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高 業飛, 山本 尚嗣, 廖 金孫, 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
316-317
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年、輸送機器の軽量化ニーズが高まる中、軽金属とCFRPなどのプラスチックの輸送機器への適用が検討されており、金属とプラスチックの異材接合技術も注目されている。凹凸接合界面構造を作ることは金属とプラスチックの接合強度を増加する手段の一つである。本研究では透過電子顕微鏡(TEM)を利用し、凹凸界面構造を有するマグネシウム合金とCFRPの異材接合界面を観察し、接合メカニズムを検討した。
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長岡 亨, 多田 真理, 門多 丈治, 木元 慶久, 武内 孝, 平野 寛, 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
318-319
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
PA6と炭素繊維からなるCFRTPとSPCC、およびCFRTPとSUS304の摩擦攪拌重ね接合を行った。回転ツールによる摩擦熱を低減させるために、CFRTP板材に重ねた鉄鋼材料の上にA5052板材を追加材として配置し、回転ツールをA5052板材に圧入した。SPCCでは接合が困難であったが、SUS304の接合面にパルスレーザによる粗面化処理を施すことにより、高強度の接合材を得ることができた。
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三浦 拓也, 森貞 好昭, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
320-321
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
ボビンツール摩擦攪拌接合(ボビンツールFSW)は垂直荷重をツール内部で打ち消すため、装置にかかる荷重を大幅に低減できるが、従来の鉄鋼材料のFSWで用いられるツール材料を適用することが難しい。本研究では、中心の貫通穴を水冷するSKD61製水冷ボビンツールを用いた鉄鋼材料のボビンツールFSWを開発するともに、接合部の微細組織の特徴を調査した。
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森貞 好昭, 藤井 英俊, 森 正和, 原 康, 勝 祐介
p.
322-323
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
FSW継手は優れた機械的特性を有することから適用範囲の拡大が期待されているが、厚鋼板のFSWではツールの価格及び寿命等が実用化の大きな妨げとなっている。本研究では組成及び微細組織を最適化したサイアロンを用いてツールを作製し、板厚6~15 mmの厚鋼板に対するFSWを試みた。サイアロン製ツールを用いた場合のFSW中のプロセス荷重及び接合温度等を測定すると共に、適切接合条件範囲及びツール寿命を評価した。
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Junqi CHEN, Takuya MIURA, Kohsaku USHIODA, Hidetoshi FUJII
p.
324-325
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
Microstructure and tensile properties in FSW stir zones of high phosphorus weathering steel at different rotation rates were investigated by considering grain size, the hard phase, and phosphorus segregation.
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唐 詠詩, 蒋 鋒, 廣畑 幹人, 森貞 好昭, 椋田 宗明, 藤井 英俊
p.
326-327
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
大型鋼構造物の溶接継手止端部は,繰返し荷重により疲労き裂が発生しやすい部位であり,各種の疲労対策技術が適用されている.本研究では,摩擦攪拌プロセスによる止端部形状の改良,残留応力の低減,金属組織の微細化を図る新たな疲労対策技術の開発を試みている.本稿では,構造用鋼材の突合せ溶接継手止端部に傾斜摩擦攪拌プロセスを適用し,止端形状,残留応力,硬さの変化の傾向を検討した結果を報告する.
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森 正和, 長谷川 裕介, 杉本 将佑, 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
328-329
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌接合を用いた突合せ接合時において,突合せ面に生じるギャップは攪拌部における欠陥や空孔の原因となる.本研究では,鋼材の突合せ時に生じるギャップ幅が継手の特性に与える影響について 調査した結果を報告する.
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山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊, ゴン ウー, ハルヨ ステファヌス, 川崎 卓郎
p.
330-331
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌接合(FSW)は接合条件により入熱量を変化させられるため、微視組織の制御が可能である。中Mn鋼に対するFSWでは接合部に残留オーステナイト(γ)を残存させることに成功しているが、その相安定性、変形中の各構成相の役割や変態誘起塑性効果の寄与は不明である。そこで本研究では、引張変形中その場中性子回折法を用いてFSWした中Mn鋼攪拌部の残留γの変態挙動および各構成相の変形挙動について検討した。
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川田 悠介, 鴇田 駿, 佐藤 裕, 和田 武, 加藤 秀実
p.
332-333
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年開発された金属溶湯脱成分法によって得られるナノスケールオープンポーラス金属はその表面積の大きさから触媒や電極およびその担持体などへの応用が期待されているが、その実用化は道半ばである。本研究では、その実用化に向けた第一歩としてポーラス化前の前駆合金と汎用金属の摩擦攪拌接合を行い、接合部のミクロ組織を調査することで、汎用金属に接合した前駆合金のオープンポーラス化の可能性を検討した。
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柳楽 知也, 中村 照美, 澤口 孝宏, 森 正和, 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
334-335
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
Fe-Mn-Si系合金は、優れた疲労寿命を有していることから、次世代の制振ダンパー材料として期待されているが、凝固割れ感受性が高く、溶接性を克服することが課題となっている。本研究では、10mm厚のFe-Mn-Si系合金を対象にpcBNツールを用いて摩擦攪拌接合を行い、健全な接合部が得られる接合条件の探索を行った。また、微細組織や引張特性、疲労特性について調査を行った。
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謝 帛穎, 鴇田 駿, 佐藤 裕, 蔡 哲瑋
p.
336-337
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
微細析出物により優れた高温特性を有するAl
0.2Co
1.5CrFeNi
1.5Ti
0.3ハイエントロピー合金は、溶融溶接を行うと凝固偏析にともなう析出物の偏りにより、顕著に軟化することが知られている。一方、固相接合の一種である摩擦攪拌接合では、熱影響部の析出物の固溶による軟化が生じる。接合後熱処理に伴い再析出が期待できるため、本研究では接合部の組織および機械的特性に及ぼすご接合後熱処理の影響について調べた。
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尾和 智信, 清水 保雄, 貝梅 正二, 岩本 多加志, 橋本 佳男
p.
338-339
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
著者らは,カーボンナノチューブ等を強化材とした摩擦攪拌プロセス (FSP) によるアルミニウム(Al)合金複合材の作製に成功した.構造部材の軽量化に欠かせないAl合金であるが,鋼材に比べ耐摩耗性に劣る.省エネルギー技術開発の推進を図るため,固体潤滑材として使われるMoS2をAl合金に添加し摩耗特性の向上が図れないか検討した.その複合化プロセス,顕微鏡組織観察,すべり摩耗特性等を評価・検討した.
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柳 悠輔, 山本 啓, 伊藤 和博
p.
340-341
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
鋼構造物の溶接部の疲労強度改善に摩擦攪拌プロセス(FSP)は有効であることを明らかにしてきた.この表面改質技術では,攪拌部表層にWCツール構成元素を過飽和固溶させることが鍵であった.しかしながら,施工荷重が大きく,その荷重を低減することが本プロセスの適用範囲拡大に重要と考えている.本研究ではツール径を変化させ,低荷重下でも当該効果を発現できる条件を明らかにする.
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木元 慶久, 長岡 亨, 武内 孝, 森貞 好昭, 藤井 英俊, CENGERI Peter, SCHAFLER Erhard, ZEHET ...
p.
342-343
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
水素はカーボンニュートラルの達成に向けて戦略的に重要なエネルギーキャリアである.水素吸蔵合金粉末の一般的な製法であるボールミリングは,長時間を要し高コストである.近年,より実用的な代替製法として,強ひずみ加工による水素吸蔵合金の結晶粒超微細化・ナノ組織化が注目されている.本研究では,摩擦攪拌プロセスまたは高圧ねじり加工を受けたZK60マグネシウム合金から削り出した粉末の水素吸蔵特性を比較した.
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渡邉 彰吾, 小出 鷹史, 中野 正大
p.
344-345
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
溶接技術競技会の採点には,外観判定や放射線透過試験,曲げ試験などが適用される.外観判定は判定基準に基づき評価員が判定し,曲げ試験を行う場合は作製した作品を保存できない.そこで、溶接技術競技会における作品の外観判定にビード形状の自動判定技術を適用し,より正確な判定と判定時間の短縮ができた.また,溶接ビード形状の再現技術によって溶接ビード形状のレプリカを使用した表彰盾を選手に提供することができた.
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北野 萌一, 齋藤 昇, 高橋 毅
p.
346-347
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
溶接作業デジタルデータ(溶融部幅やトーチ移動履歴等)と機械学習技術を活用して、若手技能者が熟練技能者に近づくための作業修正方針を提案する手法を検討する。具体的には、ある時刻tでの溶接部の状態や技能者の行動等を入力すると、次の時刻t+1での行動等を推定する機械学習モデルを構築する。構築したモデルにより、各技能者の行動履歴に対応した熟練者らしい行動履歴を提案できることをデータ科学的手法により検証する。
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堀尾 恵一, 福岡 竜弥, 渡邉 彰吾, 中野 正大
p.
348-349
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,熟練度の異なる溶接士間のトーチ軌道の相違点について,自己組織化マップと呼べれるニューラルネットワークモデルを用いて解析する.さらに,各トーチ軌道と対応するビード形状の関係性について正準相関分析の結果に基づき考察する.
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朝長 直也, 中島 均, 髙橋 潤也, 藤井 信之
p.
350-351
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
アーク溶接中に放射される紫外放射は,主に角膜の急性炎症などの障害を引起こすとされる.本研究では,交流パルスミグ溶接機を用いたアルミニウム合金薄板の溶接中に放射される紫外放射の有害性をACGIHの勧告に基づき,評価を行った.本発表では,母材と溶接ワイヤの組合せなどが,紫外放射の有害性に及ぼす影響について検討を行い,その結果を基に溶接作業者が講ずべき保護対策について検討した内容について発表する.
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