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高橋 誠, 阿折 幸康, 池内 建二
セッションID: 402
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
炭化ケイ素とホウケイ酸ガラスの陽極接合を行い,接合条件が継手性能に与える影響を観察した.継手界面のせん断破壊強度は,接合温度523 Kから613 K,接合時間300 sから1800 sの範囲で,接合温度・接合時間をますとともに上昇し,最高で約5.7 MPaに達した.
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本田 直也, 金 鍾鉉, 河村 能人
セッションID: 403
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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金属ガラスは、高強度・高靱性などの優れた性質を有する材料である。この金属ガラスの応用範囲を拡大するにあたっては、溶接技術の確立が急務であり、特に既存材料である結晶金属材料等の接合は重要である。本研究では、パルス通電接合における金属ガラスと結晶金属との接合結果について報告する。
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河村 能人
セッションID: 404
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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金属ガラスの用途拡大にあたり、溶接技術の確立は必要不可欠である。本報告では、過冷却液体状態を利用した金属ガラスの摩擦接合を試みたので、その結果を報告する。
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寺島 岳史, 中田 一博, 松本 祐司, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 405
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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金属ガラス複合材料を作製してその特性評価を行った。複合化は金属ガラス粉末とタングステン粉末を混合してペレット化した後に液体急冷法で鋳型に射出、急冷して行った。組織観察とX線回折の結果から金属ガラスはアモルファスであり強化材と密接に接合していることが確認できた。
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濱田 慎介, 津村 卓也, 木村 久道, 井上 明久, 中田 一博
セッションID: 406
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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Ni基金属ガラス箔(厚さ25㎛)の用途拡大のため、レーザ溶接によりSUS316Lステンレス鋼(厚さ30㎛)と重ね接合を行った。接合部の組織解析および、硬さ分布、継手強度を調べ、Ni基金属ガラス箔とSUS316L ステンレス鋼の異材接合特性を評価した。
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小野 貢平, 劉 忠杰, 上園 敏郎, 恵良 哲生, 上山 智之, 田中 学
セッションID: 407
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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溶接ビード形状の改善やヒューム・スパッタの低減を目的として、GMAとプラズマを同軸で発生させるプラズマGMA溶接法に着目し、その溶接システムを開発した。本報告ではそのプラズマGMA溶接システムの概要、特徴ならびに溶接性能などについて概説する。
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宮廻 滋, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 鈴木 啓一, 山崎 圭, 山本 恵理
セッションID: 408
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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溶融池表面の二次元温度場を二色温度測定法を用いて可視化した。温度分布は高速度ビデオカメラを用いて溶融池表面から放射される熱放射光から2つの赤外域の波長(950nmと980nm)を選び、それらの強度比を求めることによって得られた。
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小鶴 哲史, 田中 学, 田代 真一, 劉 忠傑, 小野 貢平, 恵良 哲生, 上山 智之
セッションID: 409
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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この論文には、1つのトーチ、1つの溶接ワイヤ、複数のシールドガス、二つの電源から成るプラズマMIG溶接におけるアーク現象の観察を行う。この溶接プロセスは、一方の電源はアーク領域に供給する前にシールドガスをイオン化し、もう一方はワイヤ電極を溶融しながら安定にアークを発生させる。
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権藤 僚, 安西 敏雄, 西尾 一政, 篠原 誠
セッションID: 410
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
ステンレス鋼のTIG溶接を行う際、活性ガスを使用すると溶融金属の溶け込み深さが増大することが分かっている。特に、酸化性ガスと不活性ガスを同時に流すことが出来るAA-TIG溶接を用いることにより、溶込み深さの増大や開先加工無しの施工範囲の増大、また開先範囲の減小させることにより、溶接作業工程の短縮・品質向上、コスト削減が期待できる。そこで、本研究ではAA-TIG溶接施工によるステンレス鋼溶接金属の性状について検討を行った。
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小川 洋司
セッションID: 411
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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活性フラックス塗布によるティグアーク溶接時の深溶け込み現象を考察するために、高速度カメラを用いてアーク溶接時の表面の湯流れを詳細に観察した。シールドガスがヘリウムの場合には溶融池表面はほぼ平坦であり、計算モデルと比較的合致する湯流れが観察される。シールドガスがアルゴンの場合には、アーク直下の溶融池表面はかなり押し下げられ、その沈下量は硫黄の含有量や活性フラックスの塗布で大きく変化する。湯流れや振動状態が活性フラックスやシールドガスの違いでどのように変化するのかについて解析した。
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宮田 実, 田代 真一, 田中 学, 沈 建栄, 高橋 邦明
セッションID: 412
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
プラズマアークによるキーホール溶接については現象の複雑さから、キーホールの形成機構・プラズマアークの基礎特性について十分に解明されているとは言い難い。そこで、本研究はプラズマアークの数値計算モデルを構築しそのキーホールの形成機構・プラズマアークの基礎特性を明らかにした。
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辻村 吉寛, 田中 学, 金井 信夫, 早川 壮則
セッションID: 413
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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現在,ショートアークランプの大型化・高出力化が求められているが,その詳しい動作メカニズムには未だ不明な点が多い.そこで本研究では,ショートアークランプの数値解析モデルを構築することによって,ショートアークランプのエネルギーバランスや物質輸送などメカニズムの解明を目的としている.
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田代 真一, 山本 健太郎, 田中 学, 中田 一博, 山本 恵理, 山崎 圭, 鈴木 啓一
セッションID: 414
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
本報では、アーク溶接中に溶滴や溶融池表面から発生する
多量の金属蒸気から溶接ヒュームが生成される機構を、
均一核生成モデル並びに不均一凝縮モデル、
2次粒子凝集モデル等を用いて検討した結果について報告する。
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山本 健太郎, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 山本 恵理, 山崎 圭, 鈴木 啓一
セッションID: 415
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本報では溶融池表面から生じる金属蒸気の挙動を考慮した静止GTA溶接プロセスの数値解析モデルを構築し,数値計算シミュレーションを通して静止GTA溶接プロセスにおけるプラズマ中の金属蒸気濃度の動的な空間分布変化,アークプラズマ温度分布の動的変化,溶融池形成の時間変化を定量的に明らかにした.陽極にはステンレス鋼を想定し,溶融池から発生する金属蒸気は鉄,クロム,マンガンの3種類のみであると仮定した.
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池川 隆史, 藤井 英俊, 野城 清, 田中 学
セッションID: 416
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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鉄鋼材料のTIG溶接では、溶融池の酸素量により溶融池の対流の向きが変化し、溶込み深さが変化することがわかっている。MIG溶接においても同様に溶融池の酸素量を変化させることで、溶込み深さがどのように変化するかについて調査した。
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齋藤 雅哉, 木本 勇, 大村 大輔, 芝崎 翔太
セッションID: 417
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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重ね溶接継ぎ手において耐ギャップ性能を向上するため、ワイヤ中の諸元素が及ぼす溶接アーク状態、溶融池、ビード形状などへの影響を検討した結果を報告する
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野村 和史, 森崎 和之, 荻野 陽輔, 平田 好則
セッションID: 418
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究では,小型磁石により実現したカスプ型磁場を用いて,アーク形状を楕円形状に制御することを試みた.アークの非対称的な変化に対応するため,3次元的な数値解析モデルを構築した.この結果に基づいて,磁石の配置などを考慮した実験を行い,小型磁石制御の効果を評価した.
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山? 洋輔, 中谷 光良, 田中 学, 田代 真一
セッションID: 419
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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プラズマ式灰溶融炉では,炉内に数千Aの大電流プラズマを発生させることにより焼却灰の溶融,スラグ化を行っている.本研究では,炉内のプラズマの状態を推定するために,大電流プラズマの解析シミュレーション技術を確立した.また,実炉実験を実施し,シミュレーションの妥当性について検討した.
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門田 圭二, 堀川 直哉, 平田 好則
セッションID: 420
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
本研究では、ガスメタルアーク溶接(GMA溶接)における溶滴移行現象について、流体力学を応用した数値計算モデルを用いて解析を行っている。自由移行現象の溶滴移行現象について、VOF-CSF法を用いて各種パラメータが溶滴の移行現象に及ぼす影響を解析した。
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大村 大輔, 元松 隆一, 木本 勇, 芝崎 翔太
セッションID: 421
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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ソリッドワイヤを使用した炭酸ガスアーク溶接の積層溶接では、スラグ堆積にともない、再アークスタートの阻害による能率低下が発生する。そこで、スラグ剥離性の改善によりこの問題を解決するため、スラグ剥離性に関して各種元素の影響について検討した。
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山根 敏, 吉田 哲夫, 山本 光, 中嶋 徹, 大嶋 健司
セッションID: 422
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
片面裏あてなし溶接では、裏ビード状態に従って、溶融池表面位置がことなる。溶落ちが生じる場合は溶融池表面位置はかなり下がる。この変化は溶接電圧に現れる。そこで、低速前進時の平均電圧を求め、この電圧が所望の値になるように、ウィーイング幅の制御を行う。これにより、溶落ちを防ぎ、適切な裏ビードを得る。
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宮下 健, 金子 裕良, 山根 敏, 大島 健司
セッションID: 423
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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薄板の片面溶接において溶落ちのない溶融池形状を得ることは重要である。本研究ではトーチを溶接進行方向の前後に揺動し入熱と放熱を制御するスイッチバック溶接法を用いて、裏波ビードを制御することについて検討した。数値シミュレーションおよび溶接実験を行いギャップ変化に対するスイッチバック溶接の有用性を確かめるとともに、溶接変形についても解析した。
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チップ仕様の溶接作業性に与える影響
沓名 宗春, 徐 国建, 高木 柳平, 赤尾 恭央
セッションID: 424
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
フリー
ガスシールドアーク溶接用コンタクトチップ(以下チップという)の材質、孔加工法を大きく変化させたチップを試作し、従来チップと溶接作業性に関し検討した。材質は純銅系とし、孔明き銅棒の滑らか孔採用により、従来チップに比べ良好な溶接作業性を確保出来ることがわかった。
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角継手専用溶接機の開発
津山 忠久, 栗山 晋
セッションID: 425
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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ビルトボックス柱極厚角継手部へのタンデムエレクトロガスアーク溶接法の適用を検討している。本報告では種々の建築用鋼板を用いたときの溶接部機械的性能と新規開発した角継手専用溶接機を紹介する。
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中田 一博, 藤井 督士, 嶋田 雅之
セッションID: 426
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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AZ系マグネシウム合金AZ31、AZ61およびAZ91Dのティグアーク溶接時のトランスバレストレイン割れ試験を実施し、溶接凝固脆性温度領域を求めた。得られた結果とAl合金量との関係についての検討を行った。
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オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の凝固割れ現象のモデリング(1)
小薄 孝裕, 宮部 一宏, 平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 427
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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汎用的な凝固割れ感受性評価試験であるトランスバレストレイン試験におけるオーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の凝固割れ発生挙動の高倍率でのその場観察を実施した。
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オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の凝固割れ現象のモデリング (2)
小薄 孝裕, 森口 晃治, 小川 和博
セッションID: 428
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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凝固組織形態の観点から見た凝固割れ抑制機構を解明するために、マルチフェーズフィールドモデルを用いたオーステナイト系ステンレス鋼溶接金属凝固組織形態の予測を試みた。
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異材レーザ溶接部の凝固割れ発生評価法に関する研究(第4報)
篠崎 賢二, 山本 元道, 温 鵬, 田村 知子, 河野 雄輔, 千田 康隆, 根本 規生
セッションID: 429
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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Inconel600/SUS347異材継手について凝固脆性温度範囲での高温引張試験を行い,取得した高温物性値を用いた高温ひずみ解析を行った。2種類の治具を用いた凝固割れ発生試験を行い,その場観察法よって高精度な高温延性曲線を取得した。高温延性曲線と高温ひずみ履歴を用いた高精度な凝固割れ発生予測システムを,異材レーザ溶接部に適用した。
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才田 一幸, 坂本 昌, 谷口 彰, 西本 和俊
セッションID: 430
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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690合金多層盛溶接金属のミクロ割れ感受性を改善することを目的として、溶加材にCeを微量添加した。Ce添加量が0.015~0.025mass%において、ミクロ割れ感受性が最も低下し、Ce添加量0.03mass%の690合金溶加材を用いた多層盛溶接金属部には割れは全く認められなかった。
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橋本 匡史, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 431
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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初晶選択を考慮した熱間工具鋼の凝固割れ感受性を明らかにした。そして,ミクロ偏析に及ぼす初晶選択の影響を理論的に検討し,Si, PおよびSの低減が凝固割れの危険性を下げることがわかった。
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成 喜俊, 具 然白, 金 庚周, 崔 起榮
セッションID: 432
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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低温靱性を確保する目的として、Niを含まれたFCAW溶接材が多方面で使われているが。材料の溶接金属は溶接条件により、ホット割れの発生の可能性が低くない。しかし、この材料のホット割れに関する研究は少ない。そこで、溶接条件との関係について調べた。
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小山田 哲哉, 横山 毅士, 宮城 雅徳, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 433
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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粒界工学を適用した材料である粒界工学制御オーステナイト系ステンレス鋼の引張試験を行い、粒界工学が引張特性に及ぼす影響を調査した。その結果、引張特性(伸び、降伏応力、引張強さ)は母材の約90%程度の値を示した。このうち降伏については結晶粒径の影響が支配的であることが示唆された。
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佐藤 信也, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 434
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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321オーステナイト系ステンレス鋼に粒界工学を適用し、粒界制御材を作製した。非粒界制御材、粒界制御材に対してTIG溶接を行い、溶接熱影響部における耐粒界腐食性を評価した。粒界制御材の耐粒界腐食性は向上しており、これは粒界工学制御によって対応粒界密度が増加したためだと考えられる。
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高耐食高強度オーステナイト系ステンレス鋼用溶接材料の開発(第1報)
井上 裕滋, 松橋 亮, 柘植 信二, 水本 学, 行方 飛史, 山岡 弘人
セッションID: 435
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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高耐食高強度オーステナイト系ステンレス鋼は近年、化学タンク、極低温容器、産業廃棄物処理用機等、多くの産業分野での需要が高まっている。特にN添加で強度を高めた高窒素ステンレス鋼は、強度のみならず、耐食性、耐酸化特性にも優れている事から、その適用範囲は高まっている。
今回、高強度・耐孔食性オーステナイト系ステンレス鋼用溶接材料として、GMA溶接ワイヤの設計検討を行い、靱性及び耐食性が得られる最適な成分系を得た。
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高耐食高強度オーステナイト系ステンレス鋼用溶接材料の開発(第2報)
井上 裕滋, 柘植 信二, 水本 学, 行方 飛史
セッションID: 436
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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高耐食高強度ステンレス鋼用溶接材料開発時に発生した特異現象について報告する。鉄鋼材料の溶接金属は、酸素量が増加すると靭性が低下することが自明である。しかしながら、本開発成分系では、逆転現象が起こり、酸素量が多い溶接金属ほど高靭性となる。そこで、凝固モード、凝固偏析、第二相の晶析出挙動に及ぼす酸素の影響を検討し、考察した組織形成および靭性向上メカニズムについて報告する。
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柳田 和寿, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 437
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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マルテンサイト系溶接金属には高温割れなどの問題が生じる。高温割れは溶接凝固過程でフェライトが存在することで防止することができると考えられている。時分割X線回折およびトランスバレストレイン試験を用いて凝固モードと高温割れ感受性の関連性を評価した。
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益子 拓樹, 渡辺 健彦, 柳沢 敦
セッションID: 438
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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フェライト系ステンレス鋼の溶接部は結晶粒が粗大化しやすいということが知られている。それにより引張強さや靭性など、溶接部の機械的性質が低下するといった現象が起こる。そこで溶接中に超音波振動を溶融池に付与することにより結晶粒の微細化を図る。
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金 鍾鉉 , 河村 能人, 柳田 裕二, 澤井 直久, 黒木 博憲
セッションID: 439
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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we report here the successful electron beam welding of Zr41Be23Ti14Cu12Ni10 BMG to stainless steel and the effect of the horizontal focal point position and shape of stainless steel on the phase composition.
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長代 吉広, 渡辺 修平, 鈴木 孝典, 津村 卓也, 中田 一博
セッションID: 440
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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レーザブレーズ溶接を用いてアルミニウムと鉄鋼材料の接合を行った.ろう材には、Ag-CuろうとAl-Siろうを用いて、それぞれ接合部の継手強度を把握し、Fe/ろう材、Al/ろう材の界面組織観察を行い比較した.継手引張試験結果では、ブレーズ溶接条件の最適化により、Agろう材を用いた場合、Al合金熱影響部破断となり、また、Al-Siろうの場合、破断位置は化合物が形成された鋼板/ブレ-ズ溶接部界面であった.しかし、いずれも同程度の高い強度の継手強度であった.
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樽井 大志, 濱口 祐司
セッションID: 441
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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マルチマテリアル化などの軽量化ニーズに必要となる異材接合技術として、本報では、フラックスを用いることなく、アルミニウムと溶融亜鉛メッキ鋼板をレーザブレージングにて接合したときの強度について報告する。
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瀬知 啓久, 竹崎 昭夫, 松本 大平, 津村 卓也, 中田 一博
セッションID: 442
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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局所的かつ短時間での加熱が可能であり,母材の材質劣化抑制に優れたレーザブレイジング法を用いた超硬合金と窒化ホウ素の異種材料接合における,ろう材組成による接合性への影響評価とろう材の接触角測定を行った。0.6%以上のTi含有で良好な接合が得られ,平衡接触角も0.4%以上で急減した。
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上瀬 哲也, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 443
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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肉盛りやろう付けなどで問題となる固相と液相との接触界面における拡散現象を検討した。SS400の容器内で自溶性合金のコルモノイを熔解して、接触界面の観察を行った。EPMAを用いて各相の組成を分析し、組織観察結果と合わせて、原子拡散から溶融に至る過程を明らかにした。
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齋藤 秀輝7, 渡辺 健彦, 柳沢 敦
セッションID: 444
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、Mg合金の超音波併用ろう付における接合の可否を調べた。また、超音波振動を付与する温度や時間を変化させて、継手の機械的性質を調べた。金属顕微鏡やSEMによる組織観察を行い、ろう付温度や超音波振動が継手に及ぼす影響を調べた。
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國香 雅亮, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山崎 敬久
セッションID: 445
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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C/C複合材とチタンとの異材間ろう付け継手では強度はあまり得られておらず,原因も明確にはされていない.本研究ではその原因がC/C複合材料の繊維の編み方に関連すると考え,繊維の編み方や配向の異なるC/C複合材とチタンとを真空中でろう付し,ろう付界面での接合状態を明らかにする.
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吉田 将希, 安形 真治, 井出 英一, 守田 俊章, 廣瀬 明夫, 小林 紘二郎
セッションID: 446
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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2種類の有機―銀複合ナノ粒子を用い、熱特性及び有機物含有量が接合性に及ぼす影響を調査した。有機物を多く含む有機ー銀複合ナノ粒子は低強度を示し、良好な接合継手を得る為には接合材の有機物含有量を少なく押さえる必要がある事が示唆された。
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巽 裕章, 武田 直也, 赤田 裕亮, 小椋 智, 井出 英一, 守田 俊章, 廣瀬 明夫
セッションID: 447
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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酸化銀マイクロ粒子を用いたナノ粒子その場生成による金属接合プロセスを開発した。酸化銀マイクロ粒子を還元することによって、130~160℃でナノ粒子が生成することを確認した。また、そのナノ粒子が基材に対して接合温度160℃で金属的に接合することをHRTEM観察により明らかにした。
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西川 宏, Ho Li Ngee, 夏目 直英, 竹本 正, 柏木 行康, 山本 真理, 中許 昌美
セッションID: 448
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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有害物質フリーに対応した新たな低温接合材料として、導電性接着剤が注目を集めているが、いくつかの問題点が指摘されている。したがって、本研究では新規導電性接着剤として、導電性接着剤の低コスト化と信頼性向上を目指し、有機保護層を有した銅ナノ粒子を用いた導電性接着剤を試作し、その電気特性について検討をおこなった。
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田中 篤志, 藤本 公三
セッションID: 449
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究ではソルダリングに代わる接合プロセスとして低融点金属薄膜をもちいた接合プロセスの検討を行った。また提供する薄膜を多層にすることによって接合信頼性にどのような影響があるのか高温環境におけるせん断試験とEDXによる成分分析を行うことで明らかにした。
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岡川 啓悟, 広橋 光治, 相沢 友勝
セッションID: 450
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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電磁圧接は、アルミニウム薄板と鋼板などの異なる導電率を持つ異種材料の重ね接合に有効である。高導電率のアルミニウム薄板は放電回路から十分なエネルギーを得ることができるので、大きい電磁力によって加速され、固定された溶融亜鉛めっき鋼板に衝突する。両方の表面は衝突の効果によって清浄化され、そしてアルミニウム薄板内に生成された電磁力によって、互いに接合される。この報告で、私たちは圧接原理、接合強度および接合界面について述べる。
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杉山 善崇, 花崎 健一, 相沢 友勝, 岡川 啓悟
セッションID: 451
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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円形状の導体露出部を有するFPC同士の電磁圧接を行った.φ3とφ1の導体露出部が重なり合うにFPCを配置し,FPC同士の間には間隙を設けた.接合に用いたキャパシタの静電容量は200μF,充電エネルギーは1.1~1.3kJである.接合後の引張試験で,破断モードは母材破断であった.
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