物理分野では科学研究費などのグループを母体に、NEP(物理教育ネットワーク)という教育研究グループがつくられた。そこには物理分野の教育を改善しようと考える教員が多数集まり、相互に連携・協力し合いながらインターネット・マルチメディアやJAVAなどを活用した科学教育の教材の開発とそのネットワーク化を進めつつある。ここから、1997年1月には、物理教材開発を支援するJAVA物理教材メーリングリスト(buturijava@kakuda.ed.niigata-u.ac.jp, and http://www.nep.chubu.ac.jp/̃nepjava/)が生まれ、インターネット上での情報交換をもとに、JAVA科学教育教材を開発するグループの活動が本格化した。こうしたNEPやJAVA物理グループにおけるインターネット・JAVAを活用した科学教育研究活動の経過と概要を報告し、さらに、物理分野の教育におけるインターネット・JAVA活用の具体例のいくつかを紹介しよう。
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