(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)では,平成16年度より,プロジェクト終了後の成果の活用状況を調査し,プロジェクトの運営管理手法の改善,アカウンタビリティーの向上を図る目的で,追跡調査・評価を実施してきた.平成13年度,14年度に終了した56プロジェクトを調査した結果,成果の活用自体は大変良いことであるが,約22%がプロジェクトの目的とは異なる用途で成果を活用していることが判明した.本稿では,追跡調査の結果を述べるとともに,プロジェクトの運営管理の観点において,改善すべき点があるのではないかという仮説を立て,検討した改善策を報告する.
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