日本微生物學病理學雜誌

ぢふてりー毒素中毒時ニ於ケル諸内分泌臟器ノ病理組織學的變化並ニびたみんC含有量ノ消長ニ關スル實驗的研究

第21編全編ノ總括考按及結論

堂本昌鎬

1943 年 37 巻 8 号 p. 577-593
発行日: 1943/08/01
公開日: 2009/08/24

DOIhttps://doi.org/10.3412/jsb1928.37.577

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余ハ健康家兎ニぢ毒素ヲ靜脈内ニ注射シ,此ニヨリ惹起セラルヽ,諸内分泌臟器ニ於ケル,病理組織學的變化並ニびたみんC含有量ノ消長ニ就テ檢索シ,既ニ其ノ得タル知見ヲ第1-20編ニ亘リテ報告セリ.本編ニ於テハ,主ニ諸内分泌臟器ニ於ケル,該組織學的變化ヲ綜合的ニ總括シ,更ニ,びたみんC含有量ノ消長ト組織學的變化トノ關係ヲモ,併セテ考察シ,次ノ如キ結果ニ到達セリ.
ぢ毒素ニヨル,各内分泌臟器ニ於ケル,組織學的變化ヲ觀ルニ,中毒初期ニハ機能亢進ノ像ヲ示シ,末期ニハ機能減退ノ像ヲ呈シ此ニ對スル感受性ノ強度ハ,副腎,腦下垂體,膵臟,卵巣,睾丸,上皮小體,松菓腺,脾臟,胸腺及甲状腺ノ順序ナリ.
而シテ,びたみんC含有量ハ,組織學的ニ,機能亢進ノ像ヲ呈セル時期ニハ,増加シ,機能減退ノ像ヲ示セル時期ニハ,減少セルモ,びたみんC含有量ノ増減ト組織學的變化トノ間ニ,一定ナル關係ヲ認メ難キ場合少カラズ.

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腫瘍ノ發育増殖ニ關スル實驗的研究

第1編發育促進物質トシテノ腦下垂體前葉ほるもん及ビびたみんA

廣瀬香

1943 年 37 巻 8 号 p. 594-634
発行日: 1943/08/01
公開日: 2009/08/24

DOIhttps://doi.org/10.3412/jsb1928.37.594

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加藤系家兎肉腫ヲ移植セル家兎ニ於テ腦下垂體前葉ほるもん及ビびたみんAヲ或ハ單獨ニ或ハ複合シテ投與セル場合其ノ發育増殖ノ如何ニ就キ檢索セリ.其結果前記兩者ヲ複合投與シタル場合ニ最モ著明ナル腫瘍ノ發育増殖ヲ認メタリ.即チ發育促進物質トシテノ腦下垂體前葉ほるもんハびたみんAトノ共存ニ於テ最モ著明ニ作用スルモノナルヲ學ベリ.尚此場合血清これすてりん及ビ血糖ノ消長ヲ檢索セルニ前者ハ幾分並行的關係ヲ認ムルモ後者ハ寧ロ無關係ナルカノ觀ヲ呈シタリ.

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人系及ビ動物系抗酸菌ノ免疫學的研究

池田令吾

1943 年 37 巻 8 号 p. 635-662_1
発行日: 1943/08/01
公開日: 2009/08/24

DOIhttps://doi.org/10.3412/jsb1928.37.635

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人系及ビ動物系抗酸菌數株ヲ以テKoch氏現象ノ試驗ヲ行ヒ,供試菌ハ多少ニ拘ラズ該現象ヲ呈スルヲ見タ.其中最モ強イ反應ヲ起シタ3菌株ヲ用ヒ結結免疫實驗ヲ行ツタ. 1mgデハ1菌株ヲ除キ免疫力明カデナイガ, 4～5mgデハ相當著明ナ感染防禦力ヲ示シタ.此ノ3菌株ト61株ノ各種抗酸菌ヨリ得タ沈降元トヲ用ヒ沈降反應ヲ試ミタ.之ニ依リ3株ノ中, 1株ハ結核菌ノ變異種ト思ハレ,他ノ2株ハ結核菌ニヨク反應シ,之ト何等カノ關係ガアル樣ニ思ハレタ.此ノ中2株ハ海〓,家兎ニ病變ヲ起サズ,他ノ1株ハ家兎ニBCG程度ノ輕キ病變ヲ起シタニ過ギナイ.

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