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大山 順, 鴻巣 努
原稿種別: 本文
セッションID: 2311
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
現在のリーダシップ研究はリーダの素質による類型論から,リーダシップを使い分けるべきとする状況適合論が主流となりつつある.本研究ではプロジェクトにおける状況を10個のカテゴリーに分け,カテゴリー毎にリーダシップを定義した.また重なった状況を表現するために適合条件集積法を提案し,効果的に発揮するためのリーダ・プロセスを提案した.本研究により,客観的評価に基づいたリーダシップを発揮することが可能となった.
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植田 晃市
原稿種別: 本文
セッションID: 2312
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITソリューション開発においては,経営層,開発部門,販売部門,顧客まで多くのステークホルダを意識し,コミュニケーションをマネジメントしていく事が欠かせない.本発表においては,ITソリューション開発における販売部門と企画開発部門とのコミュニケーション不足解消のためのPMBOK 10章[1]コミュニケーションマネジメントの運用から,更にメンバーのモチベーションを高めることで成功に導くための実践について考察した.
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原稿種別: 付録等
p.
App8-
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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北川 裕介
原稿種別: 本文
セッションID: 1401
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト遂行時には対立が発生する.特に複数の国で作業を行う多国間プロジェクトでは,購入企業の拠点国とプロジェクト作業の実施国が異なるため,文化や言語の違いにより国内で閉じたプロジェクトでは考えにくい特有の誤解が生じる.この誤解は多国間プロジェクトで組まれ易い組織体系により,プロジェクト当事者からは発見されにくい上に,プロジェクトが進行するに従って対立に発展し,最終的には大きな問題へと成長する可能性がある.本稿では,特に日米間のプロジェクトにおいてこの誤解が生じる原因を考察する.さらに,この誤解が生じた状態から,対話と文章化によりプロジェクトステークホルダー間で誤解を共有し,解決を図るアプローチを論じる.
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村上 誠, 塩田 彰, 大田黒 俊一, 劉 華平
原稿種別: 本文
セッションID: 1402
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
IT産業の世界では,システム開発において安価な労働力を大量に得やすい事を最大のメリットとしたオフショア開発が増加傾向となっているが,まず初めにオフショアありきのプロジェクトが多いため,コスト・品質面等について様々な問題が発生している.当論文では,筆者の実体験を基にオフショア開発における問題点とその解決策を列挙し,最も重要な課題点の一つであるコミュニケーションについて考察する.
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宇田川 耕一
原稿種別: 本文
セッションID: 1403
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト全体の意思決定者として,オーケストラの指揮者が果たしている役割について考察する.ここでの「プロジェクトマネジャー」は,プロジェクトの計画・実行について責任を持つ職能という意味で用いている.とりわけ、オーケストラのもっ責任型組織としての特性に注目したい.プロジェクト内の問題の認識と課題解決の仕組みを解明する,有効なアプローチとなりうるのではないだろうか.ここではオーケストラをプロジェクトチームの一形態として考察を進める,プロジェクト人的資源マネジメントの例として,オーケストラを取り上げることには,以下の3つのキーワードからみて意義があると考えるからである.1.プロジェクト内の意思決定の仕組み,2.プロジェクトにおける階層組織の構成,3.責任の明確化と分担.
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西川 周一, 植田 浩司
原稿種別: 本文
セッションID: 1404
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトを推進する上では,自分の知識やこれまでの経験だけでは解決できない問題に直面することは数々ある.当社でもこれを支援するための組織的・システム的な仕組みはあるが,気軽に聞けないことや求める回答が得られない場合があり,すべてが解決できるものではない.そこでPMコミュニティでは技術者自身が相互に支援しあえる場が必要と考え,SNSによる「SE駆け込み寺」を開設した.本稿では,社内コミュニケーションを密にすることでプロジェクト推進しやすい環境を構築するために導入したSNSの活用事例を紹介する.
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柴田 浩太郎
原稿種別: 本文
セッションID: 1405
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
富士通では2002年から「車座ミーティング」と称してプロジェクトマネージャーを対象とした集団メンタリングを実施してきた.本論文では,その実施と評価について述べる.
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杉浦 充, 三好 徹夫, 谷本 篤彦, 田中 祥子, 大井 一雄, 田中 芳彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1406
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
研修サービスにもプロジェクトマネジメントが必要である.IT系企業研修では,スペシャリストとしてのIT技術とともに,総合能力としてプロジェクトマネジメントスキルの育成が求められる.このニーズに応えるため,当社で実施しているIT企業向け新入社員研修サービスのプログラムにプロジェクトマネジメント手法の学習を取り入れ,さらにその企画・運営にあたってもプロジェクトマネジメントの活用と品質管理手法の適用を試みた.その結果,研修品質の向上に一定の効果が得られ,研修サービスの品質改善にもプロジェクトマネジメントの手法が応用できる見通しがついた.本稿では,企業向け研修サービスにどのようにプロジェクトマネジメントの手法を応用し品質管理を試みたかを報告する.
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村上 邦彦, 宇佐波 大輔, 市川 勉, 井上 浩仁, 沖田 雄一, 山田 隆, 藤田 忠雅, 橋詰 弘之, 小田原 育也
原稿種別: 本文
セッションID: 2407
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
筆者らは,前回の報告でリスクの因果関係に着目することで,プロジェクト・リスクのより早い段階での識別を実現するプロアクティブなリスク・マネジメント手法を提案した.ところが,現場のITプロジェクトへの適用では,その時点のプロジェクトの状況から乖離したリスク項目が識別されることがあった.筆者らは,リスク識別・リスク分析の対象タスクをプロジェクト全体に最も影響を与えるタスク群に絞り込み,かつプロジェクトの進捗に伴って動的に変化する「プロジェクト・リスク・ポリシー」(QCDの優先順位)を考慮することで,リスク識別・リスク分析の精度を向上できると考えた.CCPMによると,プロジェクトに最も影響を与えるタスク群は,タスク・ネットワークのクリティカル・チェーン上のタスクであり,またプロジェクトのリスクの大きさは,バッファの消費率などによって推測することができる.本報告では,動的に変化するプロジェクト・リスク・ポリシーを考慮して識別したリスク項目のリスク値と,それらのリスク値によって影響を受けるバッファに着目することで,より精度の高いリスク識別・リスク分析が可能になるよう拡張したリスク・マネジメント手法を提案する.
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北村 弘二
原稿種別: 本文
セッションID: 2408
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトとは「独自のプロダクト,サービス,所産を創造するために実施される有期性の業務」と定義され,その特徴は「有期性」「独自性」「段階的詳細化」とされている.この中で特にプロジェクトを困難にし,リスクを増大させる要因は「独自性」である.しかし,過去の膨大なプロジェクト資産から生まれたベストプラクティス,またプロジェクトをサポートする社内組織でノウハウのナレッジ化が整備されてきており,プロジェクトマネージャはそれらを有効活用することでプロジェクトをより効率的かつ安全に推進出来るようになってきた.一例を挙げると,標準WBS,テストにおけるテスト項目数の指標や摘出すべき不良数,プロジェクトメンバに求めるべき妥当な生産性指標,顧客と取り交わしておくべき事項を定めた書類のテンプレートなどである.本稿ではプロジェクトの現場において社内に蓄積・整備された様々なナレッジを活用しながら,素早くプロジェクト全体を鳥瞰し,ステークホルダーとプロジェクト状況の可視化をお互いに行う事で,独自性の軽減とリスクを回避したITプロジェクト事例を通じてその効果について考察する.
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富田 幸延
原稿種別: 本文
セッションID: 2409
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
株式会社NTTデータには,金融機関基幹業務を扱うバンキングシステムの構築を行っている部門がある.トラブルが発生した場合には社会的影響を与える可能性もあることから金融庁では金融検査マニュアルを公開し,各金融機関ではシステムリスクについても管理していることが求められている.ITシステムベンダも自らの構築・維持しているシステムのリスクを的確にマネジメントすることが求められている.ある組織において,迅速かつ的確にリスクを検知することがリスクマネジメントのはじまりと考え,そのための方法としてメンバのリスクマインド醸成の取り組みに着手している.その取り組みの現状と今後の方向性について紹介する.
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小池 太, 神田 清, 内田 吉宣, 岡田 公治
原稿種別: 本文
セッションID: 2410
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
様々な事業部門でプロジェクトマネジメントに起因する失敗が発生し,事業経営を圧迫している.一度犯した失敗を二度と繰り返さないためには,プロジェクトマネジメントにおける失敗の原因を分析し,再発防止策を徹底することが重要である.そこで我々は,プロジェクトマネジメントに関する教訓事例を,事業部門を横断して共有するための取り組みに着手した.まず,教訓事例を共有するために,再発防止に繋がる記述様式の検討に取り組んだ.分野の異なる8つの事業,31プロジェクトから,プロジェクトマネジメントの教訓事例65件を収集し分析した,その結果,これら教訓事例が再発防止につながる原因分析となっていないことがわかった.更に分析を進めたところ,再発防止につながりにくい5つの記述パターンが抽出できた.この5つのパターンに対する改善策を検討し,事業部門横断的な教訓事例記述様式として定義した.
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西條 幸治
原稿種別: 本文
セッションID: 2411
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年,チームの数の多寡はあれ,1つのチームの人数の少ないプロジェクトが多くなってきている.プロジェクトメンバ一人ひとりの重要性が増す中,プロジェクト途中での要員交代はより問題が大きくなっている.このようなプロジェクトでの要員調達,運営を,ITSSなどを活用することによって効果的に行うことを考察した.本稿ではこれらの検証結果と今後の課題を記した.
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伊藤 衡
原稿種別: 本文
セッションID: 2412
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
目標設定,WBS作成,人員配置,資材調達,リスク対策などプロジェクトは大小様々な意思決定の連続である.多くの場合無意識におこなっているこれらの意思決定の思考プロセスを理解し,状況に応じて使い分ける能力のことを「メタ認知力」と呼ぶ.本稿では,意思決定理論に関する先行研究,および現場のプロジェクトマネジャーへのインタビューに基づき,プロジェクトの様々な意思決定におけるメタ認知の果たす役割を明らかにし,具体的な改善施策を提言する.
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原稿種別: 付録等
p.
App9-
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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福田 進一
原稿種別: 本文
セッションID: 1501
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト内での情報共有やコミュニケーションが非常に難しくなっている.これはプロジェクトが短期間でメンバーの流動性も高く,メンバー同士のコミュニケーションが不足していることが原因である.我々のプロジェクトも例外ではなく同様の問題を抱えていた.そこでこの問題を解決する手段として,TPS(トヨタ生産方式,Toyota Production System)をソフトウェア開発に取り入れた『朝会』,『ソフトウェアかんばん』,『ふりかえり』と呼ばれる3つの手法と,独自の取り組みである『進捗見える化』,『テスティングフレームワーク』(富士通開発のテスト支援ツール)を適用実施した.これらの取り組みは予想以上に情報共有化,コミュニケーション噌加,モチベーション向上,進捗の可視化に効果を発揮することができた.これらの効果が得られる理由として,活動を続けることによりリーダーのシェアが起こるのではないかと考える.本文では取り組みがなぜこれらの効果を発揮できたのか,何が変わっていったかを考察し,取り組みを成功させるためのポイントやリーダーの心構えを述べたい.
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川端 薫, 横田 毅, 新野 毅
原稿種別: 本文
セッションID: 1502
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトの収益性を高めるためには,プロジェクトの初期段階におけるマネジメントを支援することが有効である.そのひとつとして,各事業所のプロジェクトマネージャが持つプロジェクトに関する有益な情報を収集して,全社で活用できる共有データベースの構築を進めている.そのために,事業所固有の情報を全社で共有できるように汎用化処理を実施して共有コンテンツを作成し,プロジェクトの適切な段階で情報を活用できるように整理した.さらに,情報の中にある,プロジェクト実行時に必ず確認すべき情報を抽出して,確認作業を促すチェックリストの作成を検討した.
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橋本 恒, 久良 敦志
原稿種別: 本文
セッションID: 1503
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
NTTデータシステム技術株式会社は,バンキングシステムの開発・保守を行っている.バンキングシステムでは,一つの間違いが,誤振替と言った重大トラブルに直結する危険が常に伴っている.既にバンキングシステムは社会インフラとなっていることから,必然的に高品質を求められている.そこで開発現場において,基本動作を丁寧に行うことに立ち返り,ひとつひとつの作業プロセスを詳細に定義して,プロセスを高い精度で遂行する取り組みを行っている.その取り組みと今後の方向性を紹介する.
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下田 篤, 久邇 朝宏, 永松 陽明, 岡田 公治, 門脇 潤, 喜古 俊一郎, 薮田 昭司, 細谷 清和, 毛利 守夫
原稿種別: 本文
セッションID: 1504
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
環境変化が激しいグローバルな競争下で,高品質な製品やサービスを安定して提供し続けるためには,製品実現のための業務プロセス(プロジェクトプロセス)の絶えざる改善が必須である.このために,従来,品質マネジメントの仕組みの構築レベルを監査するISO9001監査やプロジェクトマネジメントの仕組みの実行度を高頻度にモニタするプロセスQA (Quality Assurance)が実践されてきた.しかし,これらの取り組みは仕組みか実行のいずれかの評価・改善に重きを置いたアプローチであった.本報告では,我々が開発して来た品質経営評価技法に基づくプロセス改善手法について提案する.提案手法は,仕組みと実行の両面からプロセス品質を評価した結果を用いて,組織状態に合致したプロセス改善候補を仕組みと実行から選択するものである.提案手法を社内のプロセス改善活動に適用した結果,短期間の改善活動でプロセス品質の改善効果を確認できた.
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山戸 昭三, 中村 仁之輔, 本間 利久
原稿種別: 本文
セッションID: 1505
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
当社ではプロジェクトの定量的評価ツールPAIを使用している.筆者は,既にAHPの相対評価法を使って,各カテゴリへの重み付けを行う評価モデルを提案した.本論文では,それに加えAHP絶対評価法を適用してカテゴリの評価水準を設定し,評点および評語の整合を取った評価モデルを構築し,これを使ってプロジェクトを評価し,モデルの妥当性を検証した.また,従来,PAIで行っていたチェック項目による積上げ評価法と本モデルによるトップダウン評価法を比較した.
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西川 博子, 岡田 公治
原稿種別: 本文
セッションID: 1506
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトの失敗を繰り返さない/成功を反復するために,企業ではこれまでもプロジェクトマネジメント業務(PM業務)の仕組みを整備してきた.更にこれらの取組みで得られた知見をPM業務ナレッジとして抽出し,事業部門横断的に蓄積し共有する活動も開始した.本報告では,PM業務ナレッジの蓄積と活用を促進するためのITシステムについて述べる.先ず,PM業務ナレッジの蓄積/活用のプロセスを定義し,それを阻害する問題点と施策を整理した.更に,PM業務ナレッジ誘導機能,PM業務ナレッジのユーザ評価機能,ナレッジリクエスト機能,仕組み事例収集機能を持つPM業務ナレッジビューアを試作している.
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林 智定, 山本 東, 岡村 晋作, 宇都宮 潔, 竹久 友二, 木田 博巳
原稿種別: 本文
セッションID: 2507
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
システム開発においては,ユーザーニーズの多種多様化,開発期間の短期化,また,ITインフラ技術の高度化・多様化により,従来に比べ,プロジェクト管理の難易度は増し,特に品質を確保することが難しい状況となりつつある.結果,品質に起因する手戻り等が発生し,予定コストの超過,さらには,スケジュールの延期など問題プロジェクトとなることも少なくない.本稿では,問題プロジェクトの未然防止を前提に,プロジェクト管理の中でも特に品質管理を中心に,ビジネス競争の激しいプロジェクトにおいて実践した品質管理手法,工夫点,今後の課題について紹介する.
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新宮 米三
原稿種別: 本文
セッションID: 2508
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITシステム開発・特にソフトウェア開発においてのQuality Assurance(QA)は,CMMI^<SM>のプロセス領域定義でも多くのページが割かれていて,実行する側のプロジェクト管理状態を監視する重要な機能と認識されているが,一方サービス・ビジネスの遂行で,相変わらず相当数の「失敗プロジェクト」があり,その都度,QAのチェック機能の不備が反省点として挙げられている.本論は筆者が約5年間にわたってQA担当者として活動した経験をもとにして,新しいQAのあるべき姿と,必要なQAerのスキルを考察した.
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弘藤 鈴子, 中村 健三
原稿種別: 本文
セッションID: 2509
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト管理の不徹底や上流工程での要件確定漏れ等による,本番稼働後のトラブル発生といった問題の未然防止を目的に,従来の成果物に対する第三者検査(プロダクトQA)に加えて,作業プロセスに対する第三者検査(プロセスQA)の実施に取り組んだ.その結果,プロセスQA実施プロジェクトの本番稼動状況より,プロセスQAが品質確保策として有効であることを確認できた.さらに,プロセスQAの定着化に向け運用の改善を行った.
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辻川 直輝, 大鶴 英佑
原稿種別: 本文
セッションID: 2510
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
お客様満足向上のため全社的な品質のマネジメントの仕組み(QMS)を構築しており,部門のPMOは,このQMSの中で,プロジェクトに対し全社の方針や施策を展開するとともに,品質の向上・失敗プロジェクトの撲滅を目指した改善の取り組みを行っている.本稿では,品質マネジメントに関する部門のPMOの役割とプロセス改善について,内部監査プロアクティブなプロジェクト管理,リスク審査等の取り組み状況を紹介する.
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木村 利昭, 中畑 利定, 松本 智恵子
原稿種別: 本文
セッションID: 2511
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
最近の技術の変化や業界を取り巻く環境の変化は激しく,定義したプロセスもそれに合わせて変えていく必要があるが,ライン部門への情報提供や実行において,タイムリーに行なうことが難しくなってきた.当社では,問題解決のための施策として,PMO (Project Management Office)スタッフの連携を強化し,SE (Systems engineer)業務フロー等のプロセス制御の仕掛けづくりを行ってきた.本稿ではアンケート実施結果からこれらの施策の効果について述べる.
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加藤 亘, 山崎 晃, 加藤 和彦, 榎本 眞三
原稿種別: 本文
セッションID: 2512
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトにおいて,プロジェクトマネージャは,メンバが高いパフォーマンスを創出できるように,モチベーションを把握・管理することが重要である.しかし,モチベーション管理を,行うための指標や体系が確立されていない.そこで本研究では,メンバのパフォーマンス向上を目標とし,動機傾向を活用したモチベーション管理モデルの提案を目的とする.そして,本研究により,モチベーション管理手法の確立を試みる.
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原稿種別: 付録等
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App10-
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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高島 正幸
原稿種別: 本文
セッションID: 1601
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
世の中の流れが益々スピードアップし,複雑化してきた今日において,システム開発に対する要望も複雑化し,短期の開発が求められるようになった.そのため,お客様の要求仕様が確定した上で,実装を行う従来型開発手法(=ウォーターフォール型開発)では対応が難しい,要件仕様がなかなか決まらない複雑で、短期な案件が増えてきている.このような案件を成功裏に導くための開発手法としてイテレーション型開発がある.本稿では,要求仕様の確定が難しい案件において採用したイテレーション型開発の紹介と,プロジェクトマネージメント上の工夫点について紹介する.
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久米 祐希
原稿種別: 本文
セッションID: 1602
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
システム開発の現場では,短期開発を余儀なくされるケースが増えている.短期開発を成功に導くための重要な要素として,世の中には様々な方法論やツールがある.しかし,組織こそ最も重要であるという筆者の考えのもと,本論文では,ある短期開発プロジェクトでの実践を通じて,組織のかたち,構成要素,要員の調達,統率について考察する.
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尾崎 知恵子, 遠藤 和彦, 田名網 淳夫, 村上 耕平
原稿種別: 本文
セッションID: 1603
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
マルチベンダプロジェクトを円滑に推進するための「統合プロジェクトマネジメント」を大規模マルチベンダプロジェクトでの実践から確立した.昨今,短納期のマルチベンダプロジェクトが増加しており,短期型の統合プロジェクトマネジメントの必要性が高まりつつある.本稿は「統合プロジェクトマネジメント」をベースに短期型のマルチベンダプロジェクトの実践経験から得た「短期・統合プロジェクト推進上のノウハウと考察」を紹介する.
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藤田 雅之
原稿種別: 本文
セッションID: 1604
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
従来,アジャイル開発は,適用範囲の限られる特殊な手法であると考えられがちであった.しかし,米IBMのRationalチームは,すでにアジャイル開発は「主流となった」として,アジャイル開発のガイダンスを強化している.そこでは,主流として適用範囲を広げるアジャイル開発に関して,環境を含めてどのようなベストプラクティスを実践すべきかを示している.また,日本BM社内の研究会での調査では,アジャイル原則が広く有効であることが認められる一方,アジャイル開発への理解度によって現状への問題認識に差があることが浮き彫りとなった.アジャイル開発は文化や意識の変革であり,様々な分野に関わっている.それをただしく認識し,問題意識を培うことが急務であると考える.
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東 弘之, 西 康晴
原稿種別: 本文
セッションID: 1605
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ソフトウェアテスト工程は,開発プロジェクトのサブプロジェクトに位置付けされるケースが多くなっている.テストプロジェクトリスクは,必ずしも製品品質に影響を及ぼすとは限らない.そのため,プロジェクトリスクはプロダクトリスクと紐付けを行いながら,リスク分析を行わなければならない.本稿では,ソフトウェアテストプロジェクトのリスクマネジメントにおいて,製品品質に及ぼす影響を考慮した上でリスク分析を行う手法の提案を行う.また,本手法の活用例を紹介する.
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堀 扶
原稿種別: 本文
セッションID: 1606
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
システム開発に対する「高品質,短納期,低価格」という市場の強い要求に対応するため,国内SI'erは開発プロセス,開発手法に関する大胆な変革を迫られている.本論文では,この解決策として期待される「ソフトウェア工場」に着目し,これを実現する基盤となるMDAD (Model-Driven Adaptive Development)アーキテクチャとその実現形について説明する.MDADは,プロジェクトという業務で扱われる概念をUMLモデルとして抽象化するためのアーキテクチャである.
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田島 彰二
原稿種別: 本文
セッションID: 2607
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMガイドラインの国際標準が,ISO21500として数年後に勧告されると言われている.この勧告への期待,現時点の取りまとめ作業の公表可能な概要について述べ,勧告の影響勧告にあたっての事前準備,それらのプロアクティブな対応・行動指針に関して,考察した.
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冨永 章, 木野 泰伸, 板倉 宏昭, 大日方 勝博, 城田 正和, 田中 史朗, 中嶋 秀隆, 普世 芳孝, 山田 桂子
原稿種別: 本文
セッションID: 2608
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
個人プロジェクトにPM手法を役立てようとする場合,プロジェクトの確定度合いに応じた方策を採る必要がある.さもないと,PM適用が却ってプロジェクトの足を引っ張る可能性すらある.一方,個人プロジェクトは多様なため,一般論としての検証が難しい.ここでは,パーソナルPM研究会が見出した,プロジェクトを確定度で類型化する方策を述べる.
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谷島 宣之
原稿種別: 本文
セッションID: 2609
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
パーソナルPM(プロジェクトマネジメント)の一環として,個人で行う業務のWBSを作成したので報告する.講演者の本業である記者活動および雑誌編集活動における作業項目を洗い出し整理した.同時に,パーソナルPM研究会でまとめたパーソナル・プロジェクト分類と記者活動の関連を述べる.
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赤塚 直之, 熊谷 敏
原稿種別: 本文
セッションID: 2610
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
個人の行動特性であるコンピテンシー評価と内面的評価であるエニアグラムを用いて実行可能なチームを編成するシステムを構築する.実行可能なチームとは,プロジェクトの目的達成のために十分な能力を持つメンバで構成される.チーム全体の能力を評価するためにチームコンピテンシーを新たに定義する.このシステムは,コンピテンシー評価でチーム編成をして,その後エニアグラムでメンバ同士の相性を評価する.システム評価は,操作性と性能の2側面で評価した.操作性評価では,あらゆる組織の能力分布の組合せから,コンピテンシーポートフォリオを作成し,組織の能力分布に対応した柔軟なチーム編成ができることを示した.性能評価は,コンピテンシー評価項目数ごとに実行可能なチームと,同数の最適なチームを求める処理時間を本システムで比較した.この結果,実行可能なチームのほうが速く,項目数が増えても処理時間は変わらないことがわかった.評価項目の増加に対しても,本システムを用いることで効率的にチーム編成できることが実証された.
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梅澤 薫
原稿種別: 本文
セッションID: 2611
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITの価値は経営改善の促進者としての働きで評価されるため,経営と整合したITの計画策定が重要である.本稿では,経営とITとの戦略の整合化に関する計画策定でのスコープ定義の方法が提案される.本アプローチは,仮想的なプロジェクトのケースにより考察が行われる.
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児山 博文
原稿種別: 本文
セッションID: 2612
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
情報システム構築の難しさの一つとして,成果物が見えないものの範囲(仕様)を定義することがある.即ち,スコープの定義である.一般的な物作りであれば,図面をもとにイメージが具体化され,共通した規格,言葉でコミュニケーションすることにより,関連者の意思疎通が可能である.しかし,情報システムの場合は,同じ言葉でも,業種・業態・経験によって,異なる意味・範囲を示すことがあるため,関連者の認識をあわせることが難しい.本稿では,システム構築の各フェーズで発生するスコープのギャップを分析し,その課題を軽減する方策に関して報告する.
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原稿種別: 付録等
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App11-
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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大日方 勝博, 中村 太一
原稿種別: 本文
セッションID: 1702
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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大学生が行う卒業研究は開始当初は期限のみが定まっているプロジェクトとみなせる.本稿では卒業研究活動の週間作業報告書の分析を行った結果,プロジェクトの確定度合いが時間の経過とともに高まることを述べる.確定度合いの高まり伴いWBSとToDoの項目が精緻になり,計画的なプロジェクトの遂行が可能になった.加えて,プロジェクトの確定度合いを高めた要因がイベントとマイルストーンであることをインタビューを通して明らかにした.
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内堀 俊和
原稿種別: 本文
セッションID: 1704
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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我々の研究会は歴史上の人物や出来事からPMへの貴重な教訓を得ることを目的としている.今回,日本の戦国時代(正式には安土桃山時代)において有名な出来事の一つである羽柴秀吉の「中国大返し」プロジェクトを報告する.1582年,京都近辺において本能寺の変が起きた時,秀吉は中国地方(日本の西部)にある高松城で孤立していた.しかし結局のところ,秀吉は,暗殺された親分信長の仇を素早く討って,天下統一の扉を開いていったのである.いかにして秀吉は窮地を脱し,形勢を逆転させたのであろうか?私はこれらの点についてPMの観点から考察を行った.今報告において数冊の文献を参考にしたが,あくまでも歴史上の人物や解釈に関する力点はPMの視点に置いたものである.
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劉 功義, 横山 真一郎, 石井 信明, 田村 智幸, 牛嶌 一朗, 中村 直人, 酒巻 弘晃, 加藤 俊, 木野 泰伸, 河合 一夫, 日 ...
原稿種別: 本文
セッションID: 1705
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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プロジェクトの初期段階における顧客要求をまとめたものとしてRFP (Request for Proposal)がある.RFPを基に顧客と供給者とのコミュニケーションをとり,要件定義,プロジェクトスコープの定義,計画立案を行い初期段階における顧客要求の充足が図られる.しかしながら,RFPに顧客要求の項目不足や要求背景の欠如といった問題があり,要件定義の作業負荷増大,要求変更の頻発,成果物の顧客要求との不適合に繋がる可能性が高い.そのため,プロジェクト初期段階でRFPを評価し,不足箇所等を明確化する必要がある.一方,プロジェクト計画におけるQFD応用研究会では,RFPなどに表される顧客の要求を基として,要求項目と解決案,成果物に求められる機能,製品などの具体的な実現要素に落とし込む展開表,および関連表で構成される要求整理方法をQFDの考え方を用い提案した.本年度は要求整理手法の展開として,ステークホルダー価値を基にしてRFPの不足箇所等を指摘する評価モデルを検討し,作業負荷を抑えるために形態素解析を用いたRFP評価モデルの活用方法を検討した.
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木野 泰伸
原稿種別: 本文
セッションID: 1706
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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組込み研究会では,これまで7回の研究会を開催し,多岐にわたる議論を重ねてきた.その中で,幾度となく議論されたことは,企業のアプリケーションシステム開発との違いについてである.組込みシステム開発の特徴は,メカトロニクス,エレクトロニクスの技術者と協業すること,そしてシリーズとしての複数製品開発が時間的に僅かにずれた状態で並行して行われることである.このことから,組込みシステム開発は,複雑なマネジメントが要求される.しかし,アプリケーションシステム開発においても,複数のチームが協業することや,並行開発が行われることがあり,本質的な違いかどうか判断が難しい.そこで,今一度原点に戻り,組込みシステムの特徴と問題点を明確にするため,組込みシステムのエキスパートにインタビューを実施し,文章化して分析することにより,特徴と問題点を明確にしたいと考えている.
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原稿種別: 付録等
p.
App12-
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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井上 雅裕
原稿種別: 本文
セッションID: 2707
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
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システムアーキテクチャ設計能力や,プロジェクトマネジメント能力を持つ組込みシステム技術者が求められている.大学教育では,要素技術やプログラミング等の技術に重点が置かれ,システムエンジニアリング,プロジェクトマネジメントの教育は十分に行なわれていない.今回,大学院修士課程の科目として,組込みネットワークとシステムエンジニアリング・マネジメントを連携させた教育カリキュラムを策定し,実施したので報告する.
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中村 太一, 下山田 俊, 松岡 雄介, 佐々 佳見, 野中 克裕, 丸山 広
原稿種別: 本文
セッションID: 2708
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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本論文は、プロジェクト・マネジメント教育を効率的に行なうロールプレイ演習システムについて述べる.提案するロールプレイ演習システムは仮想プロジェクトのスコープ、ステークホルダの情報と役割の指示、学習者の回答の評価方法および仮想プロジェクトの進行方法が記述されたシナリオに従って、ロールプレイゲームのように仮想プロジェクトを制御するシナリオドリブンのノンインテリジェンスなWebアプリケーションシステムである.提案システムを用いた演習の準備はおよそ1時間で完了した.演習課題を記載した情報カードの用紙を配布する従来の演習に比べ大幅に準備時間が短縮された.本システムを使った講義アンケートでは60%以上の学生がWebアプリケーションのロールプレイ演習に興味を持ち、学習意欲を高める効果が確認できた.
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北浦 有子, 中村 太一
原稿種別: 本文
セッションID: 2709
発行日: 2008/03/14
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
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PBLを基にしたロールプレイ演習は,短時間で効率的にPM学習する手段として有効である.疑似プロジェクトの状態遷移と演習内容を記したロールプレイシナリオは,ロールプレイ演習が実務経験やOJTに代わるよう,リアリティを要す.また,教育ツールであるため,無矛盾性と学習難易度調整を必須とする.本稿では,今年度における,要件を満たすロールプレイシナリオの作成,実施したロールプレイ演習の内容とその結果について紹介する.
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