人間と生活環境
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20 巻, 2 号
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  • 2013 年 20 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • 2013 年 20 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • 2013 年 20 巻 2 号 p. App1-App2
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • -女親・男親が20代の子に及ぼす影響-
    松原 小夜子
    2013 年 20 巻 2 号 p. 111-119
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     20代若者とその女親・男親を対象として、日常生活における「もったいない」意識と実際の行動を捉えるとともに、親の行動および子へのしつけと、子の行動との関係および影響を分析した結果、以下の知見を得た。1)日常生活に関する「もったいない」意識は、子よりも親の方が高かった。2)実際の行動では、男性の子と男親において行動している項目は少なく、とりわけ男親では意識と行動の乖離が顕著であった。3)子へのしつけでは、全般に、男親よりも女親の方がしつけを行っているが、モノの修理に関しては、男親から男性の子へとしつける傾向にあった。4)両親の行動類型と子の行動類型との関係では、両親の行動が「高」の場合は、男女ともに、子も行動「高」となるが、両親が「低」の場合には、同じく行動「低」となることがわかった。5)親の行動および子へのしつけが、子の行動に影響を与え、女性の子では女親の行動の影響が強く、男性の子では、男親からのしつけの影響とともに、男親と女親の行動の影響もみられることがわかった。6) 省資源・省エネルギー的な生活を進展させる鍵は、男性の子および男親の行動にあると考察された。

  • 福永 聖子, 庄山 茂子
    2013 年 20 巻 2 号 p. 121-128
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     和食の料理番組においては、料理工程や完成時の画面に、字幕やテロップが使われる。本研究では、異なる文字色と背景色ならびに異なるフォントのテロップが用いられた8画面について、可読性やおいしさ感にどのような違いがみられるか調査した。女子学生27 名を対象に、SD法により検討した。因子分析の結果、おいしさ、可読性、楽しさ、くつろぎ、文字の弱さの5因子が抽出された。可読性では、文字と背景の明度(Y値)差がほぼ同一の場合、彩度(刺激純度)差の大きい方が評価が高かった。また、文字と背景の明度差と彩度差が異なる場合は、明度差と彩度差の大きい方が評価が高かった。さらに、おいしさ感では楷書体の評価が高く、赤紫や黄緑などを使用した多色使いのテロップのおいしさ感は評価が低かった。

  • 滝本 成人, 堀越 哲美, 弓立 順子, 宮本 征一
    2013 年 20 巻 2 号 p. 129-136
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     本研究は、硬さと組み合わせの異なるウレタンフォーム複層クッション材を18種類用いて、心理評価実験と体圧分布測定を行い、クッション材の座り心地評価の新たな指標化を試みた。心理評価実験ではSD法を用いて、健康な男女16名の被験者に11項目の心理評価を依頼した。体圧分布測定は20mmHg毎に設定し、それぞれのクッション材の全体面積・最大圧力・平均圧力を測定した。これまで一義的にしか捉えてなかった体圧分布測定を、クッション材の各帯域面積を考慮して求めることができた。体圧分布と7種類の主観的な評価の間で強い相関が見いだされた。心理評価実験と体圧分布測定の結果から、重回帰分析により,全体面積・最大圧力・平均圧力・各帯域面積を説明変数とした座り心地予測のための、重回帰式を導出した。

  • 島﨑 康弘, 犬飼 義秀, 竹谷 翔平
    2013 年 20 巻 2 号 p. 137-145
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     夏季の暑熱障害の多発が問題となっており,高齢者の発症例がその多くを占める.また,屋内における暑熱障害の発生件数も少なくない.高齢者は加齢により身体機能が低下し,また温熱感受性にも若年者と違いが生じていると考えられることから,被験者実験により日常起こりうる程度の活動量時の温熱生理,心理反応の特徴を明らかにする試みを行った.高齢者群および若年者群に対して,夏季の室内静穏環境にて20分間運動し,その前後10分間の座位時と併せて40分間の実験を実施した.運動は55m/minおよび30m/minでの歩行とした.本実験の運動強度において,同強度の歩行に対し,高齢者群は若年者群より高い代謝量を示した高齢者群で個体差が見受けられるが,総じて代謝量変動に伴う平均皮膚温および体内温の温度変化に高齢者群と若年者群で違いはみられなく,高齢者群の示した温熱快適域および温熱感受性は若年者群と同等であった.また,高齢者群は若年者群より熱負荷を大きく受ける傾向があった.

  • 宋 武, 下村 義弘, 勝浦 哲夫
    2013 年 20 巻 2 号 p. 147-153
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     午前中の単波長光曝露を行い, 光曝露中における覚醒水準および覚醒水準と朝型/夜型行動特性の関連を検討した. 単波長光は638nm, 523nm, 465nmにピークを持つLED電球により曝露された. 放射照度は73.4μW/cm², 74.2μW/cm², 76.9μW/cm²であった. 測定項目は, 脳波α波帯域率, 時間推定, KSS主観眠気評価であった. 被験者の行動特性として朝型/夜型質問紙(MEQ)スコアが測定された. 統計解析は一元配置反復測定分散分析を行った. そして, 単波長光曝露に対する覚醒水準への影響と、個人差の1要素となる朝型/夜型行動特性との関連を調査するため, 波長条件ごとに, 横軸をMEQスコア, 縦軸を各種生理指標とする相関分析を行った. 結果は光曝露中と曝露直後, 465nm条件で638nm条件より10:30と12:05のCz部位のα波帯域率が有意に高かった. また, 465nm条件で638nm条件より10:30と12:05のKSS主観的眠気の得点は有意に高かった. また, 光曝露中と直後の10:00, 11:00, 12:00に一貫して, 465nm条件より638nm条件で180秒の時間推定は有意に短くなった. さらに, 465nm条件で光曝露中(10:30)と直後(12:05)の脳波α波はCzにおけるMEQとの相関が有意な負の相関を示した. したがって, 本実験の単波長光曝露は465nm条件で被験者の覚醒水準が低かった. この結果は朝型/夜型行動特性が中間型より, 夜型のほうが強かった. 夜型傾向に対し, この影響は赤色光より青色光のほうが顕著であることが示唆される. これはメラノプシンの感受性の概日リズムがあることが考えられる.

  • -家庭内生活慣習および学校での授業の影響-
    松原 小夜子
    2013 年 20 巻 2 号 p. 155-165
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/03/22
    ジャーナル フリー

     10代若者を対象として、日常生活における「もったいない」意識と実際の行動を捉えるとともに、それらと家庭内生活慣習、親の行動、学校での授業などとの関係および影響を分析した結果、以下の知見を得た。1) 10代若者の「もったいない」意識と実際の行動は、男女ともに高い値であったが、意識と行動による類型では女性の方が有意に高かった。2) 10代若者においても、「もったいない」意識と実際の行動との乖離があり、さらに行動を高めることが重要である。3) 学校での授業との関係では、地球環境等に関する学習は意識と関連があり、暮らし方に関する学習は、意識と行動の両方に関連があった。4) 子の行動には、親の行動とともに、学校における暮らし方に関する学習も影響していた。5) 子が学校の授業で学んだ内容から、親世代も間接的に影響を受ける可能性が示唆された。6) 10代若者の行動を高めるには、親自身が自らの行動で示すとともに、学校での授業、とりわけ体験学習を通して、具体的で実践的な暮らし方を教授することが重要であると考察できた。

  • 2013 年 20 巻 2 号 p. 166-
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • 2013 年 20 巻 2 号 p. 167-
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • 2013 年 20 巻 2 号 p. 168-169
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
  • 2013 年 20 巻 2 号 p. 170-
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/07/05
    ジャーナル フリー
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