日本エネルギー学会誌
Online ISSN : 1882-6121
Print ISSN : 0916-8753
ISSN-L : 0916-8753
102 巻, 2 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
目次
論文
  • Tetsuo UMEGAKI, Daisuke NOGUCHI, Tsubasa FUKUMOTO
    原稿種別: Original Paper
    2023 年 102 巻 2 号 p. 28-32
    発行日: 2023/02/20
    公開日: 2023/02/28
    ジャーナル フリー

    本研究ではシラスベースの材料を各種処理することにより固体酸で促進されるアンモニアボラン加水分解反応に活性を示す材料を調製することを試みた。その結果,シラスベースの材料に各種溶液処理や熱処理を加えることで材料の形状,組成,および活性に影響を与えることが明らかになった。特に表面のアルミニウム種の組成が高く,含まれる酸化ケイ素結晶が少ない試料ほど,アンモニアボラン加水分解からの水素発生に対する活性が高いことが確認された。中でも723 Kで熱処理した後アンモニア水で処理した試料において,表面アルミニウム種の組成が最も高く,酸化ケイ素結晶が最も少なく,これに伴い水素発生に対する活性が最も高いことが確認された。

feedback
Top