実験社会心理学研究
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13 巻 , 1 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
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  • 吉田 道雄, 白樫 三四郎
    13 巻 (1973) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    成功-失敗条件が集団過程に与える影響を測定するために, 実験室実験が行なわれた. 成功-失敗条件に加えて, リーダーのLPC得点が操作された, 被験者は女子高校生140名. 原則として4名ずつの小集団. 青年が比較的よく遭遇すると思われる, 問題行動を解決するための集団討議 (各事例は10分間で討議) が集団に課せられた. 第三者による評価 (実験実施に先立ってすでに定められている) によって, 成功-失敗条件が操作された. 集団過程に関するさまざまな指標は, 討議終了直後の質問紙調査によって測定された. 主要な結果は次のとおり.
    1. 高LPCリーダーに導かれた集団成員は成功条件においては集団雰囲気を高く評価し, 失敗条件においては低く評価する. しかし, 低LPCリーダーに導かれた集団成員は成功条件と失敗条件では, むしろ逆に, 失敗条件のときわずかながら集団雰囲気を高く評価する.
    2. 失敗条件よりも成功条件において一般に集団凝集性は高い. また高LPCリーダーに導かれた集団の凝集性は低LPCリーダーに導かれたそれよりも高い傾向にある.
    3. 高LPCリーダーに導かれた集団成員は情報に対する満足度が成功条件において高く, 失敗条件において低い. しかし, 低LPCリーダーに導かれた集団成員は, むしろ逆に, 成功条件よりも失敗条件において, 情報に対する満足度はやや高い.
    4. 高LPCリーダーに導かれた集団成員は成功条件よりも失敗条件において, 「より多くの情報があったならば, もっとよい解決ができた」 と反応する割合が多いのに対し, 低LPCリーダーに導かれた集団成員はこれと逆の傾向を示す.
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  • マイケル ボンド, 白石 大介
    13 巻 (1973) 1 号 p. 11-21
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究の主要目的は, 被面接者がよりリラックスして話すことのできる状況をつくるには面接者がいかなる姿勢をとればよいかを, non-verbal behaviorの側面から考察することであった. その結果として, 面接者が後傾姿勢をとるよりも前傾姿勢をとる場合の方が被面接者の緊張度が低く, この傾向は, 被面接者の性別によって変動はみられないことが明らかにされた. しかし, この命題をそのままの形で臨床に適用することは尚早であり, 今後一層の検討を要するであろう. すなわち, 実験面接と臨床面接とでは, その状況のもつdynamicsも自ら異なり, 面接者と被面接者とのinteractionの過程にも大きな相違が予想されるからである. そのうえ仮説Aを検証するための本実験結果は, わずかに4分間の実験からえられたものであることも忘れてはならない. にもかかわらず, Haase & Tepperが, 共感をはかるには適度のE.C., 前傾姿勢, 近接距離が有効であると報告しているところと符合する実験結果を見出しており, このことからnon-verbal communicationの臨床場面での効用ならびに治療効果への貢献はきわめて大きいと考えられる.
    次に, 被面接者の地位に対する緊張度についての結果は, 面接者が高地位である場合に緊張が強まるであろうという仮説Bを支持するにはいたらなかった. さらに, 女性は面接者が高地位者である場合より同等の地位にある者である場合の方が, 一層緊張が強まるという結果が得られたのに対し, 男性の場合には有意な結果は認められなかった. 本実験では, 面接者が男性に限られていたため, 女性を面接者にした場合についての資料が得られていない. 今後, 女性の面接者を用いて同様の実験をするならば, 面接者と被面接者の性の異同と地位の交互作用と緊張との間の関係が明らかにされていくるものと考えられる.
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  • 河津 雄介, 三隅 二不二, 小川 暢也, 大里 栄子, 宮本 正一
    13 巻 (1973) 1 号 p. 22-30
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本実験は, プラシーボー投与にともなう薬効暗示と実験者の監督的指示とが, 被験者の知覚運動技能や自律反応に及ぼす影響について吟味したものである. 薬効暗示はstimulantとdepressantの二種, 監督的指示はP型, M型および特定の監督的指示を与えないO型の三種であった. 課題は鏡映描写で, 生理反応は指尖脈波を記録し心拍数を指標とした.
    仮説は, 1) 鏡映描写の成績や心拍数はプラシーボー投与にともなう薬効暗示の種類によって異なった影響を受けるであろう. 2) 上述の影響は, 実験者の与える監督指示のちがいに応じて異なった相乗効果を及ぼすであろう.
    生理反応 (心拍数) については明確な条件差は見出されなかったが, 鏡映描写の成績に次のような条件差が見出された. 仮説Iについては, depressant暗示がstimulant暗示よりも鏡映描写の成績にポジティブな効果を及ぼした. 仮説IIについては次のような結果がみられたedepressant暗示群ではP型の監督指示を受ける群が最も成績がよく, 次にO型でM型は最低であった. 一方, stimulant暗示群ではM型が一位, O型が二位, P型が三位という順位であったが, 条件間の差は有意でなく傾向のみであった.
    P型とM型の監督指示の影響が, 薬効暗示がdepressantかstimulantかで異なった相乗効果を及ぼす現象即ち, depressantの場合P型が, stimulantの場合M型が望ましい相乗効果を及ぼすことについて, PM式リーダーシップ論におけるP-M相乗効果との関連から考察が加えられた.
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  • 根本 橘夫
    13 巻 (1973) 1 号 p. 31-39
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究は対人感情の認知におけるaccuracyおよびsociempathyに及ぼす知覚者のself-esteemの影響を検討した.
    質問紙法により, (1) 対人感情, (2) 他者から寄せられている対人感情の認知, (3) 自己と他者との相対的地位関係の認知, 及び (4) self-esteemの程度を測定し, 得られた資料を分析した. 主要な結果は以下の通りである.
    1. self-esteemが高いほど他者に好意的感情を向ける割合が多くなる. 一方, self-esteemの低いほど他者に中性的感情を向ける割合が多くなる. 他者に嫌悪的感情を向ける割合はself-esteemの程度とは有意な関係はない.
    2. self-esteemが高い者ほど他者から好意的感情が寄せられていると認知しやすい. 一方, self-esteemが低い者ほど他者から中性的感情を寄せられていると知覚しやすい. また, self-esteemの低い者はそうでない者よりも他者から嫌悪的感情を寄せられていると知覚しやすい.
    3. 2. の認知傾向の結果, self-esteemの高い者ほど好意的感情の認知においてaccuracyが高くなり, self-esteemの低い者ほど嫌悪的感情の認知においてaccuracyが高くなる.
    4. self-esteemの高い者ほど他者の地位を低いと認知しやすく, self-esteemの低い者ほど他者の地位を高いと認知しやすい. また, self-esteemの低い者ほど他者を自己と同地位と認知しやすい. ただし, これらの傾向は, 地位の低い知覚者には該当しない.
    5. 4. の認知傾向の結果, self-esteemの高い者は他者の地位が低い場合にsociempathyが高くなり, selfesteemの低い者は他者の地位高い場合にsociempathyが高くなる.
    6. selfesteemが高い者は, 他者を自己と同地位と知覚した場合に最も好意的感情のaccuracyが高いのに対し, self-esteemが中及び低い者は, 他者の地位を自己より高いと認知した場合にaccuracyが高くなる.
    7. 一般に他者を自己と同地位と知覚した場合に嫌悪的感情のaccuracyが低くなる. ただし地位の低い知覚者にはこうした傾向はみられない.
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  • 深田 博己
    13 巻 (1973) 1 号 p. 40-54
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    本研究は, 恐怖コミュニケーションの説得効果に及ぼす恐怖喚起の程度, 受け手の性および不安傾向の影響検討するために計画された. 被験者は868人の大学生であり, 実験群の被験者は, 梅毒の脅威を訴え, それに対処するために血液検査を受けることを勧告している強・弱2水準の恐怖コミュニケーションの一方にさらされ, その前後に質問紙に答えた.
    本実験で得られた主な結果は次の通りである.
    1. 態度変容と行動変容の両方において, 強恐怖コミュニヶーションは弱恐怖コミュニケーションよりも効果的であり, 仮説Iが支持された.
    2. 男性の受け手に比較して女性の受け手の方が恐怖コミュニケーションによってより説得され, その差は強恐怖コミュニケーションが与えられた場合の方が大となり, 仮説IIIが支持された. ただし, こうした傾向は態度変容においてはあまり明瞭でなかった.
    3. 不安傾向の低い受け手は, 態度変容において, 強恐怖コミュニケーションと弱恐怖コミュニケーションから同程度の影響を受けたが, 不安傾向の高い受け手は強恐怖コミュニケーションによって態度変容が増加し, 弱恐怖コミュニケーションによって減少するという, 仮説IIと逆方向の相互作用効果がみられた. そして, 行動変容においては不安傾向の影響がまったくみられず, 仮説IIは支持されなかった.
    仮説IIに関する結果については解釈が困難であったが, その他の結果については, すべて恐怖事態に対する受け手の情緒的反応と認知的反応から解釈することが可能であった.
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  • 狩野 素朗
    13 巻 (1973) 1 号 p. 55-61
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 佐々木 薫
    13 巻 (1973) 1 号 p. 63-69
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75a
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75b
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75c
    公開日: 2010/11/26
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  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75d
    公開日: 2010/11/26
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  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75e
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75f
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75g
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 13 巻 (1973) 1 号 p. 75h
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
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