近年,インドネシアの西ジャワBandung地域において地下水位の低下が深刻な問題となっている.このため,同地域における水の入出量を知るために地下水酒養量についての情報が必要となっている.今日,地下水酒養量の推定については,様々な手法を用いて行われているが,同地域における地下水位の変動についてはよくわかつていない.本研究では,流量ハイドログラフの有効なデータを用いて基底流量に基づいた同地域の地下水酒養量の潜在的影響を評価した.その結果,地下水酒養量は約566.36mm/yearで,平均降水量の20.97%である.また,地下水貯留量はそれぞれ1992年には降水量の16.15%で,1993年には4.15%であった.
抄録全体を表示