日本鉱業会誌

焙焼・焼結について

1962 年 78 巻 894 号 p. 881-896
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_881

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鉛の熔鉱炉製錬, 電気炉製錬においては, あらかじめ鉱石を前処理して, 脱硫焼結をする必要がある。村上製錬所においては, スクラップの鉄を多量に使用して, 硫黄の多い装入物を電気炉で処理しているが, これは例外であり, 一般に炉装入物の硫黄はなるべく少ない方がのぞましい。この項については“装入物中の硫黄”のところで詳細に検討されている。このため炉には, あらかじめ脱硫された焼結塊を装入することになる。
わが国の各事業所においては, 立地条件, 使用鉱石の相違ということもあるが, この工程および使用装置がそれぞれ異なつており, 本委員会では, この問題をとりあげ, それぞれの長所, 短所につき論じてきた。
わが国では, 鉱石の予備処理として, 現在つぎの各種の方法が採用されている。
工程事業所 1. 一段焼結国富, 村上, 小坂 2. 二段焼結神岡, 佐賀関, 会津 3. 焙焼-焼結細倉, 契島
また焼結機に粉鉱を装入する前にペレットにする工程を入れているところは, 神岡, 契島, 会津の各事業所である。このべレタイジングが焼結に及ぼす影響などについても, 幾多討論が行なわれた。
焙焼炉には現在ヘレシヨフ炉が用いられているが, 鉛精鉱を流動焙焼炉で焼く可能性についても議題にのぼりその研究結果が発表された。
焼結機にはポット, 直線型-DL, 円型-DLなどが用いられているが, 直線型-DL, 円型-DLの特長が比較検討されてきた。
また最近, 話題にのぼつているup-draft焼結法についても説明があり, 焼結排ガス中のSO2の回収も現在, 神岡で行なわれているが, 各委員より, この問題について, 一般的討論が行なわれた。

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硫化鉛精鉱の流動焙焼の可能性について

沢本入衛

1962 年 78 巻 894 号 p. 897
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_897

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付属資料

1962 年 78 巻 894 号 p. 898
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_898

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熔鉱炉操業について

1962 年 78 巻 894 号 p. 899-926
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_899

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いままで述べてきた焙焼・焼結も, 熔鉱炉操業の能率を改善する目的で行なわれるものであるが, 熔鉱炉操業を支配する因子としては, そのほかに多くのものが考えられる。本委員会においても, それらの因子を多くとり上げて議論してきた。
すなわち
(1) 熔鉱炉の型-わが国では丸型,矩形型および楕円型などの各種の型の熔鉱炉が用いられている。これらの長短所について討議が行なわれた。また炉の諸元では炉幅,ボッシュ角度, シャフト角度, 羽口径, 数および羽口角度, 炉の高さ, 装入口 (Funnel,Curtain) の高さなどについても討議された。
(2) 装入物-鉛熔鉱炉の装入物は, 焼結塊を主体として各製錬所の実状に応じて, そのほかフラックスを装入しているが, 本研究会で特に討議された項目は次のようである。
1 装入方法について
2 焼結塊中の残留硫黄と亜鉛, 銅の含有量
3 焼結塊, フラックスの粒度
4 装入物中のPb含有量
5 鉄屑, パイライト・シンダー等の効用
(3) 炉内の現象-熔鉱炉の型, 装入物の性質, 装入方法などによつて炉内の各種現象はそれぞれ変わつてくるので, 上記の各項目と併わせて討議されねばならず, したがつて各項目のところに炉内における現象がそれぞれ討議されているが, 主にとり上げられたものは次のようである。
1 荷の沈降速度
2 熔鉱炉温度
3 熔鉱炉排ガス
4 ベコの付着
5 鉛のスラグ・ロス
(4) 熱風の利用
(5) 酸素富加の影響
以上の各項目について詳細に討議されてきた。またこれらの項目については”Difficulties Encountered in Smelting in the Lead Blast Furnace”を参照して論議されたが, この文献では主にOldright and MillerによるTooele, Kellogg, Trailの熔鉱炉についての研究結果を述べているが, これも討議の対象となつた。

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金属鉛へのイオウの溶解度

S. F. Blanks, G. M. Willis

1962 年 78 巻 894 号 p. 911
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_911

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鉛化合物の熱力学資料

1962 年 78 巻 894 号 p. 914
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_914

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ΔH°ΔG°S°について (298°K)

1962 年 78 巻 894 号 p. 914a
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_914a

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金属鉛への酸素の溶解度

1962 年 78 巻 894 号 p. 914b
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_914b

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鉛化合物の蒸気圧

1962 年 78 巻 894 号 p. 926
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_926

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電気炉製錬

1962 年 78 巻 894 号 p. 927-934
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_927

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副産粗鉛の製造について

1962 年 78 巻 894 号 p. 934
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_934

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Bolidensの鉛電気炉製錬

B. Lindvall, S Walldén

1962 年 78 巻 894 号 p. 935-936
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_935

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鉛の電解精製

1962 年 78 巻 894 号 p. 937-951
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_937

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反応の自由エネルギー変化

1962 年 78 巻 894 号 p. 951
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_951

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外部フラックスを用いない鉛製錬

セルフフラックスによる鉛製錬

1962 年 78 巻 894 号 p. 952
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_952

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わが国の鉛鉱業の立場と鉛需給の推移について

小川正已

1962 年 78 巻 894 号 p. 953-958
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_953

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鉛の純度および鉛の新用途

西川精一

1962 年 78 巻 894 号 p. 959-965
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_959

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国内鉛製錬所の概要

1962 年 78 巻 894 号 p. 966-976
発行日: 1962/12/25
公開日: 2011/07/13

DOIhttps://doi.org/10.2473/shigentosozai1953.78.894_966

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