小児耳鼻咽喉科

第2回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会「特別講演I」小児耳鼻咽喉科医療の目指すもの

2007 年 28 巻 3 号 p. 163-168
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_163

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第2回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会「特別講演」先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染と聴覚障害

2007 年 28 巻 3 号 p. 169-173
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_169

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第2回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会「教育講演」小児のめまい

2007 年 28 巻 3 号 p. 174-179
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_174

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第2回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会「シンポジウムI」小児咽喉疾患-心dなんと治療のポイント

2007 年 28 巻 3 号 p. 180-198
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_180

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第2回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会「シンポジウムII」小児急性中耳炎をめぐって

2007 年 28 巻 3 号 p. 199-222
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_199

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咽後膿瘍を疑われた川崎病の2例

飯ヶ谷七重, 守本倫子, 川城信子, 松本務, 曳野圭子, 泰地秀信

2007 年 28 巻 3 号 p. 223-229
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_223

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急性咽後膿瘍が疑われた川崎病の2症例を経験した. 症例1は5歳男児. 発熱,頸部腫脹,頸部痛を主訴に来院し,抗菌薬治療により症状が改善せず,皮疹や眼球結膜の充血など川綺病の諸症状を認めるようになり,ヒト免疫グロブリンとアスピリンにて症状が改善した. 症例2は4歳女児. 発熱,頸部痛,CTにより咽後膿瘍が疑われ,抗菌薬にて症状が改善しなかったため当院紹介入院となった. やはり皮疹,眼球結膜充血など川崎病の所見が認められたため,直ちに治療が行われ,経過は良好である. 2症例とも発症から1週間以内に川崎病と診断,適切な治療が施行され,心血管障害を合併することもなく経過良好であった. 抗菌薬治療に効果が認められない頸部リンパ節腫脹,咽後膿瘍を認めた場合は,川崎病も念頭に置き速やかに対応する必要があると考えられた.

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口腔内力ンジダ症を反復し,慢性皮膚粘膜カンジダ症と診断した1例

今井丈英, 新藤史子, 高瀬真人, 飛田正俊

2007 年 28 巻 3 号 p. 230-234
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_230

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慢性皮膚粘膜カンジダ症は原発性免疫不全症のひとつであり,皮膚・爪・粘膜(特に口腔)に生じる再発性の表在カンジダ感染が特徴である. われわれは鵞口瘡を反復する1歳男児を精査し慢性皮膚粘膜カンジダ症と診断した. 疾患診断時は抗真菌剤口腔内塗布で改善せず,入院にて抗真菌薬ミカファソギンの経静脈投与をおこない治癒した. 退院後の口腔内白苔再燃時や爪カンジダ症発症時はフルコナゾール内服で改善した.
免疫学的検査ではカンジダ抗原を用いたリンパ球増殖反応は陽性,遅延型皮膚反応は陰性だった. 他の免疫検査ではIgGサブクラスの検討でIgG2が低値であった.
今後の治療はアムホテリシンBを継続的に予防内服させ,症状悪化時に他の抗真菌薬を内服あるいは静注し対応する方針である.

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当院における小児めまい症例の検討

神前英明, 福井潤, 清水猛史

2007 年 28 巻 3 号 p. 235-238
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_235

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めまいを主訴に受診する患者層は中高年齢が多いため,小児のめまい症例は比較的頻度は少ない. 幼少時の場合は問診での診断が難しく,検査も充分に行えない. また,初診時は小児科を受診することも多いと予想される. そこで過去10年間に当院耳鼻咽喉科,小児科にて取り扱った小児めまい症例98名について検討した.
乳幼児期の症例は98例中6例と少なく,学童期になるにつれ患者数は増加傾向にあった. 全身性34例(34.7%),内耳性27例(27.6%),中枢性12例(12.2%),心因性9例(9.2%),障害部位・原因不明16例(16.3%)であった. 疾患別では起立性調節障害が32例と最多であった. 内耳性疾患では良性発作性頭位めまい症,内耳炎が7例とそれぞれ多かった. 実際のプライマリーケアは小児科で行われることが多いため,診断・治療には小児科,耳鼻咽喉科,それぞれの長所・特性を生かした連携が望ましい.

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小児側頭骨線維性異形成症の1例

西村幸司, 佐藤宏昭

2007 年 28 巻 3 号 p. 239-243
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_239

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線維性骨異形成症は主に長管骨にみられる骨の異形性と線維性組織からなる非腫瘍性骨疾患であり,側頭骨に発生することはまれである. 今回我々は側頭骨に限局した線維性骨異形成症に外耳道形成を施行し,聴力の改善が得られた症例を経験したので報告する. 症例は12歳の女児. 左難聴を主訴に受診した. 初診時左側頭部は軽度膨隆しており,左外耳道は全周性に閉塞していた. 側頭骨CTにて左側頭骨内に広範囲に広がるスリガラス状陰影を,全身骨シンチグラムでは左側頭部にのみ強い集積を認めた. Monostotic typeの側頭骨線維性骨異形成症と診断した. 左伝音難聴の改善希望が強いため,全身麻酔下に病変の部分除去と左外耳道形成を施行した. 術後気骨導差は消失し,2年8カ月で外耳道の再狭窄を認めていない.

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「小児急性中耳炎診療ガイドライン」の鼓膜所見と臨床症状に関する検討

特に発熱について

宇野芳史

2007 年 28 巻 3 号 p. 244-249
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_244

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小児急性中耳炎診療ガイドラインの重症度判定の各項目のうち臨床症状の中の発熱について,重症度判定に及ぼす影響,鼓膜所見の重症度との相関につき検討を行い,下記の結果を得た.
1)重症度判定における発熱のスコアの加算,非加算は,重症度スコアの合計点数による分類,平均値および中央値に有意差をもつような影響を与えなかった.
2)発熱のスコアは,重症度分類においては,重症度スコア12点,13点の症例の重症度分類に対しては影響を与えたが,中等症例,軽症例の重症度分類に対してはほとんど影響を与えなかった. その結果,発熱のスコアを加算しない場合には中等症例の増加が認められた.
3)急性中耳炎の本来の中耳の病態を示していると考えられる鼓膜所見の合計スコアと発熱の程度との間に有意な相関関係は認められなかった. すなわち,急性中耳炎の重症度とは関係しないのではないかと考えられた.

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診療メモ

2007 年 28 巻 3 号 p. 250-251
発行日: 2007年
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.11374/shonijibi1980.28.3_250

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