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沓名 宗春, 村上 隆昭
セッションID: 439
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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ガスシールドアーク溶接用の半割れ型給電チップユニットに用いているチップカバーの形状がチップ寿命およびチップへのスパッタ付着に大きく影響する。そこで、チップカバーの形状を開発初期の形状から変えて、1体型チップのように先端に穴を明けた構造に変えたときの、半割れチップの寿命を計測した。チップカバーの形状変化により、チップへのスパッタの付着を減少させるとともに、給電チップの寿命を改善した結果を報告する。
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柿崎 智紀, 菊池 和幸, 日高 武史, 森本 朋和
セッションID: 440
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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片面溶接の能率を向上させる手法として、高溶着・高電流化や狭開先化が候補であるが、高温割れの発生が懸念される。本課題に対して、高能率施工となる片面タンデム溶接において、片面初層溶接金属の高温割れを改善すべく、良好な施工条件範囲を確認し、最適な溶接金属凝固形態を見出した。
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菊地 和幸, 澤村 直希, 澤口 直哉, 日高 武史, 森本 朋和
セッションID: 442
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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造船分野で適用されている鋼板は一時防錆剤(プライマ)が塗布されている場合が多いが,溶接時に,防錆剤がアーク熱により燃焼して発生したガスにより,溶接部に気孔欠陥が生じる。本研究では,高速すみ肉溶接施工における気孔欠陥について,各種溶接条件の影響を調査し,気孔発生現象の解明を行った。
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-ホットワイヤ・レーザ溶接法を用いた高靭性厚鋼板立向き溶接技術の開発(第5報)-
シティサック チャルネラサミ, 山本 元道, 篠崎 賢二, 枡田 康平, 矢島 浩, 福井 努, 中山 伸, 紙田 健二, 児玉 真二, 青 ...
セッションID: 443
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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本研究では,ホットワイヤシステムと高出力半導体レーザとを組み合わせた厚鋼板立向き溶接技術開発を行ってきた.本発表では,レーザ照射条件等の溶接条件の適正化を行い,高さ1mの大型試験体に適用した結果について報告する.
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近藤 大雅, 山本 元道, 篠崎 賢二, 木治 昇, 草場 卓哉, 大谷 直之
セッションID: 444
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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造船用鋼板には建造期間中の防錆のためにプライマー塗装が施されており,すみ肉溶接時のピット・ブローホールの発生原因となっている.本発表では,レーザ照射によるプライマー塗装除去の検討,およびその後のMAG溶接時の欠陥生成を調査した結果について報告する.
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内野 一成, 後藤 浩二
セッションID: 445
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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船体建造工程では,熱変形が少ないレーザ・アークハイブリッド溶接が期待されている.しかし,一般商船で扱う厚板向けの溶接条件として検討された例は少なく,一般商船の船体部に適用される板厚レベルでの実船建造施工例の報告は無い.本研究では,レーザとアークの組合せにより生じる複数の溶接パラメータを可変させた実験を行い,ビード形状及び溶接時に発生するスパッタへの影響について調査した.
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竹下 竜平, 後藤 浩二
セッションID: 446
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接は,溶接変形の低減,溶け込み深さの増大に伴うパス数削減や狭開先化等の多くの利点を有するため,船舶の建造において新しい溶接技術として期待されている.本研究では現状の船体建造工程で許容されるギャップ裕度においてハイブリッド溶接を適用することを目標に,健全な継手を製作できる溶接条件を探索し,ルートギャップに対する溶接条件の関係を調査した.
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古免 久弥, 茂田 正哉, 田中 学, 中谷 光良, 阿部 洋平
セッションID: 447
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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本研究では粉体をDEMで解き,流体を非圧縮性SPH法で解く連成計算モデルを用いて,サブマージアーク溶接中のフラックスの溶融過程とスラグの形成過程をシミュレートすることを試みた.その結果,熱源の移動に伴って近傍のフラックスが溶融し,熱源後方では溶融フラックスが再凝固してスラグを形成する様子が再現できた.また,形成されたスラグの厚みは実験結果と同程度であり,本計算の妥当性が示された.
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荻野 陽輔, 浅井 知, 平田 好則
セッションID: 448
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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GMA溶接においては,アークプラズマにより溶融した電極ワイヤ(溶滴)が母材へと移行する.そのため,アークプラズマのみならずこの溶滴も溶融池を形成する熱源となり,その挙動は溶込み形成現象に対して影響を及ぼす.本研究では,溶融池に注目した数値シミュレーションモデルを用いて,溶滴の温度や速度,溶滴移行の周波数などといった溶滴挙動が溶込み形成現象に及ぼす影響についてシミュレーションを行い,考察した.
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須貝 友裕, 藤本 貴大, 古免 久弥, 茂田 正哉, 田中 学, 迎井 直樹, 鈴木 励一
セッションID: 449
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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FCA溶接における溶融ワイヤの流動および溶滴の離脱を粒子法によってシミュレートすることを試みた. その際,粒子間の相互作用によって気化フラックスの押出力を模擬した。結果,溶融したワイヤーが電磁力と表面張力によって収縮して溶滴を形成し, 気化したフラックスからの押出力により下方へ離脱する様子が再現された.
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茂田 正哉, 田中 学
セッションID: 450
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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ティグ溶接時に母材から発生した金属蒸気はアーク周辺においてヒュームへと相変化するが、本研究ではそのヒュームを構成する一次粒子群の集団的な成長と輸送という非平衡過程を数値的にシミュレートした。シミュレーションは2次元軸対称場の制約の下であるが、高次精度を有する計算手法を採用することで、急勾配を有する粒子分布や流動ダイナミクス等がより正確に明らかとなった。
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田代 真一, 田中 学
セッションID: 451
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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ガスメタルアーク溶接は溶滴移行や金属蒸気の蒸発・輸送現象等を伴う非常に複雑なプロセスであり,その熱源特性は未だ十分に理解されていない.本講演では数値解析を通じてガスメタルアーク溶接プロセスにおける熱源特性の解明を試みた結果について報告する.
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小西 恭平, 田中 学, 茂田 正哉, 黒川 顕稔, 瀧田 朋広, 中林 誠治, 辻 あゆ里
セッションID: 452
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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ティグ溶接においてタングステン電極に添加されている酸化トリウム(トリア)の蒸発・拡散モデルを構築し、ティグ溶接モデルとの連成数値シミュレーションを行うことでタングステン電極内におけるトリウムの動的挙動を可視化・診断した。その結果、電極表面からのトリウムの蒸発が時間経過とともに進行し、トリウムの電極表面占有率が低下し始めると電極温度は急激に上昇し寿命に達することが明らかとなった。
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北村 佳昭, 田尾 博昭, 水野 雅夫, 黒川 顕稔, 小西 恭平, 田中 学
セッションID: 453
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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消耗電極式アーク溶接時、溶滴移行に応じた電流時間波形により、スパッタ低減等、品質改善が図られている。一方、電流波形がアーク現象に及ぼす影響については、定量的な数値解析はほとんどなされていない。本研究では、電流の時間変化に伴うアークの挙動変化を考察すべく、まずは複雑な溶滴移行現象を加味しないTIG溶接のアークモデルを用いて、時間項を加味した非定常数値解析を行った結果について報告する。
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MAMAT Sarizam Bin, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 454
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
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Effect of plasma electrode diameter droplet temperature was studied.As a result,the temperature decreased by decreasing of electrode diameter as an effect of changes in current density distribution.
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井上 雄太, 伊藤 充哉, 金子 裕良
セッションID: 455
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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100%Arをシールドガスに用いたクリーンMIG溶接ではシールドガスにO2を含まないためMAG溶接より接合部の靱性が向上できる.しかしアークがシールドガス外のO2を求めて溶融池前方を這い回る現象や溶融金属液柱が発生しビード蛇行が生じる.本研究では溶接現象を制御する方法として外部磁界を用いる方法に着目し,直流や交流の外部磁界を用いたクリーンMIG溶接のビード蛇行抑制法の有効性を検討した.
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芦田 強, 岡本 陽, 飛田 正俊, 山下 隆義
セッションID: 456
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
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セラミック裏当て材有りギャップ有りV型開先ワークに対して、MAG溶接中の溶融池やアークの状態をディープラーニングにより画像認識して、その認識結果に基づきトーチを制御し、初層自動溶接を行う手法を開発した。これによりギャップ変動や溶接線ずれがあっても適正な裏ビードを生成することが可能となったのでこれを発表する。
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小野 貢平, 恵良 哲生, 宮原 寿朗, 廣田 周吾
セッションID: 457
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
会議録・要旨集
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ワイヤ送給同期による溶滴移行制御の特徴は、ワイヤ送給方向がアーク期間中に正転、短絡期間中に逆転し、アーク再点弧時のスパッタ発生を極限まで抑える。この本溶接法が持つ優れた低スパッタ性能をグロビュール移行となる電流域でも適用させた。本溶接法を溶接材料にステンレスを用いた際の効果について報告する。
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古山 雄也, 川本 篤寛, 藤原 潤司
セッションID: 458
発行日: 2017年
公開日: 2017/12/20
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近年、自動車業界ではCO2排出量削減対策の1つである軽量化に向けて高張力鋼による薄板化が進んでいる。しかし、薄板ギャップ溶接では入熱過多により溶落ちや穴あきが発生するといった課題がある。これを解決するため、溶接ワイヤの送給制御と溶接電流の波形制御を組み合わせ、短絡とアークを毎秒100Hz以上の周期で繰り返すなかで、短絡周期に同期して入熱量を高速で切り替え制御するプロセスを開発したので報告する。
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