-
田代 真一, 銭谷 佑, 田中 学
セッションID: 404
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究では数値解析により,ヒューム生成メカニズムの理論的な解明を試みている.本講演は特に,ヒュームの生成過程において,粒子の運動機構(駆動力)の違いが2次粒子の成長過程に及ぼす影響について検討した結果について報告する.
抄録全体を表示
-
高原 渉
セッションID: 405
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
希ガス原子周囲の金属-金属結合状態および金属-非金属結合状態をDV-Xα分子軌道法により調査した。希ガス原子が存在するとき、希ガス原子とその周囲原子の間の共有結合性は著しく小さい。しかし、希ガス原子周囲の金属-金属あるいは金属-非金属結合状態は、希ガス原子の有無により変化する。溶接プロセスにおける不活性ガスの位置づけについては、希ガス原子の存在による周囲金属-金属、金属-非金属原子間の電子状態変化という視点も必要である。
抄録全体を表示
-
小澤 俊平, 高橋 優
セッションID: 406
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶鉄の表面張力は強力な表面活性元素である酸素により大きく低下する.酸素は不純物として材料中に存在するだけでなく,雰囲気中に気相として存在するが,その影響を定量的に考慮した測定は無い.本研究では,雰囲気酸素分圧を精密制御し,表面張力-温度-雰囲気酸素分圧の関係について明らかにした.
抄録全体を表示
-
森川 達矢, 門田 圭二, 平田 好則, 恵良 哲生
セッションID: 407
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
極低スパッタの短絡移行溶接の実現のために,電流波形やワイヤ送給を制御するマグ・炭酸ガス溶接プロセスが実用化されている.本研究では,計算負荷が軽く汎用的な工学ツールとなりうる短絡移行モデルを構築し,短絡期間において実験結果と解析を比較することで解析モデルの妥当性を検討した.
抄録全体を表示
-
門田 圭二, 平田 好則
セッションID: 408
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶滴の移行現象に対して,溶接中にその表面を流れる電流密度の大きさが影響してる可能性が示された。前回は電流密度一定のもと,溶滴移行単独モデルにてその効果を解析した。今回は電流密度の時間変化を考慮して数値解析するため,溶滴移行-アークモデルとの統合モデルを構築して解析を行った。
抄録全体を表示
-
児玉 真二, 椙浦 一輝, 辻村 吉寛, 田中 学, 糟谷 正
セッションID: 409
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
TIG溶接における溶接金属の窒素含有量は、
Arシールドに比べてHeシールドの方が少なくなった。
Heシールド時の金属蒸気の増加により、鋼表面の窒素分圧が下がった結果、
溶接金属窒素含有量の低減につながったと考えた。
抄録全体を表示
-
稲垣 史紀, 藤井 英俊, 釜井 正善, 森貞 好昭
セッションID: 410
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
現在金属を接合する際には溶接が最も主流となっている。しかし溶接では金属を一度融解するため、組織変化による機械的特性の低下や気泡の残存による品質の低下が著しい。そのため本研究では超音波を用いることにより、溶接部の品質の向上について調査した。
抄録全体を表示
-
鈴木 悠司, 平田 好則, 門田 圭二
セッションID: 411
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶滴移行現象の中で,移行形態のGlobular-Spray遷移条件に関して検討した.
溶接電流,電圧および電極の極性,REM添加ワイヤ,シールドガス,それぞれの移行形態への影響について実験的に解析した.また,本報告では,表面電流密度に注目し,遷移条件の解析を行った.
抄録全体を表示
-
荻野 陽輔, 河田 純一, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 412
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接においてアークプラズマより母材に与えられた熱エネルギーは,熱伝導や溶融池内の対流によって輸送される.本研究では磁気制御アークにおいて熱源の形状や,溶融池内の対流挙動などの熱輸送現象の変化が最終的な溶込み形状に対して及ぼす影響について検討した.
抄録全体を表示
-
吉岡 佑一朗, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 413
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究ではガスメタルアーク溶接を対象とした溶融池の熱輸送現象、ビード形成現象の簡易解析モデルを構築し、融合不良やアンダーカット等の欠陥を比較的短時間の計算により定量的に検出することを目標としている。本報では移動溶接における非定常3次元モデルの開発とその実験的検証を行った。
抄録全体を表示
-
片山 翼, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 414
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
純アルゴン雰囲気のミグ溶接では、一般に陰極点の不規則な挙動やワイヤ端液柱のふらつきによりアークが不安定になり、良好なビードが得られない。本研究では熱と力の分離制御という観点から電源と給電点を二つ設けアークの安定化を図った新たな溶接プロセスを開発した。
抄録全体を表示
-
倪 旭坤, 藤井 英俊, 森貞 好昭, 田中 学
セッションID: 415
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究では、SUS304ステンレス鋼のAA-プラズマ溶接を行った。アーク長はAAプラズマ溶接におけるアークの集中程度とガスのシールド性強い影響があり、溶接の品質に対する重要なパラメータである。アーク長を制御して溶接実験を行うことにより、アーク長と溶融池形状の関係を調べた。
抄録全体を表示
-
越智 申久, 岡野 成威, 田中 学, 望月 正人
セッションID: 416
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶接施工現場で広く用いられているTIG溶接では,アーク・プラズマの安定性や溶接線の視認性などの理由のほか,母材への溶込みを制御するために,電極を傾けて溶接を行うことがある.本研究では,このような溶接時のトーチ角度の違いが入熱分布特性に及ぼす影響について,数値解析による検討を行った.
抄録全体を表示
-
山根 敏, 高梨 太郎, 神戸 貴博, 細谷 和道, 中嶋 徹, 山本 光
セッションID: 417
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
プラズマ溶接は高密度電流を用いるので、深溶け込みの結果を得るのに適している。そのキーホールは、パイロットガスと溶接電流の関係で決まる。裏ビードの安定化のために、パルス電流を用いて、CCDカメラにより、表側から溶融池を観察した、そのときの電流の決め方について考察した。また、溶け落ち状態の溶融形状の特徴から、安定な溶融池状態について検討し、溶接速度の制御により、溶融池を安定化した。
抄録全体を表示
-
川越 禎, 室崎 隆, 長坂 勝巳, 石川 喬介
セッションID: 418
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
従来、TIG溶接の品質管理は、出来栄えを作業者が目視チェックするという方法が採られていた。今回画像処理による外観検査を開発した。溶け別れ不良検出では、GrabCut技術、ブローホール不良検出にはSVMを採用した。その結果、自動化ラインでのインライン品質保証ができた。
抄録全体を表示
-
アルミニウム合金のミグ溶接の場合
朝長 直也, 林田 全弘, 居村 篤志, 藤井 信之
セッションID: 419
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
現在,溶接機性能は向上しているが,アルミニウム合金溶接技術検定等では溶接機性能向上に伴う程の合格率の上昇は見られない.これは,推奨溶接条件等が現代の溶接機性能に適応していないことが要因の一つである.そこで,時代にあった溶接条件を求め,教育訓練に役立てる為に研究を行っている.
抄録全体を表示
-
CBT-EX法によるCO2アーク溶接の低スパッタ化
小野 貢平, 井手 章博, 恵良 哲生, 山口 耕作, 上園 敏郎, 上山 智之
セッションID: 420
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
新開発の溶接機制御専用LSIを用いて,CO2アーク溶接における低スパッタ電流波形制御法(Controlled Bridge Transfer Expanded法:CBT-EX法)を開発した.開発電流波形制御法の概要と,その適用効果について報告する.
抄録全体を表示
-
篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 中新 紘貴, 金沢 辰徳, Adrian Gerlich
セッションID: 421
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
オイルサンド等の輸送用パイプライン内部の耐摩耗性向上のため,ホットワイヤ・TIG溶接法によるWC硬化肉盛溶接技術の開発を行った.本研究では,溶接現象及び適正溶接条件を検討した.また,得られた肉盛部に対して耐磨耗性試験を行うことで特性評価を行った.
抄録全体を表示
-
金丸 周平, 佐々木 智章, 佐藤 豊幸, 田中 学
セッションID: 422
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
TIG-MIG複合化により、安定な純ArシールドMIG溶接プロセス(クリーンMIG)が可能となる。電流バランス・アーク間距離による溶滴移行およびアーク安定性への影響を評価すると共に、ステンレス鋼溶接において突合せ・すみ肉の実用継手への適用を行いTIG溶接との効率比較を行った。
抄録全体を表示
-
津山 忠久
セッションID: 423
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
ホットワイヤを用いたCO2ガスシールドアーク溶接法について、入熱量を変化させた時の溶接金属部の性能を確認した。CO2ガスシールドアーク溶接法としては大入熱溶接条件においても高い引張強さが得られ、0℃吸収エネルギは入熱量の増加に伴って上昇する場合がある事が判明した。
抄録全体を表示
-
草場 卓哉, 木治 昇, 片岡 時彦, 池田 倫正
セッションID: 424
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
日本の造船所が韓国,中国に対抗して競争力を維持していくための生産技術力の強化が急務であり,船殻工事で大きな割合を持つ溶接に対しては,更なる生産性向上や品質向上が求められている.スプレー移行型炭酸ガスアーク溶接を実船に適用し,高電流域の微細スプレー移行により狭開先化と低スパッタ化を実現することができた.そして,溶接能率と溶接品質の向上,溶接作業環境の改善について効果を確認した.
抄録全体を表示
-
中谷 光良, 基 吉夫, 遠山 一廣
セッションID: 425
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
腐食減肉が問題となるごみ焼却場のボイラ水管に対して,自動で肉盛溶接可能な装置を開発した.現地および工場でパイプとフィンの肉盛溶接が可能で,特にステンレス鋼,Ni基合金を低希釈で施工できる.溶射,耐火材ライニングに比較して,耐食性,耐久性の向上が期待できる.
抄録全体を表示
-
篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 村上 葵, 松村 栄郎, 縣詰 達也
セッションID: 426
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
蒸気タービンに生じる亀裂補修溶接技術の開発を目的とし,金ろう及び銀ろうを用いたCMT溶接法による肉盛溶接法の適用を検討した.溶接現象及び適正溶接条件を調査し,溶接部の組織及び硬さ変化を評価した.また,高温低ひずみ速度引張試験を実施し,クリープ脆化の再現,溶接部の健全性を評価した.
抄録全体を表示
-
山田 有希, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 427
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
スタッド溶接はスタッドの動きを伴うアーク溶接であり,溶接電流やアーク電圧などの電気現象とスタッドの引き上げや押し込みなどの移動現象との相互の関連については不明な点が多い.本研究ではこれらの現象を,溶接条件を変化させた場合について実際に測定し,スタッド溶接現象を総合的に検討した.
抄録全体を表示
-
石神 篤史, 早川 直哉, 矢埜 浩史, 遠藤 茂
セッションID: 428
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶接部特性および施工効率の向上を目的とし、低入熱多電極サブマージアーク溶接方法を検討した。先行極に細径ワイヤを適用し高電流密度とすることで、溶込み深さおよび溶着速度を増加させることができ、入熱低減および溶接高速化を図ることが可能であることが明確になった。本開発法を用いて作製した溶接継手では、熱影響部の縮小および粗粒域の旧γ粒径微細化が確認され、従来の溶接方法と比べ熱影響部の靭性が向上した。
抄録全体を表示
-
サブマージアーク溶接に関する基礎検討(第1報)
笠野 和輝, 内原 正人, 平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 429
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
サブマージアーク溶接及びガスシールドメタルアーク溶接での電流・電圧波形の比較検討を行い,フラックスがアーク現象に及ぼす影響を検討した.
抄録全体を表示
-
中澤 博志, 横尾 友美, 長崎 肇
セッションID: 430
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
近年,世界各国で地球環境の保全や経済成長の維持といった観点から,風力発電開発の普及が進んでいる。そこで,風力発電に適用されるウィンドタワー建造の溶接施工効率向上および高品質化を可能とした溶接材料を開発した。
抄録全体を表示
-
上野 邦香, 進藤 稔, 望月 正人
セッションID: 431
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
偏向コイルの磁場制御によるパルス電子ビーム照射法を用いたアルミニウム合金材の溶接において、パルス電子ビームの挙動制御によってブローホールを抑制したパルス溶接が可能である。本報では高速度カメラを用いてパルス溶接時の溶融池の挙動を観察し、ブローホール抑制効果の考察を行った。
抄録全体を表示
-
浜谷 秀樹, 渡辺 史徳, 水橋 伸雄, 石塚 哲夫
セッションID: 432
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
電縫溶接(ERW)部の酸化物欠陥を低減させるため、還元性高温ジェットであるプラズマジェットをシールド源として利用するプラズマ複合ERW技術の検討を行った。その結果、通常のERWと比べ、酸化物欠陥の発生が、1/10になることが判明した。また、溶接前の衝合面に付着しているスケールもプラズマを用いることにより、溶融できること、あるいは、バリなどに起因した欠陥発生も軽減できる可能性を得た。
抄録全体を表示
-
浜谷 秀樹, 渡辺 史徳, 竹内 順, 野瀬 哲郎, フミルノフ アンドレ, ソロネンコ オレグ
セッションID: 433
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
プラズマへの大気巻き込みを抑制できる層流プラズマを発生可能なアノード径18mmのカスケード型のプラズマトーチを開発した。層流化に重要な因子として、カソードとアノード間の距離、カソードからアノードまでの拡径プロファイル、プラズマ作動ガス流量などが重要であることが判った。これらを最適化することにより、発光している領域の長さが500mmを超えるAr-N2プラズマジェットが、また、10%以上の水素を含む場合は、同ジェット長さが200mm超を維持できることが判明した。
抄録全体を表示
-
層流プラズマによる酸化物欠陥低減効果
浜谷 秀樹, 渡辺 史徳, 野瀬 哲郎, 浅野 拓也, 本吉 卓, 三浦 孝雄, 中治 智博, 田中 王治, 水橋 伸雄, 山本 和人
セッションID: 434
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
プラズマ径約18mmの層流プラズマジェットとの複合ERWにより、SUS304鋼の酸化物欠陥が1/10以下に、かつ、プラズマ照射狙い位置の裕度は10mm以上、ERW入熱裕度は6%と拡がることが判明した。これは市販の乱流プラズマよりもプラズマ径が大きく、かつ大気巻き込みが少ないためと考えられる
抄録全体を表示
-
相沢 友勝 , 松澤 和夫, 岡川 啓悟
セッションID: 435
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
アルミニウム箔を積層し,絶縁された銅箔の上に置く.これらを平板状ワンターンコイルの上に固定し,コンデンサ電源からコイルに放電電流を流す.銅箔およびアルミニウム箔には,磁束が交差し,渦電流が流れ,電磁力が働く.この渦電流加熱と電磁力により,積層したアルミニウム箔は圧接(シーム溶接)される.コンデンサ電源のエネルギーを1.0kJ以下に選び,10枚積層したアルミニウム箔を圧接できた.この電磁シーム溶接法の原理,方法および実験結果を述べる.
抄録全体を表示
-
岩本 知広, 里中 忍, 吉田 章男, 西中 大之, 山田 謙, 三船 泰広, 小野 祐司
セッションID: 436
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
超音波電極接合により接合されたガラス/アルミニウム界面の断面組織を透過型電子顕微鏡により観察した。ガラス表面にモリブデンを蒸着し接合した場合では、モリブデンが約20nmの巾を持つ柱状に生成しており、これにより接合界面の表面酸化物などを効率的に破壊し、接合を促進することが示唆された。
抄録全体を表示
-
藤井 啓道, ラマヌジャム スリラマン, スダルサナム バブ
セッションID: 437
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
超音波積層造形法におけるアルミニウム合金接合部組織形成に対する積層効果を明らかにすることを目的として実験を行った.積層を繰り返すことによる熱サイクルによって,接合界面近傍において再結晶が進行し,等軸な微細粒で構成される領域が増加することが明らかになった.
抄録全体を表示
-
田中 陽, 藤原 伸一, 小椋 智, 佐野 智一, 廣瀬 明夫
セッションID: 438
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
CuとNiについて超音波接合を行い、強度試験や走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡などによる接合部の微細組織観察結果からその接合機構の検討を行った。また、接合した試験片に対して高温放置試験および温度サイクル試験を行い、強度試験や組織観察結果によりCu/Ni超音波接合部の信頼性を評価した。
抄録全体を表示
-
川人 洋介, 西本 浩司, 片山 聖二
セッションID: 439
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究では,低炭素鋼SPCDとエンジニアリングプラスチックPETとをLAMP接合し,さらに得られた接合継手のPET側にアルミニウム合金A5052をLAMP接合することで,PETを挟んだサンドイッチ構造を生み出し,PETが絶縁材であることを利用して電解腐食を抑え,かつ接合強度のある継手を作製するとともに,腐食試験により腐食抑制状況について検討した.
抄録全体を表示
-
西本 浩司, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 440
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究では、LAMP接合法によりチタンと樹脂との接合を行い、接合時の押さえ力と接合性および継手強度の関係について検討した。
抄録全体を表示
-
浪江 貴史, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 441
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
高反射率と優れた熱伝導性を有する銅やアルミニウム合金等の高反射金属材料は、レーザ溶接の難加工材で,間接加熱で重要であるLAMP接合においても同様であると考えられる.本研究では、LAMP接合における高反射金属材料の難しさを、接合条件や接合部の詳細な分析を通じて明らかにした研究成果を報告する.
抄録全体を表示
-
鄭 光云, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 442
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
本研究では、最大出力16kWデイスクレーザでスキャナレーザヘッドを用い、ピッチ系炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とステンレス鋼との重ね接合継手を作製して、引張せん断試験で接合強度を評価し、ピッチ系CFRPとステンレス鋼とのレーザ直接接合の可能性および接合機構について検討した。
抄録全体を表示
-
ステンレス鋼のファイバーレーザ溶接部の低歪化
高松 良平, 川上 十伍, 大久保 通則, 長谷川 利之, 細谷 昌裕
セッションID: 443
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
建材の要求溶接品質が高くなっていく中、従来のミグ溶接法では対応できない仕様が増えてきている。本報告ではステンレス鋼のシングルモードファイバーレーザ溶接部における低歪化について報告する。
抄録全体を表示
-
井戸 諒治, 片山 聖二, 川人 洋介, 水谷 正海
セッションID: 444
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
低真空中におけるレーザ溶接では大気圧下での溶接時よりも溶込みが深くなるため,厚板に対しても貫通溶接が期待できる.そこで本研究では,板厚25mmの高張力鋼板HT980に対し低真空中においてレーザ溶接を行い,溶接中の現象を観察すると共に,高品質な貫通溶接部の作製条件を明らかにした.
抄録全体を表示
-
李 修眞, 片山 聖二, 川人 洋介, 木下 圭介
セッションID: 445
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
亜鉛めっきは自動車、発電機システム、バッテリ―などに利用されています。でも、亜鉛めっきの溶接は亜鉛とスチ―ルの沸点が非常に違って溶接するのが難しいです。最近、ギャップありの2枚までは高速度、リモ-ト溶接が実現していますが、亜鉛めっき3枚の高速度リモ-ト溶接はまだ実現できません。16kWの大型出力のディスクレ―ザ―と5000mm/sec以上のスキャナ- ヘッドを利用し多様な厚さの鋼板を溶接する。特に、亜鉛めっき3枚の溶接をX-ray観察や高硬度カメラで観察し溶接メカニズムを確立。
抄録全体を表示
-
玄奥 勇人, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 446
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
鋼とアルミニウムの溶融溶接では、接合界面に脆弱な金属間化合物(IMC)層が生成するため接合が困難である。本研究では、IMC層の生成を抑制するため、溶接速度と焦点外し距離を変化させてレーザ溶接した際の熱サイクルがIMC層の生成状態及び継手強度に与える影響を検討した。
抄録全体を表示
-
山口 憲治, 村井 康生, 江口 法孝, 小橋 泰三
セッションID: 447
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
厚鋼板の帯状溶加材による多層レーザ溶接方法を検討した。目標の板厚は50~200 mmであり、開先面に沿って帯状溶加材を送給することによって狭開先で低ひずみ、高能率の溶接を目指した。今回は、最初のステップとして行った開先深さ50 mmでの溶接試験結果を報告する。
抄録全体を表示
-
久保田 遼, 鈴木 正毅, 西脇 正, 横山 信行, 横倉 晃, 浜田 和気, 遠藤 翔太, 河田 直樹, 及川 昌志
セッションID: 448
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
鉄道車両のような大型構造物ではレーザ突合せ溶接部のギャップ精度の向上は製造コスト低減の阻害になる。そこで、フィラワイヤ供給方式のレーザ溶接法によって、板厚4mmの溶接用鋼板に対し、出力6kWのファイバレーザを用い、最大ギャップ2mmまで安定溶接を得る方法を開発したので報告する。
抄録全体を表示
-
門井 浩太, 篠崎 賢二, 山本 元道, 宝蔵 雄一, 井上 寛康, 大脇 桂, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 449
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶融池表面で反射したレーザ光を利用したホットワイヤ・レーザ溶接法を用いて,高品質・高能率な極低変形すみ肉溶接技術の開発を目指した.本研究では,多層すみ肉溶接への適用を検討し,溶接現象の調査と角変形量の計測を行った.得られた溶接継手は,レーザ・アークハイブリット溶接と同程度の低変形であった.
抄録全体を表示
-
村上 孝浩, 山本 尚嗣, 廖 金孫, 中田 一博
セッションID: 450
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
チタンの溶接法としてTIG溶接が主に挙げられるが、中厚板になると1パスでの溶接は難しく、作業効率が悪くなる。そこで本研究ではTIG溶接よりも高能率なMIG溶接とレーザ溶接を組み合わせたレーザアークハイブリッド溶接を板厚6mmの純チタンに対して適用し、その溶接性を評価した。
抄録全体を表示
-
厚板炭素鋼のレーザ溶接技術の開発(第1報)
張 旭東, 芦田 栄次, 多羅沢 湘, 曽我 幸弘, 片山 聖二, 水谷 正海
セッションID: 451
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
厚板炭素鋼のレーザ・MAGハイブリッド溶接に関し,
突合せ継手およびT型隅肉継手の溶接ビード形状に及ぼす開先形状と溶接条件の影響について報告する。
抄録全体を表示
-
厚板炭素鋼のレーザ溶接技術の開発(第2報)
張 旭東, 芦田 栄次, 多羅沢 湘, 曽我 幸弘, 片山 聖二, 水谷 正海
セッションID: 452
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
フリー
板厚32mmの炭素鋼板材を用い,レーザ・MAGのハイブリッド溶接による突合せ継手を試作し,溶接部の機械特性を評価した。溶接部の衝撃靭性に及ぼすシールドガスの影響について報告する。
抄録全体を表示