大学や企業などにおいてプロジェクトマネジメントの基礎を習得する必要性が高まっているが,プロジェクトマネジメントを教育するためのカリキュラムを作成することは容易ではない.それは,プロジェクトが多様であることや,プロジェクトマネジメントがさまざまな知識や経験に基づくものであるからだけでなく,プロジェクトマネジメントに携わったことが無い学習者にとっては,プロジェクトマネジメントの必要性そのものを理解することが難しいからである.そこで,本研究では,プロジェクトマネジメント教育の導入部としてトーイ・プロジェクトすなわちミニ・プロジェクトを実施することにより,プロジェクトマネジメントの重要性や必要性を理解させる方法を考案し検証した.

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オープンアーキテクチャの広がりに伴い,ITに対する社会の要求が厳しくなる中で,SIプロジェクトは難易度を増し,プロジェクトマネージャに対する期待感が高まっている.しかし,この領域でのプロジェクトマネージャは不足しており,早急な育成が求められている.本稿では,オープン系SIプロジェクトに携わるプロジェクトマネージャの育成について,システムエンジニアとしての技術力とマネジメント能力の両面を捉える.SIプロジェクトの特性と,それに求められる技術力やマネジメント能力との関係を整理し,双方をバランスよく習得するためのポイントや具体的な取り組みについて考察する.

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本稿では,プロジェクト型学習にもとづくソフトウェア開発のプロジェクトマネジメント教育の方法について議論する.はじめに,プロジェクトマネジメント教育の周辺を整理し,続いて,仮想プロジェクトの実施による,プロジェクトマネジメント教育の方法論について提案を行う.この提案を試行した結果として示された課題に対応するために,仮想プロジェクトの運用を支援するガイドライン・システムを提案し,その結果が良好であることを確認した.

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Earned Value Management (EVM) techniques are applied in large projects, particularly in the public sectors of the advanced countries. EVM benefits such as disinterested progress tracking, clear cost outlook and avoided ambiguity have been demonstrated in actual projects for many years. The EVM advantages are usually recognized only in large complex projects that require management of complex WBS. However, it would be worth trying to fully apply EVM even in very small projects, because it aims at being applicable to all kinds of projects, irrespective of size. The author has used EVM in extremely small projects and found that it gives the same advantages as in large size projects, and that little PM-overhead is added even in personal-scale project management without special effort to adopt EVM. In this paper, two actual application examples are shown and EVM's effectiveness in personal project management is discussed. One of the perceived inhibitors to applying EVM in small projects has been the high PM-overhead required. However, the conclusions of this paper are that there is no reason not to use EVM in small projects even in personal project management and that EVM's advantages are equally valid and can be utilized in such environments, where the key success factor is simply familiarization in applying WBS and EVM techniques.

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The peer review method is widely utilized to select publicly funded research themes affecting society and the industrial world. This type of evaluation method has been employed in many overseas countries, and its use is also spreading in Japan as well. The peer review method is a very useful technique for theme selection, but it can be further developed as there is still room for improvement. In this paper, the present status and problems of the peer review method as well as its future direction are examined from a program management viewpoint based on the actual experience of utilizing peer reviews for theme selection in proposal-based R&D projects.

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2005年秋季研究発表大会において,プロジェクトマネージャ(PM)のケーパビリティとして,その多くが暗黙知として存在するヒューマン系マネジメントスキルが重要な要素であり,その育成強化にあたって経験豊富なメンターによる育成支援を通じてスキルの継承を図るメンタリング手法が有効であると発表した.本稿では,2005年度のPMメンタリング研究会の活動成果として, IT企業各社のメンタリング取り組み事例を参考に,メンタリングの具体的実践スキームについて提言する.

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近年,システム開発に対する要件は,高機能化,期間の短縮化の傾向にある.このような背景において,プロジェクトを成功させるためには,進捗管理の強化が必須である.納期を守るには,早期に問題部位を特定し,早期に対策することが重要となる.問題部位の早期発見には,進捗の管理サイクルを短縮化し,鮮度の高い情報を取得できる必要がある.しかし,従来のように報告に基づく進捗管理では,進捗情報の収集に時間がかかるという問題がある.さらに,報告に基づいた進捗は,実態と乖離する危険性がある.この傾向は,プロジェクトの規模が大きく,開発拠点が分散されている場合,顕著になる.そこで,開発拠点が分散されているプロジェクトを対象に,WBSを採用したプロジェクト支援ツール"プロナビ"を用いた解決策を検討した.本論文では,成果物の実態に基づいて,進捗情報をタイムリーに把握するための施策について述べる.

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