用いた, 放電に起因するTEV(過渡接地電圧), 電磁波を取得する手法がある。予め実験により各信号の特性を把握することで, 実際の診断で取得した信号が放電に起因するものなのか判断でき, 測定精度の向上が図られる。本報では, 劣化診断対象である22 kV油入変圧器を模擬した実験装置で部分放電を発生させ, AEセンサ,UHFセンサ,TEVセンサにより放電を検知する実験を行い, 各信号の特性を調べた結果について述べる。
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藤本 樹貴, 大塚 信也, 四蔵 達之
セッションID: 02-2A-11
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
ガス絶縁開閉装置(GIS)の診断として、UHF帯の部分放電(PD)放射電磁波を検出、評価するUHF法の適用が進められている。単相型GISはタンクの中に高圧導体が配置された同軸円筒構造であり、伝搬PD放射電磁波にはTEやTMモードが重畳する。各モードは遮断周波数fc以上の周波数成分が伝搬できるため、fcの理解は重要である。一方、三相型GISは同軸円筒構造でないためfcを求める理論式は存在しない。本研究では高圧導体が直列状に配置された三相GIS中を対象に、その内部を伝搬する電磁波を、異物位置をタンクと高圧導体と変化させて数値解析により比較検討すると共に、等価的な単相モデルによる遮断周波数の推定方法を提案した。
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竹中 佑太朗, 山内 辰浩, 大塚 信也
セッションID: 02-2A-12
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
近年、オシロスコープなどの測定機器の測定周波数帯域は拡大し、EHF帯域の現象を測定が可能なものもあるが通常は汎用的な数GHzの帯域の測定機器が使用されている。筆者らはこれまで70GHzオシロスコープを用いた超広帯域部分放電電流パルス波形計測装置を開発しており、ピコ秒オーダの立ち上がり時間を有する急峻なパルス波形のデータセットを有している。本研究ではピコ秒オーダの立ち上がり時間を有するデータセットを用いて、その分布が測定周波数によりどのように変化するかを変動係数を用いて検討した。
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劉 栩林, Phansiri Nisarut, 稲葉 優文, 中野 道彦, 末廣 純也, 里 秀文
セッションID: 02-2A-13
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
ガス絶縁開閉装置(GIS)の内部に充填されたSF6は、部分放電や過熱等の異常により分解される。様々な分解ガスが生じる中で、その多くは再結合や吸着剤によって除去される。その一方で、CF4は長時間に渡ってGIS内部に滞留する。このことから、CF4によるGISの設備診断が提案されている。筆者らはこれまでに、CF4の簡便な検出法として半導体ガスセンサによる検出を試みたが、その検出能力は目標に及ばなかった。そこで、CF4を間接的に計測する方法として、誘電体バリア放電でCF4をCOあるいはCO2に転換して計測する方法を考案した。本発表では、COへの転換についてガス検知管で測定した結果を報告する。
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劉 晨陽, 巫 霄, 劉 元昌, 矢田部 塁, 田原 祐助, 羽原 正秋, 池崎 秀和, 都甲 潔
セッションID: 03-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
脂質高分子膜を用いた味覚センサは,食品分野において,客観性と再現性のある味の評価に用いられている。当グループが開発した渋味用のセンサは,紅茶,コーヒなどの渋味を高感度に評価することができる。しかし,この渋味センサで紅茶サンプルを繰り返し測定すると,センサ応答が減少する。そのため,センサ応答の減少を防ぐために,応答劣化の原因を解明することが必要である。本研究では紅茶の成分に注目し,渋味センサの脂質高分子膜に吸着しやすいと考えられる紅茶成分を用い,それらの荷電状態と膜への吸着状態を検討することを通して,センサ劣化原因の解明を試みた。
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吉田 諒, 陳 晧, 末廣 純也, 中野 道彦, 稲葉 優文
セッションID: 03-2A-02
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
筆者らは、増幅したDNAの迅速・簡便な検出法としてDNAの結合で微粒子の誘電泳動特性が変化することを利用した微粒子誘電泳動DNA検出法を考案した。これまでは、DNA増幅と微粒子への増幅DNAの結合および検出を別々に行っていたため、ピペッティングによるクロスコンタミネーションやサンプルロスが懸念されていた。本研究では、上記の操作を一つのチップ上で行うためのデバイスを作製した。これは、スライドガラス上に形成した36 mm×26 mm、高さ2 mmのPDMS製チャンバーを使用し、シリンジポンプによって溶液を操作する。このデバイスを用いて、微粒子と増幅DNAの結合及び微粒子誘電泳動DNA検出法によるDNAの検出を行い、検出結果を得た。
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須田 隆夫, 今村 成明
セッションID: 03-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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誘電泳動現象を利用した小型かつ、操作自由度の大きい細胞操作装置を開発した。多重極電極を用いて形成した電界極小点に負の誘電泳動によって細胞を捕捉し,各電極電圧を調整することにより極小点を移動させる手法で細胞の操作を実現している。今回は八重極電極を用い、電極に囲まれた直径100μm内での細胞操作ならびに細胞集団から任意の細胞の選択・分離、電極外側への取り出しを実現したので報告する。また、細胞種による誘電特性の違いから、印加周波数を選択することにより、特定の細胞のみ動かす可能性についても検討したので報告する。
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中島 聡吾, 松田 鶴夫
セッションID: 03-2A-05
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
現在上肢切切患者らのために様々なハンド型筋電義手が各企業により作成、提供されている。本研究室では既に筋電義手の研究開発を企業と共同で行っている。本研究では筋電位を切断された上肢より取得し、それをトリガーとしたモーター制御で駆動する義手の開発を目指している。また機構部に弾性体を用いて駆動負荷軽減を図るとともに、制御部にマイクロコントローラを使うことで、義手全体の軽量化や低コスト化を試みるものである。本研究の義手構成は義手本体、駆動部、制御部の3つとなる。本報告では制御部のなかで、実際に導出した筋電位を用いた制御や、筋電位変化評価に対応するためのPC接続手段などについて報告する。
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伊賀崎 伴彦, 吉末 将大, 牛島 武
セッションID: 03-2A-06
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
等尺性収縮時,脳磁図や脳波と筋電図の間にコヒーレンスが見られることが知られている.これは,等尺性収縮という運動や制御において,皮質と筋の間でコミュニケーションが行われている傍証であると言われている.前脛骨筋の場合,弱い収縮力ではβ帯域に,強い収縮力γ帯域にそのピークが見られることが報告されている.われわれは,時間が経過すると,弱い収縮力ではβ帯域にγ帯域のコヒーレンスが増加し,強い収縮力ではコヒーレンスが消失することも報告している.そこで本研究では,第一背側骨間筋の等尺性収縮時について,収縮力の変化と時間の経過が脳波と筋電図の間のコヒーレンスに及ぼす影響について検討したので報告する.
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久保 大樹, 金田 純也, 松田 鶴夫
セッションID: 03-2A-08
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
脳卒中等の高次脳機能障害の上肢片麻痺患者に対して、有効なリハの1つとして、ミラーリハビリテーションが挙げら れる。しかし、患者毎のリハ環境が異なること、リハ中の感覚的外乱による効果再現性の不安定等の課題がある。これ らの問題に対し本研究室では、低コストかつ効率的なリハ支援開発構築を目指している。本報告では、過去に本研究室 で開発してきたシステムに、リハ運動時に被験者の視覚をHMD(ヘッドマウントディスプレイ)によりマスクする事で 擬似閉鎖空間を作り出し、リハ中の外乱除去、集中力向上を目的とするものである。
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倉村 優吾, 嶽本 隼也, 伊賀崎 伴彦, 坂本 勝哉
セッションID: 03-2A-09
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
上肢運動障害を有する脳卒中片麻痺患者におけるメンタルプラクティスを用いたリハビリテーションは,視覚的運動イメージ(VMI)よりも筋感覚的運動イメージ(KMI)の治療効果が高いとされる.したがって,患者がKMIを行ったと判断されたときにニューロフィードバックをかけることで,より効果的なリハビリテーション治療が可能となると考えられる.本研究では,比較的安価で可搬性があり,使用も比較的容易で被験者に対しても拘束性の少ない脳波を用いて,KMIとVMIに加えて,運動イメージなし,運動実行,運動観察課題実施時に得られた脳波を畳み込みニューラルネットワークにより正しく評価できるかを検討したので報告する.
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岩永 沙耶佳, 黒木 信一郎, 伊賀崎 伴彦
セッションID: 03-2A-10
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
圧電センサを座椅子の座面に配置することで,座っただけで簡易的に心拍呼吸情報を計測できる機器の開発を目指してきた.最近の研究では,椅子の座面に配置する圧電センサの枚数を4枚に減らして圧電センサアレイを再構成し,独立成分分析により心拍呼吸成分の抽出が可能となるようにした.心拍成分については,間隔の誤差率および心拍変動指標のいずれも,8枚の圧電センサによる先行研究と同等であることを報告した.しかし,呼吸成分については,間隔の誤差率が増大したため,呼吸関連指標の精度は検討できていなかった.本研究では,呼吸成分の抽出方法を改良し,呼吸関連指標の精度を評価することができたので報告する.
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上田 将矢, 原口 大地, 内田 誠一
セッションID: 04-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的はフォントの局所形状と印象の関係分析である.フォントの印象解析ができれば, ビジュアルデザインの重要なステップの一つであるフォント選択を支援できる可能性がある.フォントの印象には文字の局所形状が関係すると考えられる.例えば,ストロークの幅が広くコーナーに丸みがあるフォントは温かみのある印象を与える.本研究ではこのような関係について,印象語が与えられた大規模なフォントデータセットを用いて詳細に分析する.具体的には,Bag-of-Featuresの手法を使用して各印象語を持ったフォントに共通する局所形状の特徴を分析し,文字の形状と印象の関係を定量的に観察する.
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宮薗 大雅, 内田 誠一
セッションID: 04-2A-02
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
書籍表紙は,専門の装丁家によって入念にデザインされる.従って,表紙画像を解析できれば,装丁家によるデザインの傾向を把握できる可能性がある.本研究では,深層学習を用いて,書籍画像のタイトル部の補完を行うことを目的とする.具体的には,書籍のタイトル部分を空白とした画像を入力とし,数多くの書籍画像で学習した深層学習により,その空白部を補完させる.もしもデザインに一定した傾向があれば,こうして補完された結果は,デザイナによるタイトル部分の文字形状や色合いと類似していると期待できる.本稿ではその結果の確認を行い,学習された深層ニューラルネットワークの逆解析によるデザイナの傾向解析が可能かどうかを検証する.
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松田 征也, 早志 英朗, 内田 誠一
セッションID: 04-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的は指定した印象語を考慮した文字フォントを生成することである.これにより,デザイナが作成した文字フォントをユーザが使用するという従来の形ではなく,ユーザ自身が指定した印象に基づく文字フォントを目的に応じて使用することが可能になる.生成モデルにはGANを使用する.しかし,一般に使用されるGANはクラスラベル(本研究では印象語)の情報を学習に利用せず画像データのみを学習に用いるため,印象語を指定した生成には向かない.そのため,本研究では画像データおよびクラスラベルを用いて学習を行うConditionalGANを用いて文字フォントの生成を試みる.本論文では,構築したモデルによる生成結果を示す.
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姜 志勲, 原口 大地, 内田 誠一
セッションID: 04-2A-04
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的はフォントのクオリティ評価である.ただし,その評価指標として未だ確立されたものはない.そこで,フォントを見た際に万人の主観的印象が一意であれば,意図がよく伝わる優れたデザインという考えの下,本稿では主観的印象のばらつきの少なさを,クオリティの高さと仮定する.実験では,各フォントに複数の印象語が付与されたデータセットを用いる.印象語をword2vecを用いてそれぞれ意味ベクトル化し,各フォントの意味ベクトル集合の分散を,クオリティの評価値とする.さらに,CNNを用いてフォント画像から分散を推定することで,クオリティを予測する回帰モデルを作った.
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張 文升, 内田 誠一
セッションID: 04-2A-06
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
The purpose of this research is to make a system to design book covers easily. For this purpose, we trained a deep learning-based model to generate the images from a layout graph, where book cover elements, such as the title text information and some visual objects, correspond to its nodes and the geometric relationships among elements specify its edges. To make the generated book cover images more realistic, we used a compositive loss function involving the quality of each object and the difference from the ground truth images.
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坪内 豊
セッションID: 04-2A-07
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
近年,年金問題が話題となっており,金融庁は若い時からの資産形成,投資を促している.しかし,日本証券業協会が行なった調査によると日本の投資人口割合は20%未満と低い.投資を始められない理由として「資金不足」「損をしそう」などが挙がった.そこで,低予算で取引を行える仮想通貨の価格を機械学習を用いて予測できれば誰で簡単に投資を始めることができるのではないかと考え,本研究を行うことにした.ビットコインの価格データをローソク足の画像とローソク足と単純移動平均線の画像に変換し,CNN(畳み込みニューラルネット )を用いて予測と取引のシミュレーションを行なった.
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田中 将史, 堂薗 浩
セッションID: 04-2A-08
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では、自己組織化マップを用いてDNA配列を画像化し、DNA配列の画像をディープラーニングに学習させることにより分類することを目的とした。DNA配列は生物ごとに特徴があり、DNA配列を分類することにより微生物群衆のDNA配列を解析し、新たな遺伝子酵素を発見することを目的とした、メタゲノム解析への応用を考えている。実験の方法としては、DNA配列のある文字の組み合わせの次に続く文字を、任意の数読み取り、それを合わせた組み合わせを入力データとして自己組織化マップに学習を行わせDNA配列の画像を取得した。この画像を、畳み込みニューラルネットワークに学習させることにより分類を行った。
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陳 志鵬, 楊 英, 盧 存偉
セッションID: 04-2A-09
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
When using a stereo system to measure tsunami, we need to extract sea waves. However, the sea surface is very wide, which makes the illumination ununiform. Thus, we cannot extract sea waves using traditional signal threshold method. This paper investigated an algorithm based on an improved block binarization algorithm. It is an automatic dynamic threshold acquisition algorithm. The thresholds of each block varied according to the variance in block. In addition, the background noise in the blocks without sea waves was removed by using the luminance difference obtained from the histogram, experiments show that it can eliminate a lot of noise.
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侯 陽, 盧 存偉
セッションID: 04-2A-10
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
The dents and scratches on the surface of used car body parts should be detected before they are reused. Existing manual detection methods have shortages of low detection efficiency and high false detection rate. This study proposes an image detection method based on focus control and Pattern projection. The method uses high-frequency structural light and through two photographs to shoot the dents and scratches on the surface of parts with high reflectance. Use neural network for semantic segmentation to detect dents and use image difference to extract high-frequency features to detect scratches.
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竹本 佳充
セッションID: 04-2A-11
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
MATLABは、信号処理や制御理論の分野において数十年来の実績を持ち、また近年のAI技術の発展と実用化を趨勢として、ヘルスケア、自動運転、設備の予知保全等、"AI"の応用が可能となる多種多様なアプリケーションへの活用が広がっています。本セッションでは、音声信号、生体信号、通信変調信号等を題材とした、MATLABのAI技術応用例をご紹介します。このセッションを通して、何故MATLABという商用ソフトウェアが、世界中の研究者やエンジニアに選ばれ、業界を問わず広く活用されているのか、実感して頂ければ幸いです。
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緒方 将人, 松岡 剛志
セッションID: 05-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
直流回路における電圧・電流の定常分布の計算をはじめ電気工学の様々な問題は等式制約条件をもつ最適化問題で与えられる。ベイズ最適化手法は無制約最適化問題において大域最適解を探索するのに有効であり、不等式制約問題にも拡張されている。不等式制約問題を取り扱うベイズ最適化手法には大別して2つのアルゴリズムがある。本稿では、これらの2つのアルゴリズムを電気工学で取り扱う等式制約最適化問題に適用し、特徴を数値実験により検討する。
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小林 賢也, Lin Guohui, 宮野 英次, 斎藤 寿樹, 鈴木 顕, 歌島 侃勇, 八木田 剛
セッションID: 05-2A-02
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
長さコスト付きパスカバー最大化問題と呼ばれるグラフ最適化問題を考える.本問題に対して4近似アルゴリズムを設計する.また,入力グラフの最大次数が3以下である場合には,2.5近似となること,タイトなグラフが存在することを示す.
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寺原 一平, 朝廣 雄一, 江藤 宏, 土中 哲秀, Lin Guohui, 宮野 英次
セッションID: 05-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
入力として無向グラフと整数kが与えられたとき,出来るだけ多くのハッピー頂点を含むk個からなるハッピー集合を見つける問題を考える.ここで,ある頂点vのすべての隣接頂点がハッピー集合に含まるとき,vをハッピー頂点と呼ぶ.本発表では,いくつかのグラフクラスを考え,それらに入力を限定した場合の計算時間について述べる.
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歌島 侃勇, 朝廣 雄一, Jansson Jesper, Lin Guohui, 宮野 英次, 小野 廣隆
セッションID: 05-2A-04
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
最長共通部分列問題に対しては動的計画法に基づく多項式時間アルゴリズムが知られている.本稿では,出現数を限定した最長共通部分列問題のNP困難性およびAPX困難性を示す.
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得丸 久文
セッションID: 05-2A-05
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
21世紀の言語情報は電子化され、電子データの持つ対話的性格により、キーワード検索が可能となった。そのため我々は、「きわめて大量であるが、信頼性が不確かな言語情報」に囲まれて生活するようになった。大量だが信頼性の不確かな言語情報とどのように付き合えば、それらのデータを活用できるのかを考えなくてはならない。そのために提案するのは、デジタル通信に特有の前方誤り訂正である。具体例として、情報理論の古典的著作であるシャノンの「通信の数学的理論」を精読し、さらに著者の人物像、関連するフォン・ノイマンのオートマタ理論を手稿を含めて吟味することで、情報理論の古典に対する前方誤り訂正を試み、新しい時代と状況に対応するためのヒントを得る。
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水谷 亘, 穴田 啓晃
セッションID: 05-2A-06
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
YouTube等の動画共有サービスではチャンネル毎に各動画のサムネイルが並べられている.各動画の視聴回数は,動画の内容のみならず,サムネイルで使われている文字のフォントや背景の色,また文字とフォントのレイアウト等が関係していると考えられる.本稿では,事前分布と尤度から事後確率を求めるベイズ統計の手法によりこの関係を分析した結果を報告する.
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夏井 ひかる, 穴田 啓晃
セッションID: 05-2A-07
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
鍵カプセル化機構は対称鍵暗号化の鍵を配送する公開鍵ベースの技術であるのみならず,本人認証にも応用可能である等,基本的な技術である.本稿では,汎用的なオープンソースソフトウェアであるOpenSSLライブラリの中でも楕円曲線演算関数を用い,実装評価した結果を報告する.
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安在 恭弥, 穴田 啓晃
セッションID: 05-2A-08
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
クロスグループ秘密分散共有法は,競合するプロバイダ及び地理的に離れた場所の各々をまたがるようにシェアをデータストレージへ配置する応用を想定した秘密分散共有法である.本稿では初めに,Anadaらが2017年に提案したクロスグループ秘密分散共有法の手法と同じ機能を実現する別の手法を指摘する.次いで,シェアを配置する上での最適化問題を,具体例を通じ考察した結果を報告する.
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木下 裕太, 那須 新悟, 荻島 真澄, 原 武嗣
セッションID: 05-2A-09
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
電気化学センサは、化学物質の種類や濃度の情報を電気信号として得るセンサである。特徴としては、(1) 安価で単純なシステム、(2) 小型化が容易、(3) リアルタイム計測や定量的解析が可能、(4)生態系に非侵襲的な測定が可能等が挙げられる。我々は、これらの特徴を最大限に活かしたモバイル電気化学センサの製作を行っている。今日までに、ブレッドボード上に組んだ入出力回路とArduinoによる電位制御を組み合わせ、電気化学センサの基礎システムを製作できた。さらにProcessingを用いて、入出力データの表示機能も作成した。本研究では、基板上に実装した入出力回路とArduinoを一体化させ、モバイル電気化学センサシステムとしての基礎動作を確認できた。
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劉 森, 公 祥生, 佐道 泰造
セッションID: 06-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
現在のインターネット技術の恩恵を享受するには、小型・軽量かつ高速な情報処理が行えるフレキシブル・エレクトロニクスの実現が必要であり、半導体素子の高性能化が求められる。しかし、現在主流の半導体材料Siでは、高性能化には限界がある。そこで、優れた電子物性を有する新規材料であるGe薄膜の形成プロセスの創出が必要となっている。本研究では、Biを触媒としたn型Ge薄膜の層交換結晶法を検討した。
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本村 俊輔, 齊藤 勝彦, 田中 徹, 郭 其新
セッションID: 06-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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希土類元素を添加した半導体では 低電圧駆動でのエレクトロルミネッセンスが,紫外から赤外までの広い波長領域で確認され,フルカラーディスプレイ・光通信など様々な用途への応用が期待されている。またβ-酸化ガリウムは安定な単斜晶系構造を有しており、直接遷移型のバンド構造を持ち、バンドギャップが 4.9eVであることから、希土類元素の母体材料として有望である。 我々は既にα-Al2O3基板上のTmドープGa2O3薄膜の作製に成功しているが、絶縁性をもつためデバイス化が困難である。本研究では導電性を持つSi基板上にTmドープ Ga2O3 薄膜 を成長させ、得られた薄膜の光学特性などを明らかにすることを目的とした。
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木下 晃助, 齊藤 勝彦, 田中 徹, 郭 其新
セッションID: 06-2A-07
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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本研究ではInGaN薄膜をスパッタリング法を使用して、InおよびGaNターゲットに適用されるRF電力の出力を変更することによって成長した。 Inの出力変化を0 [W]から100 [W]に変更し、GaNの出力を200[W]に固定した。 成長したInGaN薄膜の組成、光学バンドギャップエネルギー、結晶性、成長速度を評価した。 この成長法により、InGaNの三元混晶を得ることに成功した。 その結果、Inの出力をGaNに変化させると、InGaNの組成が変化し、InGaN薄膜の光学バンドギャップエネルギーを制御できることが明らかになった。
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西村 匠史, 田淵 将也, 山口 裕太郎, 大塚 友絢, 新庄 真太郎, 大石 敏之
セッションID: 06-2A-08
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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GaN HEMTは、高出力高周波波増幅器として実用化されている。しかし、材料の優れたポテンシャルを引き出すためには、デバイス中のトラップ制御が重要である。今回、バッファトラップに関連する低周波Yパラメータの実測データと小信号等価回路(トラップ回路)の関係について検討した。バッファトラップ回路はドレイン・ソース間に抵抗、コンデンサ、電流源からなる回路で構成した。Y21虚部、Y22虚部のピークは抵抗容量積(時定数)と対応し、その符号を含む大きさは電流源をコントロールする電圧領域と比例定数に対応することが分かった。また、ピンチオフ付近での実測の振る舞いは電流源をコントロールする電圧領域に依存することが分かった。
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下尾 浩正, 南部 幸久, 寺村 正広
セッションID: 06-2A-09
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
フリー
筆者らは,光学系のセンサーと生物の情報処理法を応用したニューラル比較器を用いて,応答時間の短縮を目的とした傾斜センサーを提案している.これまで,提案した傾斜センサーを試作し,10μs以下の高速な応答時間,−14度から+14度の範囲で2度ごとの傾斜角計測や,傾斜角の測定範囲や細分度を任意に設定可能であることを示した.理論上,細分度は任意に設定可能であるが,実際の電子回路部品を用いて実装すると部品の測定精度から分解能が決まる.そこで本報告では,試作した傾斜角判別回路の分解能を明らかにすることを目的とし,光学系のセンサーの代わりに直流電源を用いて電圧を傾斜角判別回路に印加して実験した結果を示す.
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宇野 秀亮, 池部 実, 吉崎 弘一, 吉田 和幸
セッションID: 07-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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大分大学では、サイバー攻撃検出サポートのために対外接続部分のネットワークトラフィックを可視化するシステムを開発している。先行研究では、WebSocketを用いてIPアドレスの分布をリアルタイムに可視化することで、水平スキャンを容易に検出できるシステムに取り組んだ。また、単位時間当たりのTCP SYNパケットの数をグラフ表示することによりSYN Flood攻撃などを容易に検出できるシステムにも取り組んできた。本報告では、収集したトラフィックデータからIPアドレス、ポート番号、TCP FLAGなどをもとにして絞り込んで可視化する機能について報告する。
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内村 文香, 池部 実, 吉崎 弘一, 吉田 和幸
セッションID: 07-2A-02
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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攻撃者が用意したFQDNをもつWebサーバへ接続することでフィッシング詐欺やドライブ・バイ・ダウンロード攻撃などの被害をユーザは受ける可能性がある.これらの被害を防ぐ方法の一つにDNSシンクホールがある.DNSシンクホールではフィッシング詐欺などで利用されたFQDNの問い合わせに対して学内に設置した観測サーバのIPアドレスを返して,本来のサーバへの接続を防ぎ,フィッシングサイトへ接続しようとしていた旨の警告をユーザに提示するシステムを構築している.本発表では,フィッシングサイトのスクリーンショットを取得して,観測サーバが警告を表示する際に同時に表示させることでユーザが自身のアクセス先を確認できる機能について報告する.
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杣田 太一, 中平 勝也
セッションID: 07-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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地上無線システムの利用が困難な船舶・航空機・災害時における通信は、衛星通信が有効である。衛星通信は、周波数有効利用の観点からマルチビーム方式が主流となっているが、ビーム間干渉電力の増大でスループットの低下を招きやすい問題点がある。そこで、我々は、スループットの低下を抑える最適リソース制御方式を研究している。本稿では、前述の方式を研究するためのマルチビームシミュレータを開発し、ビーム間干渉電力を抑える最適な同一周波数を繰り返し用いる回数(マルチビーム繰り返し数)を検討する。
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柴井 悠佑, 梅田 政信, 牟禮 雄二, 片峯 恵一
セッションID: 07-2A-05
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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鍛造品を加工するための金型の設計(以下、金型設計)は、製品の品質、コスト、納期に大きく影響するため重要であるが、塑性加工に関する様々な専門知識を必要とするため容易ではない。この問題を解決するために、一般的に多用されているトランスファ方式を対象とした金型設計支援手法が提案されている。しかし、複数の加工工程において、同じ金型を共用しパンチのみを交換する逐次鍛造方式に対応する金型設計支援手法は未整備である。そこで著者らは、逐次鍛造方式に対応可能な金型設計支援システムを開発している。本稿では、逐次鍛造方式における金型の設計制約を整理し、逐次鍛造方式を対象とした金型設計支援手法について述べる。
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梶原 薪, 堀 良彰, 中山 功一
セッションID: 07-2A-06
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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GTFSは,公共交通機関の時刻表とその地理的情報に使用される共通形式が定義されるデータフォーマットである.現在の静的なGTFSをそのままデータベースのフォーマットに用いた場合,IDの一意性や,データの型,カラムの長さなどの定義に問題がある.本研究では,GTFSフォーマットで提出されたデータを格納するためのデータベースの定義を明確化するとともに,現実的なサービス開発のための拡張を提案する.データベース上で実装することで,問題なく利用できることを確認した.提案した拡張により,従来のGTFSを用いた場合より開発コストやメンテナンスコストが低下することが期待される.
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阿部 洋士, 高見 利也
セッションID: 07-2A-07
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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近年,ICT機器を使用したVDT作業時間の増加に伴い,作業者に身体的な疲労だけでなく精神的な疲労やストレスになどにより,VDT症候群に悩まされる人が増加している.このような問題について生産性を上げるためにも,その改善の必要性が指摘されているが,作業者個人の裁量に任されているケースが多い.作業姿勢などは,長時間の作業では,無意識のうちに乱れてしまうことが予想され,改善は難しい.このような問題を解決するために,本研究では、VDT作業を行うときのセルフマネジメントを促すことを目的とする.今回は,システムの全体像,及び実現方法について発表する.
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岩崎 健太郎, 高見 利也
セッションID: 07-2A-08
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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近年VRを利用したコンテンツが注目され普及が進んでいる。その一方で、VRコンテンツの利用中にユーザが酔ってしまい、体調不良に陥る問題が起きている。現在における酔いの評価手法ではVR利用者が主観的に評価する手法を用いているため、体調不良の症状が出るまで何も対処できないという課題がある。そこで、利用者の脳波や心拍などの生体情報を計測し、VR酔いにおける生体情報の変化を分析する。将来的には酔いによる体調不良等の症状がでる前に異常を分析するシステムの構築を目指す。本稿では,簡易脳波計から得た脳波の信号データを解析し、VR酔いにおける体調不良になる際の状況を分析する手法について述べる.
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仲栄真 一成, 藤井 知, 吉川 憲昭, 木下 研作, 有本 和民
セッションID: 07-2A-09
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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可搬型ローカル5Gとドローンや⾃動⾞を⽤いた⾼信頼性・低遅延のアドホックネットワークを構築し、本システムを県内のパイナップル畑やモズク養殖場にて展開し、育成データに必要なデータを提供することを⽬的した研究を⾏っている。ローカル5Gによるドローン、⾞両、基地局間の⾼信頼、低遅延、低消費電⼒化アドホックネットワークの構築のための無線回線設計を行っているところである。今のところ、無線免許の問題があるため、2.45GHz-WiFiを⽤いたアドホックネットワークや5GHz画像伝送システムを⽤い、電波伝搬特性や伝送特性をドローンを用い調査している。本学会ではこれらの実験結果について報告する。
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新海 智士, 福島 誠治, 渡邉 俊夫, 永山 務
セッションID: 07-2A-10
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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第5世代移動通信システムで設置される多くの基地局のリンクとして、中間周波(IF)多重の光サブキャリア伝送はその実現ソリューションのひとつである。本研究では2種、すなわちRFとLOの光サブキャリア信号を同時に電界吸収型光変調器(EAM)集積レーザに入力する混合器不要の周波数変換器の提案を行い、IF信号生成をシミュレーションにより確認した。また、IF出力電力や変換効率の向上のための解析を行った。IF出力電力はEAM印加電圧(V_EAM)-EAM透過率(T)特性におけるT^2傾き最大にて最大になることを明らかにした。一方、前述のT^2傾きの変曲点においては、IF出力電力が消失することも分かった。
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戸高 慎吾, 福島 誠治, 渡邉 俊夫, 永山 務
セッションID: 07-2A-11
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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第5世代移動通信システムで設置される多くの基地局のリンクとして、中間周波(IF)多重の光サブキャリア伝送はその実現ソリューションのひとつである。本研究では、光電変換と周波数変換を同時に実現する全光入力型のアバランシェ・フォトダイオード周波数変換器(APDM)の実現を目的とする。APDMにおいては、RF及びLO信号をいずれも光サブキャリア信号として入力する。IF出力電力のLD変調度依存性は一定の変調度以下において線形であることを数値計算により確認した。またIF信号、すなわち和(差)周波の位相は、RF及びLO信号の位相の和(差)となることを確認した。
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Moriyama Toshifumi, YAMAMOTO Yoshihiro, SHIMODA Kyohei
セッションID: 08-2A-01
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
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In recent years, researches using millimeter-wave radar in the 79 GHz band have been attracted. The main feature of them is the estimation of velocity and position of the target using wide-bandwidth and MIMO technology. However, imaging using this millimeter-wave radar is also possible by using synthetic aperture processing. The authors have been studying indoor imaging with 24 GHz radar. In this research, we attempted indoor imaging using a 79 GHz radar. In this presentation, we will show those results.
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Kuse Ryuji, Fukusako Takeshi, Matsushima Akira
セッションID: 08-2A-02
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
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This paper proposes a meta-surface having a backing conductor with U-shaped notches and discusses the effect on the reflection phase characteristics. The proposed backing conductor can improve the reflection phase suffering from the complex diffraction at the edge. As the result, the meta-surface with the proposed backing conductor has a uniform reflection phase everywhere above the surface.
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菊地 玲皇, 田中 高行, 豊田 一彦
セッションID: 08-2A-03
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
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In this study, a new Push-Push oscillator is proposed to reduce the phase noise of the oscillator. The proposed Push-Push oscillator is composed of four sub-oscillators and a ring resonator whose length is one wavelength at the fundamental frequency. The proposed oscillator is expected to have low phase noise by increasing its output power using additional sub-oscillators. Improvement of the phase noise performance is experimentally confirmed using a prototype oscillator.The output power increased by about 7 dB and the phase noise (1-MHz offset frequency) was reduced by about 5 dB.
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中原 弘貴, 田中 高行, 豊田 一彦
セッションID: 08-2A-04
発行日: 2020/09/18
公開日: 2021/01/20
会議録・要旨集
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In this paper, a novel low-loss planar magic-T employing microstrip lines, a coplanar strip line, and a Defected Ground Structure (DGS) is proposed. The proposed magic-T has lower loss than the conventional planar magic-T by replacing the slot line, which has large radiation loss, with the coplanar strip line. The DGS formed just under the coplanar strip line also suppresses the common mode. Performance improvement and common mode suppression were confirmed by simulated and measured results.
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