歯科薬物療法
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25 巻, 1 号
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  • 野田 香代子, 野村 城二, 松村 佳彦, 柳瀬 成章, 関田 素子, 田川 俊郎
    2006 年 25 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    遅発性ジスキネジアを有する78歳男性の下顎角部骨折を伴った難治性慢性下顎骨骨髄炎の1例を経験したので報告する.
    抗菌剤の投与, 皮質骨除去等での治療で効果がみられなかったため, 抗菌剤の動脈内投与を試みたところ, 副作用もなく, 著しい効果を認めた.
    自験例では, 既往歴に遅発性ジスキネジアがあることから, 難治性慢性下顎骨骨髄炎は筋の酷使による慢性腱骨膜炎と密接な関連を有するものと思われた.
  • 渡邉 京子, 白数 慎也, 大東 希好, 本山 正治, 小川 慶知, 中井 浩司, 大浦 清, 大東 道治
    2006 年 25 巻 1 号 p. 8-16
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    マクロファージは感染制御に必要不可欠であり, 自然免疫機構において重要な役割を担っている.感染が惹起されるとlipopolysaccharide (LPS) がマクロファージを刺激し, 炎症性サイトカインが産生される.IFN-γはマクロファージにとって重要な炎症性サイトカインのひとつである.また, 近年アデノシンA2a受容体が, 全身的及び局所的な炎症反応を抑制し終結させる負の生理的フィードバック機構に重要な役割を演じていることが明らかにされた.
    炎症反応を惹起するLPSとマクロファージを活性化するIFN-γ, そして炎症反応を抑制すると言われているアデノシン受容体の相互作用を調べることは有意義かつ有用であると考える.
    そこで今回は, アデノシン, ATP, LPS, IFN-γによるアデノシンA2a受容体発現の変動をマウスマクロファージ様細胞であるRAW264を用いて検討を行った.
    その結果, ATP (10-4M) およびIFN-γ (102・103unit/mL) においてA2a受容体発現の有意な増強が認められ, ATPおよびIFN-γがアデノシン受容体発現に影響を与える可能性が示唆された.
  • 今村 泰弘, 王 宝禮, 久野 知子, 音琴 淳一, 藤井 健男, 太田 紀雄
    2006 年 25 巻 1 号 p. 17-21
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ポストジェネティック時代では, 遺伝子と口腔疾患との関連をより理解することが必要である.例えば1塩基多型性 (SNPs) はDNA配列の多様性の中で最も一般的な様式であり, それらの解析の中で多くの遺伝子がカバーされている.SNPsテストなどの遺伝子検査を行うためには, 患者からDNAサンプルを得る必要がある.近い将来, 遺伝子検査はチェアサイドの手法として, 一般検査で広く用いられるようになるだろう.そのためには身体への侵襲が最小限であり, 患者に不安を与えない方法を用いることが最適となる.今回, われわれは歯ブラシを用いて舌粘膜細胞からDNAサンプルを回収する簡便な方法について報告する.
  • 2006 年 25 巻 1 号 p. 22-24
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 2006 年 25 巻 1 号 p. 25-30
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
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