地下水学会誌
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38 巻 , 1 号
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  • 広城 吉成, 横山 拓史, 神野 健二, 和田 信一郎
    1996 年 38 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    The effect of fertilizer on chemical composition of groundwater was investigated from May 1991 to May 1994 in a farm land located West of Fukuoka city. It was ascertained that nitrate and dissolved oxygen concentrations in groundwater were greatly affected by the surface conditions of the farm land: paddy fields (April-August), vegetable fields (September-March), greenhouses (all seasons), fallow in farm land consolidation.
    In the paddy fields, nitrate and dissolved oxygen concentrations decreased gradually from May, showing the minimum at the end of August. After the paddy fields were converted to vegetable fields, both concentrations began to increase, showing the maximum in March. This periodic variation of both concentrations is probably due to the change in the groundwater in view of the reduction or oxidizing conditions caused by the paddy field and vegetable field, respectively. In the land used for greenhouses, nitrate and dissolved oxygen concentrations in the groundwater were constant in high stage in all seasons. When the land was in consolidation, farming was stopped and the land was bare. During this period, since fertilizer was not used, the nitrate concentration was lower than that in the period the land had been used as vegetable field. On the other hand, the dissolved oxygen concentration was constant in high stage.
  • Makoto NISHIGAKI, Teddy SUDINDA, Y. SASAKI, M. INOUE, T. MORIWAKI
    1996 年 38 巻 1 号 p. 13-27
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    Recently resistivity tomography techniques have been used as investigation method for civil engineering purpose. In this paper, the authors describe a new method to analysis the behavior of groundwater contaminant flow under saturated condition and to consider methods of determining the transport parameter such as longitudinal and transversal dispersion coefficients in the subsurface with the aid of conductivity probe method and resistivity tomography method. Resistivity between two electrodes was monitored using a multichanel cross borehole system. The experiments were conducted using pole-pole receiver electrode array. A two dimensional inversion tomography program was then used to simulate the apparent resistivity in laboratory experiments, and to estimate the salt water concentration.
    The longitudinal and transverse dispersion parameters were determined using resistivity tomography method and they were compared with those from the conductivity method. The results from both methods were consequently compared with those from an FEM advection dispersion analysis. It will be shown that the result are mutually consitent.
  • Suresh Das SHRESTHA, Roshani KARMACHARYA, G. K. RAO
    1996 年 38 巻 1 号 p. 29-40
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    ネパール国カトマンズ盆地には礫層を主体とした鮮新・更新統が広く発達している.この礫層は.盆地北部では不圧地下水の帯水層で.南部では被圧地下水の帯水層を形成し.その中間の中央部では半被圧帯水層となっている.これらの帯水層には15m程度の井戸が掘削され.主として飲雑用水として利用されている.盆地全体の地下水流動量は1,380m3/dayであるが.雨期にはほぼその2倍に増大する.しかしながら.カトマンズ盆地の水利用量の40%をしめる地下水使用量の増加によって.水位低下などの障害が心配されてきた.そこで.特に北部についてはマルチパーパス計画を行うべきである.
  • Nguyen Van Hoang, Kuniaki Sato
    1996 年 38 巻 1 号 p. 41-49
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    関東平野北西部地下水盆は複雑な帯水層構造を持ち.パラメータ同定に逆解析を適用するのは容易でない.そこで.帯水層パラメータ同定は統計的クリギング法.試行錯誤法及び逆解析を組み合わせて行なった.まず.初期帯水層水頭と初期透水量係数が統計的クリギング法によって推定された.ついで.被圧層の漏水係数が自動試行錯誤法により検定された.さらに.貯留係数は試行錯誤法によって求めた.最終的に.帯水層の透水量係数と指定境界フラックスはフレッチャ・リーブの共役勾配法による逆解析によって決定した.その手法は実用性の高いものと思われる.本論では.試行錯誤法や統計的クリギング法はよく知られているので.詳しく述べず.概略に触れるに留めた.
    従って.本論では地下水流の逆解析問題を解くために.フレッチャ・リーブ法の応用に焦点を合わせ.異なったパラメータ同定法の組み合わせ応用に力点をおいた.
  • 長江 亮二
    1996 年 38 巻 1 号 p. 51-79
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    水質型.安定同位体比.トリチウム濃度.ガス組成.メタンの同位体比および湧出状況等から.濃飛流紋岩分布地域と阿武隈花崗閃緑岩分布地域に存在する地下水の流動機構および水質変化の特徴を考察した.地下水の主要溶存成分の特徴から10グループに区分され.広域的流動系に対応する流れ局所的流動系の流れ局所的~中間的流動系に依存する流動経路に分けられた.トリチウム濃度分析から広域的流動系に属するものは貯留時間が長く.局所的流動系に属するものは近年の降水に対応し循環速度が速い.特に阿武隈花崗閃緑岩分布地域では.広域的流動系と局所的流動系の差が顕著である.濃飛流紋岩分布地域は差が小さいことから.断裂の透水的性質に関係するのか.局所的流動系と混合しやすいことを示している.濃飛流紋岩分布地域および阿武隈花崗閃緑岩分布地域の地下水は.水の安定同位体比によりMeteoric Water Line付近にプロットされることから.貯留時問は異なっているが.すべて天水起源の循環水と考えられる.
    地下水の水質変化は.NR.AR.G1グループの地下水は塩分濃度が低く.高pH.NaHCO3型の特徴をもち.その形成機構が安定領域図などの検討によりAL.NLグループの浅層地下水が酸性岩質岩盤中の断裂を通じて広域的流動系を流動する過程で.土壌に含まれていた二酸化炭素を消費することに.酸性岩との反応・溶脱により形成されたと推定される.下呂温泉はNR組成の地下水とNaCl型熱水の混合で形成されたと考えられる.不活性ガス組成からは.空気で飽和した地下水と美濃帯の影響の中間的なものであり両方の寄与が考えられる.朝日村農政局井(MW7a)はガス分析などの考察から美濃帯独自のものと考えられ.不活性ガス組成は塩沢・宮之前朝日村井・下島・湯屋・御嶽温泉・濁河温泉などは.空気で飽和した地下水と美濃帯独自の組成を結んだ線上に並ぶため.両者の混合したものと考えた.水質組成に関しては.美濃帯独自のものに火山ガス起源の二酸化炭素が混入することによりpHが低下し形成されたものである.遊離ガス中のメタンの同位体分析から.濁河温泉は.その水質組成からもそうであるが火山ガス起源と考えられる.(N)下島・湯屋温泉・宮之前朝日村井.(M)御嶽温泉・塩沢温泉・牧尾ダム下流については朝日村農政局井(MW7a)の美濃帯独自の堆積性メタンとKerogensなどから由来するThermogenic methaneの混合したものである.これらの結果をもとに地下水流動系と断裂との関係を考察した.N.M.GH.NGHグループは.その湧出経路が美濃帯にまで達しており.阿寺断層と直交する断層系(下島温泉の落合断層.宮之前朝日村井の猪ノ鼻断層)である.阿寺断層と共役と考えられているものの.最近の活動の証拠はみいだされていない古い断層である.このため経路がある程度塞がれており.スポット的に地形的低所の湯屋・下島などで自然湧出したものであろう.阿寺断層は410年前にも活動が知られている活断層であり.破砕帯の幅が広い.一方阿寺断層部では下呂の高温泉が知られているのみである.これは.成因が局所的なものである.基本的には活断層であるため割れ目が多く透水性が高いと思われ.広域的流動系をせき止めるような不透水部の発達が局所的なため地上に湧出しないものと考えられる.
    二酸化炭素を含まないNRグループの地下水は.断裂を流動系路としているものの濃飛流紋岩下部の美濃帯に達していないようである.
    阿武隈花崗閃緑岩分布地域における流動系は.地形的高所である約10kmほどはなれた山地域でかん養し.湯岐断層などの不透水性断層に流線がさえぎられて.その流線が上方に向かい地表に湧出したものである.
  • 島野 安雄
    1996 年 38 巻 1 号 p. 81-88_1
    発行日: 1996/03/08
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
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