前號に続いて函數がFourierの級數に展開されたとして餘弦級數について各種平均計算法の平均値は正しく零にならないで或る場合には正しかるべきGaussの方法が多くの誤差を生ずるとき最も誤差多かるべき算術的平均値が零となることを見た。
積分し得る既知函数と積の平均値を求める方法に四方法を擧げた。
平均水準燭光計算法について述べ、實用値を擧げた。
平均球面燭光及総光束計算法の在來の各種方法を列擧し、上記の平均計算法の如何なる方法に相當するかを見、軸平均法と名付けた一つの測定法を導き、最後に簡單な數學的垂直配光曲線について確度を比較した。
尚半球について2若くは3の観測で近似平均燭光を求める簡易計算式をも導き、他の簡易計算式の確度と比較した。
軸平均法によれば平均球帯燭光も求められ、非常に急激に變化する配光曲線についてもかなり正確に求められることを示した。
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