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山下 正太郎, 才田 一幸
p.
108-109
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
高温割れは,溶接金属部に生じるひずみと高温延性曲線が交差することで生じるとされるが,その高温延性曲線の取得方法については不明な点が多いのが現状である.本研究では,バレストレイン試験ならびに拘束緩和式U型高温割れ試験を用いることで凝固割れ発生限界ひずみの導出を試みた結果について報告する.
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Jae Hyeong Lee, Shotaro Yamashita, Tomo Ogura, Kazuyoshi Saida
p.
110-111
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
拘束緩和式U型高温割れ試験を用いて,高温割れ発生条件に対する冷却工程による温度履歴制御の影響を調査した.溶接部温度の冷却には,溶接部裏面に対して水を流しかけた.溶接部のひずみ履歴は,TIG溶接のみの場合に比較して水冷を適用することで減少した.これに対して熱弾塑性解析を行ったところ,水冷によるひずみ履歴低減は,溶融池後方の溶接部が水冷により温度低下することで強度が回復することに起因すると考えられる.
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三ツ井 佑太, 生島 一樹, 柴原 正和, 前田 新太郎
p.
112-113
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
高温割れは溶接施工時における重大な溶接欠陥であり、その発生を予測・防止することは非常に重要と言える.高温割れの発生の有無は,溶融部に作用する引張りひずみの大きさにより評価される.本研究では,溶接線に対して並進加熱を行い,その加熱により生じる熱膨張を利用することで,溶接部に圧縮のひずみを付与する新たな高温割れ防止策について提案し,その妥当性について,実験および解析を用いて検証を行う.
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前田 新太郎, 麻寧緒 , 柴原 正和, 吉岡 優馬, 福元 成雄
p.
114-115
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
高温割れは溶接施工時における重大な溶接欠陥であり、その発生を予測・防止することは非常に重要と言える。高温割れは,溶接金属の凝固に伴う冶金学的な因子と周囲の変形や拘束により生じる力学的な因子により生じる現象である.本研究では,溶接部に作用するひずみに加えて,溶接金属の凝固過程における偏析,凝固収縮を考慮した高温割れ解析手法を開発する.また開発手法の高温割れ発生予測に対する適用性について検討する.
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松尾 孟, 加茂 孝浩, 平田 弘征
p.
116-117
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
粒内変態組織のサイズに及ぼすC,CrおよびMoの影響を調査した。その結果、ブロックサイズはC量の増加に伴い微細化し、CrやMoを添加すると粗大化した。ブロックサイズに及ぼすγ相中のC拡散、変態組織の衝突および共鳴核生成の影響を考察する。
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中山 港陽, 宇都 恭平, 木坂 有治, 木村 文映, 寺崎 秀紀
p.
118-119
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
シールドガス組成およびチタン添加量を変化させたガスメタルアーク溶接金属中の酸化物を対象に統計的に酸化物、アシキュラーフェライト界面をナノ解析を行った。その結果、アモルファス酸化物が存在する場合にアシキュラーフェライトが形成されやすいことを統計的に示す。さらに、アモルファス酸化物からのアシキュラーフェライト形成メカニズムについても議論する。
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栗原 伸之佑, 小薄 孝裕, 浜口 友彰, 平田 弘征
p.
120-121
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
超々臨界圧ボイラの主蒸気管、再熱蒸気管等に広く用いられている9Crフェライト系耐熱鋼は、溶接継手の長時間クリープ破断強度低下が課題である。一方、Bを添加したASME Code Case 2839(9Cr-3W-3Co-Nd-B)は、長時間クリープ破断強度低下を低減した次世代ボイラ用材料として注目されている。本報では、Code Case 2839鋼溶接熱影響部の溶接ままでのミクロ組織に及ぼすBの影響を評価した。
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髙橋 潤也, 中島 均, 藤井 信之
p.
122-123
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
一般に,鋳鉄のアーク溶接では,多量に含まれる炭素の影響によって溶接部の継手性能は著しく低下する.著者らは過去に,軟鋼及びステンレス鋼溶加材を用いたアーク溶接法が適用可能であることを報告した.しかし,この研究では,一般に推奨されている熱処理は行われていない.
本研究では,これらの溶接部に熱処理を施し,硬さ試験,組織観察及び引張試験を行った.そして,熱処理が鋳鉄溶接部の継手性能に及ぼす影響を検討した.
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倉谷 清吾, 前村 達哉, 寺崎 秀紀, 林 宏太郎, 筒井 和政, 森口 晃治, 森戸 茂一
p.
124-125
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
低炭素鋼のミクロ組織は、その機械的性質に直接的に影響するため、ミクロ組織の正確な認識は重要である。古典的にはその認識は炭化物の位置によって行われているが、近年の機械学習の発展は、新たな認識法開発の可能性を示している。本研究は、特徴量ベースの分類手法と、ディープラーニングを利用した分類、2通りのアプローチでミクロ組織の分類を行い、それらの比較を試みた。
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小薄 孝裕, 小川 和博
p.
126-127
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
二相ステンレス鋼はシグマ相析出による靱性や耐食性の低下が懸念されるため、シグマ相析出の研究が多数なされている。著者らは、シグマ相の析出初期の成長速度に及ぼす合金元素の影響を予測するモデルを提案したが、本モデルでは二種類の熱力学パラメータが存在し、実験により決定する必要があった。本報では、既存モデルと古典的核生成論の組合せによってC曲線の予測を可能とするシグマ相析出速度の熱力学モデルを提案した。
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小椋 智, 池 和薫, 山下 正太郎, 才田 一幸, 韋富高 , 王昆
p.
128-129
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
二相ステンレス鋼はフェライト,オーステナイトの混合組織から構成され,優れた機械的特性を有するステンレス鋼である.しかしながら,溶接時の温度履歴に応じたα/γ相変態現象に起因した相比バランスの変化,同じくσ相の析出など,溶接部には未だ多くの問題を有している.本報では,スーパー二相ステンレス鋼に対してα/γ相変態現象とσ相析出の関係を調べた結果について報告する.
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木下 雄太, 名古 秀徳, 河田 純一, 石﨑 圭人
p.
130-131
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
エネルギー分野等、極低温用鋼が使用される構造物の溶接には、オーステナイト系ステンレス溶材が主に使用されている。オーステナイト系ステンレス溶接金属部の極低温靭性支配因子について調査を実施した。吸収エネルギーが高い衝撃試験片の破面近傍をEBSD観察すると、加工誘起マルテンサイトが確認され、変態誘起塑性(TRIP)が寄与していることが示唆された。本研究ではTRIP発現因子について、冶金的観点から考察した。
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趙天波 , 佐藤 裕, 黄婷 , 肖栄詩 , 張景泉
p.
132-133
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
レーザ圧延接合はAl-Li合金でも溶接欠陥の発生が少なく、高性能な接合部を得ることが可能であることから、航空機産業で広く実用化が検討されているが、これまで、2198Alレーザ圧延接合部の硬さとミクロ組織との関連はほとんど報告されていない。本研究では、2198Alに対してレーザ圧延接合を行い、得られた接合部の硬さ試験と組織観察を行った。接合部の硬さ分布と各位置での析出状態の関係を調べ、接合中の析出現象について検討した。
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大村 隼, 佐藤 裕, 巽 雄二郎
p.
134-135
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
Si添加量の異なるAl合金とNiめっき鋼の異種金属接合をレーザブレージングにより行い、引張せん断試験により継手強度を測定するとともに、異種金属界面近傍のミクロ組織を調べた。SiとNiの同時添加により継手強度が効果的に向上することが確認された。ミクロ組織観察の結果、Si添加によりIMC層が薄くなり、Ni添加によってIMC相の結晶粒幅が微細化されたことが継手強度改善の一因であると推察された。
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-第1報 バンドパスフィルタを用いた実験的検証-
笠野 和輝, 荻野 陽輔, 福本 智, 浅井 知
p.
136-137
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
本報では、アーク光の発光強度が可視光領域に比べ低下するとされている赤外光領域も含めたフィルタを用い溶接現象を観察し、アーク溶接現象モニタリングに適した光学フィルタを検証した。
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分光計測・数値シミュレーションによる考察
荻野 陽輔, 福本 智, 浅井 知, 笠野 和輝
p.
138-139
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接における異常検知技術のひとつとして画像センシングによるインプロセスモニタリング技術の開発を行っている.本報告においては,非常に強い発光を伴うアークプラズマ近傍における溶融池表面を明瞭にとらえるための手法,ならびにそれに対してアークプラズマ・溶融池の発光現象が及ぼす影響について検討を行った結果について示す.
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陸吉東 , 山根 敏
p.
140-141
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
溶接技術の継承のために、溶接作業者がどのように溶接を行っているかを観察することが重要である。そこで、半自動溶接電源を用いて、MAG溶接を行う場合を対象として、溶融池を観察するためのシステムの構築を試みた。具体的には、1軸のカメラを持つ移動システムを構築し、画像処理により溶融池を検出し、1軸移動システムを制御する。これにより、溶接作業の進行とともに、溶融池を撮影できる。
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森平 尚樹, 田中 明秀, 張旭東 , 朴勝煥 , 高橋 勇, 杉江 一寿, 沖崎 直也
p.
142-143
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接工程の生産性を向上させる上で、溶接品質の自動判定技術が求められている。溶融池画像は、溶接ビード形状と直接的に関係するため、溶接品質の評価に有用なデータである。しかしながら、溶融池の形状や見え方は、溶接の施工条件により変化するため、画像処理ロジックによる品質判定は精度が低い。そこで本発表では、溶融池画像と機械学習を用いて、余盛不足の判定手法について検討した結果を報告する。
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野村 和史, 松村 匠, 浅井 知, 福島 康記
p.
144-145
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
本研究は溶接中の溶融池をカメラによりモニタリングし,その視覚情報のみを元にして溶込み深さを推定するものである.PythonとライブラリKerasによる深層学習モデルを構築し,入力として溶融池画像を,出力として断面から得た溶込み深さを用いて学習モデルを作成した.ギャップ変動を含むレ型開先マグ溶接を対象に推定を試みたところ,階段状に変化するギャップ周辺での深さ変化も含め,良い精度で溶込み深さを予測することが出来た.
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田中 明秀, 朴勝煥 , 張旭東 , 高橋 勇, 杉江 一寿, 沖崎 直也, 森平 尚樹, 山本 光, 細谷 和道
p.
146-147
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接において、溶接士の動作に伴うトーチの動きは、溶接条件と並んで溶接品質を決める上で非常に重要な要素である。前報では溶接環境下での溶接士動作を高精度に計測する手法を検討した結果、±0.1mmの精度で動作を測定する手法として、モーションキャプチャを選定した。本報告では,実際の溶接士動作の詳細解析および内部欠陥等の溶接品質との相関について検討した結果を報告する
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細谷 和道, 高橋 毅, 山本 光, 田中 明秀, 杉江 一寿, 張旭東 , 朴勝煥
p.
148-149
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
製造において溶接は重要技能であるが,作業員不足,定着率低下,熟練工の高齢化などにより技能伝承が難しくなっており,効果的な技能教育方法が必要となっている。そこでまず技能の見える化を目的とした作業計測システムを構築し,次いでそれを活用した教育システムについて検討した。
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田代 真一, Phan Huy Le , 田中 学
p.
150-151
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
外部磁場を利用した陰極点挙動制御によるアルミニウム板の交流ティグ溶接を開発開発した。適切な外部磁場印加により、アルミニウム板の溶け込み深さは従来溶接のものの最大2倍程度にまで増加した。
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-裏波形状に影響を与えるパラメータ評価-
辻村 吉寛, 仲村 晋一朗, 小川 剛史, 今井 航太, 荻野 陽輔, 浅井 知
p.
152-153
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
初層裏波ティグ溶接は開先形状や組立精度にばらつきがある中、適正な裏波を形成しなければならないため、溶接士の技能に依存している。しかしながら、技能は感覚的でかつ個人差があるため、技能継承や自動化が困難になる。そこで、技能を定量的評価する手法の確立を目指している。本報では、初層裏波ティグ溶接中のトーチ挙動および運棒を計測し、技量によるパラメータの差異および溶け込み形状の差異を評価した結果を報告する。
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数値シミュレーションによる検討
今井 航太, 荻野 陽輔, 浅井 知, 辻村 吉寛, 仲村 晋一朗, 小川 剛史
p.
154-155
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
溶接品質は,溶接士の技能によって依存するが,現状溶接士自身もその技能を明確に伝えることは困難である.そこで本研究では,数値シミュレーションを用いて溶接士の動きを再現し,技能の部分をインプットパラメータとして目に見える形にすることで溶接士技能の可視化を目指した.本報では,初層裏波ティグ溶接に対し,溶融池形状と溶落ち易さに着目し,主に運棒やウィービングなどの溶接士の動きを評価した結果を報告する.
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江田 賢司, 荻野 陽輔, 浅井 知
p.
156-157
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
近年,CMTプロセスに代表される“溶接電流・ワイヤ送給制御された短絡移行型溶接プロセス”の適用が拡大している.従来のGMA溶接では非常に不規則かつ不安定であった短絡移行プロセスが,本プロセスでは規則的・安定的に繰り返される.本研究では基礎的検討として,GMA溶接中の電流とワイヤ送給の制御が短絡移行プロセスに及ぼす効果を,数値シミュレーションによって明らかにした.
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Hee-Seon BANG , Seong Min HONG , 田代 真一, 田中 学
p.
158-159
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
The study is to realize the effect of different welding parameters on the thermal characteristics and IMC growth of the dissimilar materials welded joints by DC pulsed GMAW.
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呉 東升 , 田代 真一, 田中 学, 華学明
p.
160-161
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
A fully coupled plasma-arc keyhole molten-pool numerical model was developed to investigate the energy propagation of an aluminum alloy in a novel soft variable polarity plasma arc process.
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小原 昌弘, 水口 隆, 津山 忠久, 藤原 康平
p.
166-167
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
炭酸ガス溶接時に少量のアルゴンガスをパルス状に吹き込み、ガス組成を時間的に高速度で変化させ、溶接現象に及ぼす影響を調べた。低周期では、夫々のガス組成の溶接現象が交互に生じるだけだが、炭酸ガス溶接での溶滴の自然離脱周期を超える程度まで早い周期で変化させると、溶滴離脱がガス組成変化周期に従う様になる。適切なガス添加条件の選択で、炭酸ガス溶接でも溶滴の小滴化が可能となり、スパッタ発生を大幅に抑制できる。
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-溶滴移行に及ぼすAr ガス条件の影響-
藤原 康平, 津山 忠久, 小原 昌弘, 水口 隆, 迎井 直樹, 井上 芳英
p.
168-169
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
MAG溶接法では低スパッタ化が可能な一方で,Arの使用量が多いためガスコストが非常に高い.そこで,CO2を主たるシールドガスとし,少量のArを溶滴の周辺のみに周期的(パルス状)に添加することで規則的な溶滴移行を実現し,ガスコストを抑えつつ低スパッタ化が可能なプロセスを開発した.本報ではArガス添加条件が溶滴移行形態に及ぼす影響について調査し,Arガス添加と溶滴移行が同期する条件について報告する
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-シールドガス流と溶滴移行の観察-
藤原 康平, 津山 忠久, 小原 昌弘, 水口 隆, 迎井 直樹, 井上 芳英
p.
170-171
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
MAG溶接法では低スパッタ化が可能な一方で,Arの使用量が多いためガスコストが非常に高い.そこで,CO2を主たるシールドガスとし,少量のArを溶滴の周辺のみに周期的(パルス状)に添加することで規則的な溶滴移行を実現し,ガスコストを抑えつつ低スパッタ化が可能なプロセスを開発した.本報では溶滴移行制御の鍵となるシールドガスの挙動をシュリーレン法を用いて観察し,溶滴移行形態との関係について調査した.
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小谷 祐樹, 津山 忠久, ブーリーハン アヤン , 堤 成一郎
p.
172-173
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
面外ガセット溶接継手は、廻し溶接止端部を起点に疲労き裂が生じやすいことから疲労等級が低い継手であるが止端仕上げによって等級が向上する。本研究では、通常のすみ肉溶接と同じ溶接材料を用いた付加溶接によって止端形状の改善を図り、疲労強度向上効果について検討した。
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堺 なつ美, 盛岡 空矢, 廣畑 幹人, 松本 直幸, 兵間 賢吾, 猪瀬 幸太郎
p.
174-175
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
橋梁構造物の製作におけるレーザ・アークハイブリッド溶接の適用拡大を目的に,一連の実験的検討を実施した.レーザ・アークハイブリッド溶接により作製した橋梁用高降伏点鋼(SBHS)の突合せ継手を引張試験,曲げ試験,ビッカース硬さ試験,シャルピー衝撃試験に供し,継手性能評価を実施した.
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植下 淳史, 廣畑 幹人, 中山 太士
p.
176-177
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
既設橋梁における溶接補修の適用性検証を念頭に,製造年代の異なる3種類の高経年鋼材を用いた十字すみ肉溶接継手の静的引張強度特性に関する一連の検討を実施した.溶接部のマクロ写真観察および硬さ試験から溶接欠陥の有無を確認するとともに,静的引張試験から継手強度および破壊性状を明確にし,現行の鋼材による継手との比較を行った
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髙津 輝智, 前村 達哉, 寺崎 秀紀, 林 義信
p.
178-179
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
せん断補強筋アプセット 溶接条件のデータセットを用いた機械学習により予測モデルを構築したので、データセット詳細、機械学習アルゴリズム、その精度とともに紹介する。さらに、32mmφまでの太径せん断補強筋の現場アプセット 溶接が、異形棒鋼種(SD295、SD345、SD390)や径によらず電流の調整により可能であることを、データセットの可視化や特徴量の重要度評価により示す。
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加納 覚
p.
180-181
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
橋梁などのインフラ構造物には多数の溶接箇所が存在する。インフラ構造物の長寿命化には、溶接箇所の疲労強度向上も重要課題の一つであり、ピーニングや付加溶接などの手法が採用されてきた。付加溶接では、低変態温度(以下、LTTという)溶接材料と組合せることで、溶接箇所の疲労強度向上が期待できる。一般的にLTT溶接材料は、溶着金属で800MPa超の高強度設計であり、付加溶接への適用においても適切な熱管理が不可欠である。
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松本 直幸, 中村 善彦, 兵間 賢吾, 猪瀬 幸太郎
p.
182-183
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
近年、老朽化した社会インフラの効率的な補修技術の開発が求められている。レーザ溶接は深溶込み溶接が可能であり、従来のアーク溶接ではできないような補修溶接が可能である。本発表では、鋼床版Uリブ溶接部に発生した疲労き裂に対するレーザ補修溶接技術について報告する。
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吉田 善紀
p.
184-185
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
溶接補修は、鋼鉄道橋の変状に対する補修方法の一つとして古くから用いられてきた。一方、過去に溶接補修が行われた箇所から疲労き裂が発生した事例が多く報告されており、溶接補修箇所が維持管理上の弱点箇所となっていることも多い。本発表では、鋼鉄道橋における溶接補修の適用事例や、溶接補修箇所からの疲労き裂の発生事例を紹介し、鋼鉄道橋への溶接補修の適用上の課題について述べる。
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清水 優
p.
186-187
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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道路橋に用いられる鋼床版Uリブ構造では,Uリブとデッキプレートの溶接ルート部からデッキプレート上面に向かって進展するき裂が数多く報告されている.この溶接部では主として圧縮応力の繰返しを受けるため,き裂の進展に伴う残留応力の再分配がき裂の進展に影響すると考えられる.本研究では,Uリブとデッキプレートの溶接ルート部から発生するき裂の進展と残留応力の再分配について検討を行った.
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山口 幸祐, 山崎 圭, 渡邉 博久
p.
188-189
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
エレクトロスラグ溶接法は、その特性からスパッタの発生が少なく、シールドガス供給も不要の高能率立向自動溶接法であるが、一般に、溶接入熱が大きいため、高じん性が得られにくいとされてきた。前報にて、水冷摺動銅板を用いた小型ESW装置と専用FCWおよびフラックスを組合せることで、高能率・高品質エレクトロスラグ溶接法を開発したことを報告した。今回は、その溶込み形成のメカニズムおよび適用条件裕度について報告する。
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-初層溶接のための溶材開発と運棒手段-
古川 尚英, 石﨑 圭人, 小池 武, 木村 雄士, 岡本 陽, 尾﨑 圭太
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190-191
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
自動化できていない溶接施工法の一つに、横向姿勢におけるギャップ有りV型開先ワークの片面初層CO2溶接がある。裏当て材なしでギャップ3~7mmを対象に、溶融池センサを活用した自動溶接技術の開発に取り組んでおり、本報では施工法を実現するための溶材開発と運棒手段の抽出結果について報告する。
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-溶融池画像認識と運棒制御-
尾崎 圭太, 岡本 陽, 小池 武, 木村 雄士, 石崎 圭人, 古川 尚英
p.
192-193
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
自動化できていない溶接施工法の一つに、横向き姿勢におけるギャップ有りV型開先ワークの片面初層CO2溶接がある。今般、裏当て材なしでギャップ3mm~7mmのワークを対象に、画像センサを用いて溶融池やアークの状態をディープラーニング手法により画像認識して、その認識結果に基づいて溶接速度やギャップ幅に応じたウィービングの斜め振り角、振幅等を制御する溶接自動化技術を開発したので報告する。
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-インプロセスアーク溶接品質管理技術の開発 第5報-
笠野 和輝, 浅井 知, 荻野 陽輔
p.
194-195
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
フリー
本報では実利用を想定したプライマー塗布隅肉溶接継手溶接中のブローホール発生箇所における溶接現象を検証した。
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-第1報 加速度センシングによる溶接作業者の作業動作定量化検証-
笠野 和輝, 松井 倫太郎
p.
196-197
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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本開発では、熟練作業者による溶接作業者の段取り建てを定量化することを目的に、作業者の動作を加速度センサを用い計測し、計測結果を用いた溶接作業分析の可能性について検証した。
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芦田 崚, 前川 真奈海, 生島 一樹, 野津 亮, 柴原 正和, 丹後 義彦, 木治 昇, 駒田 周治
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198-199
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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線状加熱(ぎょう鉄)は,船体の曲がり外板を形成するために用いられ、鋼板を加熱する際に発生する塑性変形を利用し曲げ加工を行う技術である.しかしながら、線状加熱は作業者の経験と勘に頼る部分が多いため、寸法管理や技術伝承の点において問題となっている。そこで本研究では,任意形状を得るための加熱方案を得ることを目的に,深層強化学習と数値シミュレーションを統合したAI線状加熱システムの構築を試みた。
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- 第6報 き裂進展に及ぼす残留応力の影響に関する数値的検討 -
村川 英一
p.
200-201
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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疲労や脆性破壊時におけるき裂進展挙動に対して残留応力が大きな影響を及ぼすことが知られている。本研究では著者が提案している特性テンソル法を用いた数値計算に基づき、き裂進展に及ぼす残留応力の影響について検討を行ったのでその結果を報告する。
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馮中元 , 邸新杰 , 呉世品 , 麻寧緒
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202-203
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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Two types of low transformation temperature (LTT) weld metals, LTT1 (12.2Cr-5.7Ni) and LTT2 (7.5Cr-9.5Ni) weld metals, are developed
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-コールドスプレー残留応力の測定とALE法を用いた解析(第2報)-
王倩 , 麻寧緒 , 堤 成一郎, 佐々木 敏彦, 雒暁濤 , 李長久
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204-205
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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Cold spray (CS) residual stress was measured by contour method and XRD method. An advanced simulation model based on ALE method was developed to reveal its formation mechanism.
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沖見 優衣, 芦田 崚, 生島 一樹, 河原 充, 柴原 正和, 夏目 糧平, 小田 和生, 山崎 洋輔, 中谷 光良
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206-207
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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溶接により変形した構造体を矯正する際のひずみ取り作業においては、ガス加熱がよく用いられている。ガス加熱においては溶接の場合とは異なり、変形は、入熱パラメータのみならず入熱密度分布の影響を大きく受け変化する。そこで本研究では、ガス加熱による入熱密度分布が変形に及ぼす影響についてFEM解析を用いて詳細に検討する。また、実験結果と比較することで、解析結果の妥当性についても検証する。
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木谷 悠二, 麻寧緒 , 西川 聡, 生島 一樹, 柴原 正和
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208-209
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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石油火力発電プラントでは、高温強度、耐食性の向上を目的として高クロム鋼が使用されている。高クロム鋼は母材強度が優れている一方で、熱影響部はクリープ強度が低く損傷が生じる場合がある。また、破損による計画外停止やエネルギーロスの発生を避けるために、構造物の全体のクリープ損傷度を予測する必要がある。そこで本研究では、理想化陽解法FEMを用いた大規模クリープ解析手法の構築を行い、本手法の有用性について検討する。
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Van Anh Nguyen , 村田 彰久, 村田 唯介, 田代 真一, 田中 学
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210-211
発行日: 2020年
公開日: 2020/06/20
会議録・要旨集
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A novel TIG welding technology has been developed for joining thin sheets efficiently.
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