大日本窯業協會雑誌
Online ISSN : 1884-2119
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30 巻, 362 号
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  • 萩原 清彦, 森本 貫一, 上田 清, 平岡 泰太郎
    1922 年 30 巻 362 号 p. 457-488
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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    本報告は旭硝子株式會社試驗所に於て硝子研究報告第三報として發表せるものに係り、 さきに硝子研究報告第一號として發表せる鏡曇の研究の繼續とし、 銀引せる硝子鏡面に生ずる「くもり」の原因に付研究せる結果、 硝子には質として高温度により滲出する物質存在する事を悟り、 此滲出物の出現により硝子に存する班紋及鏡曇りの一因たる彼の時日の經過に伴ひ生ずる「くもり」の原因をも明にせり、 而して此の滲出作用は硝子表面に限らず氣泡の如く硝子實體内に密閉されたる面に於ても尚認め得べく、 此等の滲出物は直に濕氣を吸收して溶解し硝子面上に於て其表面張力に從ひ、 種々に集合して斑紋を呈する者とし、 曇及び綱目を生ずる場合は施工方法の如何によらず大差なきが如きも尚洗滌法を施せるものは尠なき指數を示せり、 此れ等の結果によれば銀引の際生ずる鏡面の曇は (一) 銀引の際硝子面を琢磨し表面に燒付きたる粒状の物質又は綱目状に集合せる物質を除くか (二) 硝子面をヴヰトロスコープにて檢鏡し硝子面の曇らざる部分を選擇し、 或は表面琢磨の際其状態を檢査し全く除去し得たるを待ちて銀引するかによりて確實に大部分を除き得べし、 さりながら鏡面製作後時間經過と共に生ずる曇は所謂常温滲出物の作用にて、 此の滲出物の出現を最小限度に止むるには熔融状態を均一にし熔融温度及び凝固温度の關係を明にするを要す、 要するに著者等は本研究により鏡面の曇の原因は滲出物の作用に基するを明にせるも此滲出物の性質及び防止法は尚將來の研究に待たざるべからずとなせり、 又著者等がさきに硝子研究報告第二報に發表せる粒子に關し此の滲出物と混同せる點あり、即ち (一) 粒子は限定せられたる斜入光線に限り檢鏡し得べく、 此の時滲出物も共に現はるゝ事あれども其の分は斜入光線の角度を限定すべきものに非ざるを以て、 此點にて粒子と滲出物とを區別し得る事、 (二) 滲出物は琢磨により除去さるゝも粒子は琢磨硝子面に於ても認めらるゝ事、 (三) 滲出物の存在は硝子面を斜にし強烈なる光源に照せば肉眼にても曇として認めらるゝも粒子は此事なき事等の事實を確めたるを以て前報告を訂正せり (倉橋)
  • 石川 久羅四郎
    1922 年 30 巻 362 号 p. 489-492
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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  • 小林 作平
    1922 年 30 巻 362 号 p. 492-500
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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  • 大須賀 眞藏
    1922 年 30 巻 362 号 p. 500-507
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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  • 中原 省三
    1922 年 30 巻 362 号 p. 507-509
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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  • 1922 年 30 巻 362 号 p. 510-511
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
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  • 1922 年 30 巻 362 号 p. 512-521
    発行日: 1922/10/20
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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