帯広大谷短期大学紀要
Online ISSN : 2424-1881
Print ISSN : 0286-7354
ISSN-L : 0286-7354
最新号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
論文
  • レゴシリアスプレイによる保育観の可視化を通じて
    石井 由依, 近藤 雄大, 矢幅 照幸, 崎田 嘉寛
    原稿種別: 論文
    2022 年 59 巻 p. 1-10
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/05/28
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、保育者養成校の学生がどのような保育観を有しているかを明らかにすることで、カリキュラム・マネジメントの内容を含む「教育課程論」の授業を構想するための一助とすることであった。本研究では、LSPという従来とは異なる手法を用いて、保育者養成校における学生の内面から保育観を導出することを試みた。創作された作品及び作品に対する語りからは、養成校での学びや実習先での経験を踏まえて形成されつつある保育観を一定程度明らかにし得た。これらの保育観を『幼稚園教育要領』等で示された幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」という具体像に置き換えて分析した結果、基盤とも言うべき保育観に各自が重視する保育観が付加される傾向が見て取れた。そして、「教育課程論」の授業デザインの方向性の一つとして、多様な保育観を有する保育者の集団を想定して、如何に有機的な繋がりを築けるかを俯瞰的な視点から見る力を養成する必要があることが示唆された。
  • 保育者養成校学生の体力向上実践への検討
    石井 由依
    原稿種別: 論文
    2022 年 59 巻 p. 11-21
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/05/28
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,保育者を対象として身体活動量および体力に関する不安感を明らかにすることで,保育職の職業特性を踏まえ保育者養成校学生の体力向上の取り組みの必要性を検討するための一助とすることであった。本研究では,保育者を対象として身体活動量を測定した。さらに,毎勤務後および身体活動量計測最終日に質問紙調査を実施した。身体活動量測定結果では対象保育者の身体活動量は厚生労働省の定める健康づくりのための基準と同等以上の身体活動量であることが明らかとなった。また,歩数計測では全国平均が男性6,794歩,女性5,942歩に対して,対象保育者の1日当たりの平均歩数は8,442歩であり全国平均を大きく上回った。さらに,対象期間における1日の最大歩数は18,110歩であった。質問紙調査結果では,ほとんどの対象者が自身の体力に不安感を抱いており、他の職業と比較して体力が必要であると認識している一方で,運動習慣が乏しいことが示唆された。
  • 領域指導法(健康)の指導法開発に向けた一考察
    石井 由依
    原稿種別: 論文
    2022 年 59 巻 p. 23-34
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/05/28
    ジャーナル フリー
    本研究は、保育者養成校学生を対象として、運動遊びへの意識変化ならびに対象講義による運動面・生活面への影響を明らかにし、領域指導法(健康)における新たな指導方法の開発の一材とすることを目的とした。対象学生に対して、①質問紙調査(運動好嫌感および運動時間量、運動歴、講義による運動遊びへの意識変化)、②ワークショップ(運動遊びへの意識)を実施した。①質問紙調査の結果では、運動を好意的に捉えている学生ほど、現在までに渡り運動やスポーツに取り組んできたことが明らかとなった。さらに、運動歴を年代別にみると、運動の好嫌度に関わらず運動やスポーツに取り組む時期として小学校時代が最も多いことが明らかとなった。②ワークショップ結果では、対象学生の多くは運動遊びに困難さや否定的なイメージを抱いていることが示唆された。背景として「運動遊びに対する知識や経験の不足」が考えられる。授業後の質問紙調査では、運動遊びを肯定的に捉える学生が増加し、指導法開発の一助として有効な手立てとなった。
  • 正保 里恵子
    原稿種別: 原著
    2022 年 59 巻 p. 35-41
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/05/28
    ジャーナル フリー
    本稿は介護研究方法(通称ゼミ)において、学生が高齢者の地域での生活に触れることにより「地域のなかでその人らしく自立した社会生活を送るために必要な支援は何か」を考えることを目的とし、2020(令和2)年度から音更町が実施している「お元気コール」の一部を学生が担当させていただいている。2021(令和3)年度は、担当している方の自宅訪問を実施し、そこでの気づきや学びを学生間で共有する機会(口頭での報告)も設けることができた。それらの気づきや学びを振り返りシートに記入してもらい、その内容からどのような学習効果が得られたか分析した。結果、「非言語コミュニケーションの重要性」といった視点だけでなく、「物的生活環境を含めた対象者理解の必要性」や「物的生活環境の個別性の大きさ」、対象者の「生活に対する主観的理解へ繋がる」といった重要な視点での学習効果が明確化された。
報文
  • 実習指導に焦点を当てて
    阿部 好恵
    原稿種別: 報文
    2022 年 59 巻 p. 43-58
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/05/28
    ジャーナル フリー
    本報告では、コロナ禍における2020(令和2)年12月~2022(令和4)年1月の本学社会福祉科子ども福祉専攻の「保育実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、「教育実習指導」の講義内容と2020年度生への実習指導時のオンライン活用に関するアンケート調査の結果の整理を行った。全ての講義が対面で実施できない状況下で、継続して実習指導を行う際には、Google Classroom、Googleフォーム、Zoom等が不可欠なツールとなった。また、調査結果からオンラインでの実習前の課題等の添削指導に関して7割を超える学生が「よかった」、「まあまあよかった」と回答しており、様々な感情を抱きつつ肯定的に捉えていることが明らかとなった。さらに、自由記述からはポスト・コロナにおいてもオンライン指導の継続を支持する回答の他、学生が確認や質問できる複数のツールや機会の設置、情報提供を行う際のわかりやすい指示と複数回の通知、教員間の指導内容の統一等、今後の実習指導においてオンライン指導がより効果的に展開するために必要な指導方法や指導体制の手かがりが示された。
総説
feedback
Top