老年看護学
Online ISSN : 2432-0811
Print ISSN : 1346-9665
2 巻, 1 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 野口 美和子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 4-5
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 中島 紀恵子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 6-
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 中島 紀恵子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 7-16
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 永田 久美子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 17-24
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 高崎 絹子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 25-30
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 田中 とも江
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 31-35
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 高村 浩
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 36-39
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 恵美子, 深井 郁子, 金川 克子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 40-51
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    目的:様々な種類の介護機器の中から,寝たきり予防の中心ともなる移動のための介護機器である移動用リフトおよび車椅子に注目し,以下の目的で研究を行った.(1)移動用リフト・車椅子を利用している在宅要介護高齢者の実態を把握する.(2)移動用リフト・車椅子の利用頻度による在宅要介護高齢者の特性を明らかにする.(3)移動用リフト・車椅子の利用状況の実態を明らかにする.方法:都内の2カ所の訪問看護ステーション利用者のうち,移動用リフト及び車椅子の利用者35名を対象に,家庭訪問による質問紙を用いた面接調査を実施した.結果:要介護高齢者の年齢は80歳以上が全体の半数を占め,寝たきりの原因疾患は,脳血管障害が71.4%と最も多かったADLは,屋内での生活は何らかの介助を要するが,座位保持可能な対象が最も多く60.0%であった.移動用リフト・車椅子の利用時間によって,利用する対象の特徴に違いがみられ,また,その利用状況によって「室内型」,「室外型」,「室内・室外両用型」,「放置型」の4つのタイプに分類された.結論:1.在宅で移動用リフト・車椅子を利用していた要介護高齢者の特徴は,後期高齢者であり,脳血管障害による寝たきりが多く,寝たきり期間は平均3.4年,ADLは座位保持に介助が必要な者が70%であり,QOLは比較的高かった.介護者は女性が約80%を占め,介護時間がほぼ終日であるのに対して,介護負担感は比較的低かった.2.車椅子の利用頻度が高い要介護高齢者の特徴は,脳血管障害,片麻痺,座位保持可能な者が多く,QOLは比較的高かった.また,車椅子利用群が,車椅子利用なし群に比べてADL,QOLが高く,また,介護負担感が高い傾向が見られた.3.車椅子の利用タイプは,「室内利用型」,「室外利用型」,「室内・室外両用型」,「放置型」に分類でき,それぞれのタイプに特徴があることがわかった.
  • 狭川 庸子, 金川 克子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 52-60
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    外来通院中の女性慢性関節リウマチ患者のトイレ動作困難の実態を明らかにし,外来で簡便に得られ,トイレ動作困難度を予測できる指標を検討する目的で,一大学病院の外来に通院中の50歳以上の女性慢性関節リウマチ患者51名に対して,調査票を用いた面接調査を実施した.通院患者の88%に何らかの困難がみられ,困難な動作として頻度の高かったのは「和式トイレでしゃがむ」「衣類・下着を上げる」「衣類・下着を下ろす」であった.予測因子として,年齢,院内での移動状況,手の変形・腫脹の程度,ペインスコア,起立テスト,握力をあげ,各トイレ動作項目の困難度,およびトイレ動作困難度の総点との関連を見た.困難度総点に対しては,起立テストが最も関連が強く,ペインスコア,移動状況も有意な関連を示した.各トイレ動作に関しては,困難な患者の多かった「和式トイレでしゃがむ」「衣類の上げ下げ」の困難度と握力との関連が強かった.
  • 佐藤 和佳子, 川原 礼子, 山田 紀代美
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 61-68
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    House-boundにある在宅要介護高齢者の自立支援対策を検討するために, 1年半のADL自立度の変化およびADL各動作項目の自立度の変化について検討を行った.その結果,1.House-boundにある高齢者のADLの変化は,第2次調査では対象者の43.5%,第3次調査では対象者の50.0%が,第1次調査より身体的自立度の上昇を示した.2.House-boundにある高齢者のADLの各動作項目における1年半の変化では,失禁状態を評価する「排尿コントロール」,「排便コントロール」,ならびに,「ベッド・椅子・車椅子の移乗」,「歩行・車椅子による平面移動」の動作が最も変化しやすい項目であった.以上により,house-boundにある要介護高齢者は,ADL上昇の可能性を十分保有する対象群であり,排泄機能,移動能力保持へのより強力な自立支援対策が必要であると考える.
  • 山田 律子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 69-78
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,痴呆性老人の摂食困難とそれに影響を及ぼす要因について検討し,ケアのあり方を探ることである.1994年9月の時点で,札幌市内にある某老人病院に入院中で,看護婦が摂食困難の状態にあると判断した65歳以上の患者60名について,そのケアに関わっている看護婦30名に対して実施した質問紙票を原資料とした.今回は,原資料の老人60名中「痴呆」と診断された48名を対象とし,分析した結果,以下の知見を得た.1)痴呆性老人の摂食困難として,「摂食動作上の困難」「摂食リズムの乱れ」「むせ」の3つが挙げられた.2)摂食動作上の困難は,主に痴呆の重症度や利き手側の上肢機能障害と関連していた.このうち「器から食物をすくう」動作については,痴呆の重症度のほかに食物形態,坐位保持の状態とも関連していた.3)摂食を中断するような摂食リズムの乱れとして,「よそ見をする」「口を開けようとしない」「食物を口中に溜める」「手の動きが止まる」などの状態が多く挙げられた.4)「むせ」は,痴呆の重症度や食物形態,坐位保持の状態と強く関連していることが示された.痴呆性老人の摂食困難の中にはケアに依拠する要因も多く,摂食困難の特性を踏まえた援助を検討することで改善される摂食困難もありうることが示唆された.
  • 北川 公子, 中島 紀恵子, 竹田 恵子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 79-86
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,痴呆性老人の転倒経過と痴呆の進行との関係を明らかにすることである.対象は,特別養護老人ホーム入所者44名で,3年間に発生した転倒をケース記録から把握した.転倒の反復性という視点から転倒経過を分類した結果,6カ月間に4回以上転倒した頻発群(20名),3回以下の散発群(16名),転倒なし群(8名)に分けられた.頻発群は痴呆の進行とADLの低下が他群に比して顕著であった.散発群は,転倒なし群に次いで痴呆やADLの障害が軽いが,知的機能の低下は頻発群とほぼ同じ程度であった.また,3年間の死亡者は10名(うち9名は頻発群)で,最終転倒から死亡までの間に,身体兆候や尿失禁,嚥下困難を複合させたほぼ寝たきり状態の期間が7カ月の範囲でみられた.転倒の反復性を観察評価することは,痴呆の重度化を抑止するケアの創出に寄与する可能性が示唆された.
  • 佐瀬 真粧美
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 87-96
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本研究は,老人保健施設への入所にかかわる老人の自己決定プロセスを明らかにするために, 32名の老人とその家族に半構成の面接を行った.その結果,以下の7つのタイプの《入所に関する自己決定プロセス》を見いだした.(1)入所を主体的に決定できた【主体的に決定】,(2)与えてもらった選択肢に肯定的に順応し,入所を決定した【与えられた選択肢に順応】,(3)家族が決めてくれたことを信頼し,委ねるという決定をした【家族の決定に委託】,(4)あきらめたり,我慢して家族の決定に従うという決定をした【家族の決定に忍従】,(5)自分にとって合理的に問題を処理し,家族のした決定に譲り従う決定をした【家族の決定に譲歩】,(6)家族に言われるまま,決断することができないまま施設に入所してしまった【決定不能】,(7)決定に全くかかわることができずに,施設に入所してしまった【決定に関与させてもらえない(自己決定プロセスなし/全くの他者決定)】.
  • 麻原 きよみ, 百瀬 由美子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 97-105
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本研究は,在宅要介護老人の介護者の世間体と保健・福祉・看護サービス利用,および介護負担感との関係を検討することを目的として質問紙調査を行い,介護者45名について分析した.その結果以下のことが明らかとなった.(1)サービス利用に抵抗を感じる介護者は17.8%とその割合は低かったが,抵抗を感じない者より世間体の得点が有意に高く,世間体を気にする傾向がみられた.(2)入浴サービスを利用している介護者の方が世間体得点が有意に高く,世間体を気にする傾向がみられた.(3)世間体得点と介護負担感総得点,および介護負担感のカテゴリ得点のうち「痴呆の症状への対応」,「将来の心配」,「精神的健康の問題」とに関連がみられ,介護負担感が大きいほど世間体を気にする傾向がみられた.以上のことから,介護者のサービス利用を進め,介護負担を軽減するような看護職の関わりを考察した.
  • 金川 克子, 南澤 凡美, 奥野 茂代, 沼本 教子
    原稿種別: 本文
    1997 年 2 巻 1 号 p. 106-110
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
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