関東東山病害虫研究会報
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2013 巻, 60 号
選択された号の論文の42件中1~42を表示しています
特別講演
報文
病害の部
虫害の部
  • 安田 美香, 武田 藍, 安田 哲也, 平江 雅宏
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 87-89
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    斑点米カメムシ類の防除対策の一つである畦畔管理について,地域毎に発生する種に対応したより適切な除草時期を検討する必要がある。そこで,千葉県内で斑点米カメムシ2種 (アカスジカスミカメ,アカヒゲホソミドリカスミカメ) が発生する地域の「コシヒカリ」 (10圃場) と「ヒメノモチ」 (9圃場) 栽培水田において,畦畔の管理状況および出穂したイネ科植物の占める割合 (イネ科植物の出穂割合) を調査し,斑点米率との関係を解析した。その結果,イネ出穂2週から1週前の間およびイネ出穂1週から2週後の間が適切な畦畔の管理時期であることが示唆された。また,これらの適切な管理時期に除草を行った場合は,イネ出穂2週前以前の時期のみに除草した場合よりも斑点米率が69%減少することが明らかになった。また,イネ出穂1週前とイネ出穂2週後のイネ科植物の出穂割合がそれぞれ0.1%,10%を超えると斑点米率が落等の基準である0.1%を超すと推定されるので,畦畔雑草の適切な管理時期においてイネ科植物の出穂割合がこれらの基準を超えないように管理する必要があると考えられた。
  • 柴 卓也, 一木 (植原) 珠樹, 大藤 泰雄, 早野 由里子
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 91-93
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    野外から採集したヒメトビウンカを用いてイネ幼苗へのイネ縞葉枯ウイルス (RSV) 虫媒接種試験を行い,同じ個体を簡易ELISA法によるRSV保毒虫検定に供試してそれぞれの結果を比較したところ,虫媒接種試験と簡易ELISA法による検出の結果は98%の個体で一致した。特に,イネ幼苗にRSVを媒介したヒメトビウンカはすべて簡易ELISA法で陽性を示し,媒介能力を有する個体を簡易ELISA法で取りこぼす事例 (偽陰性の事例) は存在しなかった。これらの結果から,簡易ELISA法はRSV保毒虫検定法として優れていると考えられた。
  • 石崎 摩美, 石川 哲也
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 95-98
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    晩植栽培された5品種・系統の飼料イネにおけるイチモンジセセリ幼虫発生量とツト数を調査した結果,防除適期と考えられる7月下旬の調査では品種間に発生量の差が検出されなかったが,8月中旬の調査では「関東飼糯254号」のツト数や幼虫数が有意に多く,「ホシアオバ」でも多い傾向が見られた。このうち2品種・系統について防除区と無防除区を設けて幼虫発生数とイネ乾物重を調査した結果,無防除区では最大0.76頭/株の幼虫が発生したが,防除区と無防除区の間で乾物重の差は見られず,この幼虫密度では減収しないと推測された。
  • 春山 直人, 松本 華苗
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 99-101
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    2012年に栃木県内のイチゴ,ナス,ナシ,キクの各圃場から採集したナミハダニ14個体群に対して,雌成虫を対象に7剤,卵を対象に9剤を用いて,直接散布法で殺虫効果を調査した。その結果,雌成虫に対してはビフェナゼート,プロチオホスが高い殺虫効果を示した。次いでエマメクチン安息香酸塩,ミルベメクチン,アセキノシル,シフルメトフェンおよびシエノピラフェンの順に効果が認められたが,何れの薬剤も複数の個体群に対し殺虫効果が低かった。殺卵試験では,アセキノシル,スピロメシフェンは全ての個体群に,シエノピラフェン,プロチオホスは大半の個体群に対し高い効果を示した。シフルメトフェン,ミルベメクチン,テトラジホンでは殺卵効果の低い個体群が複数みられ,ビフェナゼート,エマメクチン安息香酸塩は全体的に効果が低かった。
  • 春山 直人, 松本 華苗, 小林 誠
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 103-106
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    栃木県の促成イチゴほ場におけるアザミウマ類の発生状況と被害状況について調査した。花の見取りによるアザミウマ類寄生花率調査の妥当性を検討した結果,寄生花率 (p) と花あたり平均寄生頭数 (m) の関係は河野・杉野式によく適合し,推定式[p=1-exp(-0.795m0.948)] で表された。アザミウマ類の発生は10月下旬にピークがみられ,厳寒期に一度減少し,2月以降は調査終了時の4月まで徐々に増加した。発生種は主にヒラズハナアザミウマであったが,一部ハナアザミウマやビワハナアザミウマ,ネギアザミウマもみられた。また,アザミウマ類発生量と被害果率の関係について,異なる販売戦略を想定した2つの一次回帰式を得た。軽微な被害果の出荷を許容しない場合と許容する場合の要防除水準として,被害果率10%時のアザミウマ類の寄生花率はそれぞれ13.3% (95%信頼限界値: 8.7~18.0) ,21.6% (95%信頼限界値: 17.6~26.2) と推定された。
  • 桑原 克也, 高橋 まさみ, 蓼沼 優
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 107-109
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    赤色のポリエチレン製細糸を用いた目合い0.8㎜防虫ネット (以下,赤色防虫ネット) を用いたミナミキイロアザミウマおよびタバココナジラミの侵入抑制効果を検討した。露地トンネル試験の結果,ミナミキイロアザミウマの侵入抑制効果は,同じ目合いの0.8㎜防虫ネットよりも高く,0.4㎜防虫ネットとほぼ同等であり,赤色の色彩作用による侵入抑制効果の向上が認められた。一方,タバココナジラミの侵入抑制効果は目合い0.8㎜防虫ネットとほぼ同等であり,0.4㎜防虫ネットより劣っていた。施設キュウリの現地試験においてもほぼ同様な結果を示し,ミナミキイロアザミウマに対して赤色防虫ネットの侵入抑制効果が確認された。また,赤色防虫ネットのハウス内温度は,目合い0.4㎜防虫ネットほど高温にはならないため,キュウリ生育に対する影響も少ないと考えられた。一方,タバココナジラミに対しては,ネットの目合いによる抑制が主であり,ネットを赤色にすることによる抑制効果は低いと考えられた。
  • 大井田 寛
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 111-114
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    本研究では,CSNV などの媒介者として重要であり,薬剤抵抗性が発達しているミカンキイロアザミウマ (以下,ミカンキイロとする) のトマト生育初期における効果的な防除法の確立を目的とした。トマトの育苗期後半 (定植7日前) または定植時にシアントラニリプロール0.5%粒剤を株元処理し,その後の密度推移を調査することにより,生育初期における防除効果の違いを明らかにした。無処理区では,ミカンキイロ成虫が定植約1ヶ月後以降に急増し,幼虫も漸増して同時期には極めて高い密度に達した。一方,育苗期後半処理区では,ミカンキイロ成虫および幼虫が定植約1ヶ月後まで,それぞれほとんど観察されない状態で推移し,調査終了時まで低い密度に留まった。定植時処理区でもミカンキイロ成虫および幼虫は定植約3週間後まで低密度に抑えられたが,その後は増加し,最終調査時には無処理区の約1/2の密度に達した。これらミカンキイロの密度推移の状況から,本粒剤の残効は育苗期後半処理で処理後約5週間まで顕著に高く,定植時処理では処理3~4週間後まで期待できると考えられた。
  • 西村 浩志
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 115-116
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    ニラ栽培ほ場におけるネダニ類の発生由来は,本ぽに残存するもの,苗によって持ち込まれるもの,さらにその両方によるものが考えられる。本試験では苗からのネダニ類の持ち込みを防止する方法として,温湯浸漬によるロビンネダニの殺虫効果およびニラ苗に対する影響を検討した。その結果,ロビンネダニは45~50℃の範囲で補正死虫率100%であった。また,温度が高いほど補正死虫率が100%になるまでの所要時間は短かった。一方,ニラセル苗は55℃・1分間の処理までは生育に影響が認められなかった。このことから,ニラセル苗に対して45℃で10分以上,47.5℃で5分以上および50℃で15秒以上の温湯浸漬を行うことにより,ニラ苗に影響を与えることなくロビンネダニを防除できる可能性が示唆された。
  • 大林 隆司, 荒井 莉紗子, 小谷野 伸二
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 117-120
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    線虫に対する低濃度エタノール消毒法の防除効果は,キュウリのネコブセンチュウやダイコンのネグサレセンチュウで確認されていたが,シストセンチュウでは未確認であった。そこで,エダマメのダイズシストセンチュウに対する低濃度エタノール消毒法の防除効果を試験管レベルで検討したところ,シスト寄生程度,シスト指数,付着シスト数について一定の抑制効果が認められた。また,抑制効果は品種「莢音」で実施した30℃の処理温度試験より,品種「美瑛」35℃の処理温度試験で高い傾向があった。品種「美瑛」における35℃の処理温度ではエタノール濃度の1%と2%間に効果に差はなく,かつダゾメット剤と同等の抑制効果が得られた。
  • 春山 直人, 松本 華苗
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 121-124
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    2011年に栃木県内の園芸作物圃場で採集したヒラズハナアザミウマ,ミカンキイロアザミウマ,ミナミキイロアザミウマ,ハナアザミウマ,ビワハナアザミウマ,ネギアザミウマの6種18個体群の雌成虫を用いて,主要な防除薬剤15剤の殺虫効果を調査した。その結果,全ての供試種および個体群に高い殺虫効果を示す薬剤は認められなかった。ミカンキイロアザミウマでは,全ての個体群に効果の高い薬剤は認められず,一部の個体群に高い効果を示したのはプロチオホス,マラソン,スピノシン剤,ピリダリル,フィプロニルであった。ミナミキイロアザミウマでは,エマメクチン安息香酸塩とピリダリルの殺虫効果が高かったが,その他の薬剤は総じて効果が低かった。ヒラズハナアザミウマ,ハナアザミウマではネオニコチノイド剤の効果はばらついたものの,合成ピレスロイド剤や有機リン剤,スピノサド剤といった主要な薬剤の効果は高かった。ビワハナアザミウマはエマメクチン安息香酸塩の効果が中程度であったものの,大半の供試薬剤の効果が高かった。ネギアザミウマには,ネオニコチノイド剤,有機リン剤のプロチオホス,アセフェート,スピノシン剤,フィプロニルの効果が高かったものの,合成ピレスロイド剤,有機リン剤のマラソン,エマメクチン安息香酸塩,ピリダリル,クロルフェナピルでは個体群間差が大きかった。
  • 横山 朋也, 鹿島 哲郎
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 125-127
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    茨城県で発生しているネギアザミウマ (Thrips tabaci Lindeman) において合成ピレスロイド系剤 (以下,合ピレ剤) の作用点であるナトリウムチャネルの遺伝子診断による抵抗性遺伝子頻度の調査を行い,併せてミトコンドリアCOI遺伝子の塩基配列の差異を利用したハプロタイプ解析を行った。ナトリウムチャネルの遺伝子診断の結果,調査した9地点のうち8地点から採集したネギアザミウマは,合ピレ剤に対して抵抗性遺伝子を有する個体群が優占していた。また,ハプロタイプ解析の結果,県内において高い割合で優先している産雄単為生殖型のネギアザミウマのハプロタイプは,イスラエルおよびアメリカで検出されたタイプと同じであった。
  • 藤本 義子, 渡辺 正幸, 冨田 恭範
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 129-130
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    2012年8~9月に茨城県内の3地点で採集したオオタバコガ3齢幼虫について,葉片浸漬法による薬剤感受性検定を実施した。その結果,処理1日後の補正死虫率が全ての個体群で100%であった薬剤は,エマメクチン安息香酸塩乳剤,スピネトラム水溶剤,インドキサカルブMP水和剤であった。処理7日後の補正死虫率が全ての個体群で100%であった薬剤はクロラントラニリプロール水和剤,ピリダリル水和剤であった。クロルフェナピル水和剤,メトキシフェノジド水和剤,BT水和剤は補正死虫率が個体群によってばらつきがあり,個体群により薬剤感受性が異なる可能性が考えられた。
  • 屋良 佳緒利, 下田 武志, 日本 典秀, 長坂 幸吉, 守屋 成一
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 131-134
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    The development of methods for efficiently capturing native parasitoids and their molecular identification has proved useful in basic and applied studies on parasitoids as biological control agents. In this study, we developed a method for capturing Cotesia vestalis, an important native parasitoid of the diamondback moth, Plutella xylostella, by periodically placing Komatsuna traps, consisting of potted Komatsuna (Brassica rapa) plants infested with P. xylostella larvae, in fields in Tsukuba, Ibaraki Prefecture, Japan from June to December in 2012. The traps were then transferred to our laboratory for collection of the parasitoids that later emerged from P. xylostella. We also developed specific PCR primers to identify C. vestalis. Our results reveal that a total of 62 parasitoids were captured using the traps during the experimental period, especially in June and July (n=58), and that all the parasitoids captured and then analyzed using the primers (n=58) were C. vestalis.
  • 村崎 衣里, 桑原 克也, 高橋 まさみ
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 135-137
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    露地ギクで発生するアブラムシ類の省力的な初期防除対策として,ジノテフラン顆粒水溶剤を定植直前にセルトレイ苗にかん注した場合 (セル苗かん注) と,定植直後に土壌にかん注した場合 (土壌かん注) の防除効果を検討した。その結果,無処理区と比較して,セル苗かん注では定植後5週間程度まで,土壌かん注では定植後6週間程度まで,無翅アブラムシ類の寄生が有意に少なく,防除効果があると考えられた。両かん注処理は苗の活着やその後の切り花品質に影響がなく,また作業時間についても,セル苗かん注は,対照とした定植時の粒剤植穴処理に比べ9割程度短く,処理労力の軽減が図れるものと考えられた。以上のことから,露地ギクにおける定植時の殺虫水溶剤のかん注処理は無翅アブラムシ類に対して初期防除効果があり,省力的かつ低コストな初期防除技術であると考えられた。
  • 小澤 朗人, 内山 徹
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 139-142
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    We investigated susceptibility to 12 insecticides in populations of the oriental tea tortrix, Homona magnanima Diakonoff, collected from tea fields in Shizuoka Prefecture from 2004 to 2008. In the Shimada- Yui populations, the corrected mortalities 8 days after treatment with each of three insect growth regulator (IGR) insecticides, i.e. tebufenozide, methoxyfenozide, and chromafenozide [diacylhydrazine (DAH) analogs], showed slightly lower mortality compared to the susceptible strain except for chromafenozide. The mortalities to methoxyfenozide showed a gradual decrease in five years. Resistance ratios based on LC50 of tebufenozide were 10.7 and 30.1; those of methoxyfenozide were 10.9 and 11.7 in 2005 and 2006, respectively. In the case of treatment with flufenoxuron and lufenuron [both benzoylurea (BU) analog], the susceptibilities from 2004 to 2008 did not change with a clear tendency, although the susceptibility to flufenoxuron was considerably lower than lufenuron in each year and population, the resistance ratio of flufenoxuron in 2005 was 305.7. Flubendiamide, profenofos, chlorpyrifos, emamectin benzoate, and spinosad showed high insecticidal effects. As for methomyl, its resistance was found in 1980s, the change of methomyl-susceptibility was not clear.
  • 小澤 朗人, 内山 徹
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 143-145
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    We investigated the flight height of adults of several species of minute insects, including the tea spiny whitefly, Aleurocanthus camelliae Kanmiya and Kasai, using yellow sticky traps set vertically in three tea fields during the end of Oct. to the end of Nov. in 2011. The traps were set at heights from 0.5 m to 3.5 m above ground with 0.5 m intervals; the numbers of target minute insects captured by the traps were counted by binocular microscope. The numbers of A. camelliae adults captured by each trap set vertically showed the max at 1.0 m height above ground: about same height as the tea canopy, although the numbers captured at traps higher than 1.5 m height were very few (one or two individuals). As for the other minute insects, adult males of Pseudaulacaspis pentagona and their parasitoid, Arrhenophagus albitibiae, showed the trend to be more numerous at lower traps, although more than a few individuals (30 - 59, and 5 - 23, respectively) were captured at the highest traps of 3.5 m. The numbers of Trichogramma dendrolimi: egg-parasitoid of Tortricidae, were about the same at each height.
  • 本田 知大, 糸山 享
    2013 年 2013 巻 60 号 p. 147-148
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2015/01/06
    ジャーナル フリー
    ハナミズキ果実がツヤアオカメムシの寄主植物となりうるかどうかを明らかにするため,実験室内でツヤアオカメムシの幼虫にハナミズキの果実を餌として与え,生存と発育を調査した。その結果,生存率は対象の生落花生で61.5%であったのに対し,ハナミズキの果実では100%であった。また,発育期間は生落花生で29日から31日であったが,ハナミズキの果実では28日から41日とばらつきがみられた。これらの結果から,野外においてもハナミズキの果実で幼虫が発育している可能性が示された。
研究発表会講演要旨
新たに発生が確認された病害虫
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