日本ハンセン病学会雑誌
Online ISSN : 1884-314X
Print ISSN : 1342-3681
ISSN-L : 1342-3681
72 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 菊池 一郎
    2003 年 72 巻 1 号 p. 3-9
    発行日: 2003年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    A brief history was reviewed of Hansen's disease control in Miyakojima, Okinawa.
    National Sanatorium Miyako Nanseien played a leading role, while Miyako Skin Clinic, an outpatient clinic present between February 21, 1970 and April 1, 1987 played an important role in finding new cases and in the treatment of some cases. A schoolchildren survey was conducted by a team of specialists in 1967.
  • 森 修一, 加藤 三郎, 横山 秀夫, 田中 梅吉, 兼田 繁
    2003 年 72 巻 1 号 p. 11-25
    発行日: 2003年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    本研究は戦前、日本に唯一存在したハンセン病患者の自由療養地である群馬県吾妻郡草津町湯の沢部落の社会科学的分析の中から、何がハンセン病患者の隔離の二つの側面である「迫害されている患者の社会の圧力からの保護」と「感染源である患者からの社会の防衛」のダイナミズムを後者への優位に導いていったのかを明らかにすることを目的とするものである。その過程は湯の沢部落の実態の解明(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究I、II」)、自由療養地議論の展開と消滅の過程の検証と湯の沢部落の関わり(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究III」)、湯の沢部落消滅後にその精神が日本の隔離政策に与えた影響(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究IV」)などの研究の総体である。
    本稿では湯の沢部落がどのようなコミュニティーであったのかを概説した。ここで見る湯の沢部落は、病者の集団というイメージではなく、一般人のコミュニティー以上に活気があり、自治のシステム、施設等が完備された先進的なコミュニティーであった。
  • 森 修一, 加藤 三郎, 横山 秀夫, 田中 梅吉, 兼田 繁
    2003 年 72 巻 1 号 p. 27-44
    発行日: 2003年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    本研究は戦前、日本に唯一存在したハンセン病患者の自由療養地である群馬県吾妻郡草津町湯の沢部落の社会科学的分析の中から、何がハンセン病患者の隔離の二つの側面である「迫害されている患者の社会の圧力からの保護」と「感染源である患者からの社会の防衛」のダイナミズムを後者への優位に導いていったのかを明らかにすることを目的とするものである。その過程は湯の沢部落の実態の解明(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究1、II」)、自由療養地議論の展開と消滅の過程の検証と湯の沢部落の関わり(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究III」)、湯の沢部落消滅後にその精神が日本の隔離政策に与えた影響(「草津湯の沢ハンセン病自由療養地の研究IV」)などの研究の総体である。
    本稿では湯の沢部落の歴史を描き、その変遷の過程における住民たちの努力、キリスト教者たちの活躍を描くと共に、国家によるハンセン病政策の変遷、特に明治期からの隔離政策と湯の沢の関係が密接である点を示した。またここに、逆境下でも人間はいかに生きようとするのか、何を望むのかを描き、自由療養地の価値をそこに示した。
  • 石井 則久
    2003 年 72 巻 1 号 p. 45-47
    発行日: 2003年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
feedback
Top