日本補完代替医療学会誌
Online ISSN : 1348-7930
Print ISSN : 1348-7922
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14 巻 , 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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原著
  • 許 鳳浩, 阿部 哲朗, 鈴木 信孝, 太田 富久, 川端 克司
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 1-8
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    シイタケ菌糸体抽出物は癌化学療法との併用時に,患者のQOLを維持・改善することが報告されている.本研究では,様々な治療背景および様々なステージのがん患者のQOLに及ぼすシイタケ菌糸体抽出物の影響を検討した.16施設で73症例を対象にシイタケ菌糸体抽出物を4週間(1,200 mg/day)連日経口摂取させ,摂取前後のQOLをEORTC-QLQ-C30調査票でスコア化した.シイタケ菌糸体抽出物摂取後のQOLスコアは被験者全体では,摂取前スコアに比べ,心理的,疲労スコアで有意に改善した.特にステージ3,4の被験者では,総体的,身体的スコアの改善も観察された.シイタケ菌糸体抽出物の経口摂取の併用は,進行性がん患者のQOLを改善することが示唆された.
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  • 海貝 尚史, 齋藤 信裕, 山下 慎一郎, 鈴木 直子, 山田 高広
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 9-16
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    目の疲れを自覚する健康な成人男女を対象に,Visual Display Terminal(VDT)作業負荷によって生じる眼の調節機能低下に対するクロセチンの効果を検証した.試験は,ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー比較試験を実施した.試験食品の摂取前後にVDT作業負荷をかけ,その負荷の前後および安静休息後における瞳孔反応を測定し,縮瞳率を算出した.VDT作業負荷前後および安静前後における縮瞳率の変化量を解析した結果,クロセチン摂取後に安静前後の変化量がプラセボ群より有意に上昇した.また,visual analogue scaleを用いた自覚アンケートにおいて,クロセチン摂取後に目の疲労感が低減した.シルマーテストでは,クロセチン摂取後に涙液分泌量が減少した.これらの結果より,クロセチンの4週間継続摂取は,VDT作業負荷による調節機能の低下を緩和し,目の疲れを和らげることが示唆された.涙液分泌への影響については更なる検討が求められる.
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  • 勝山 雅子, 久田 裕美子
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 17-22
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    コエンザイムQ10(CoQ10)摂取による体臭への影響を評価するために,皮膚ガス中のノネナールに着目して検討を行った.まず,65~74歳の健常女性20名を対象とし,プラセボ対照交差二重遮蔽比較試験を実施した.血中CoQ10濃度を指標に被験者を2群に分け,還元型CoQ10(QH)とプラセボを各4週間摂取させた(ウォッシュアウト5週間).各連用の前後で血中CoQ10濃度と皮膚ガス中のノネナール濃度を測定した結果,QH摂取群で前者は有意に上昇し(p<0.01),後者は有意に減少した(p<0.05).次に,65~74歳の健常女性24名を4群に分け,QH,酸化型CoQ10(Q10),ビタミンE及びプラセボを4週間摂取させ,その前後で皮膚ガス中のノネナールを測定した.その結果,QH,Q10の順でノネナールが減少し(p<0.01, p<0.05),ビタミンEでは変化が認められなかった.以上の検討から,QH及びCoQ10の摂取は体内から発生するノネナールを減少させると考えられた.
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  • 許 鳳浩, 長谷部 久乃, 石原 克之, 伊藤 政喜, 上馬塲 和夫, 鈴木 信孝
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 23-26
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    フルーツグラノーラの摂取が排便状況およびQOLに与える影響について検討するため,排便回数が週に5回以下の女性20名(平均年齢20.0 ± 1.1歳)を対象としたオープン臨床試験を行った.フルーツグラノーラ1日当たり50 gを,1食の主食に置き換えて2週間連続摂取させ,摂取前後の排便状況やQOLを比較した.試験の結果,フルーツグラノーラ摂取後は,摂取前と比べて摂取2週間目で排便回数の増加( p =0.014),排便量の増加(p =0.024)が見られ,全体的なQOLの向上(p =0.011)も認められた.このことから,フルーツグラノーラの摂取は排便状況の改善やQOL向上に有効である可能性が示唆された.
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  • 服部 幸治, 佐藤 千奈, 髙木 寛, 八代 洋一, 後藤 久嗣, 鈴木 佑基, 山本 弦太, 三谷 章雄, 中田 悟
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 27-32
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    3種の植物エキス(ラフマ,ジュンサイ,オオムギ)のヒト歯肉線維芽細胞に対する作用を検討したところ,オオムギにFGF2の,ラフマにFGF7の産生促進が認められた.また,3種の植物エキスの混合物は,LPS添加によるI型コラーゲン遺伝子発現とマトリックスメタロプロテアーゼ1遺伝子発現の変化を改善する作用を示した.次に,3種の植物エキスを配合した歯磨剤を用いてヒト有効性試験を行った.歯周病の指標である歯周ポケットの深さ,アタッチメントレベル,出血部位率,唾液中TNFα濃度を測定したところ,いずれも改善し,3種の植物エキスを配合した歯磨剤は,歯周病改善に効果的であることが明らかとなった.
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  • 大桑(林)浩孝 浩孝, 藤田 貴則, 河田 拓也, 中野 長久, 太田 富久
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 33-37
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    黒ショウガ(Kaempferia parviflora) はタイで古来民間薬として様々な疾患に対して利用されている.この黒ショウガからメトキシフラボン類が同定され,機能性について報告されているものもある.黒ショウガの80 %エタノール抽出物から,6種類のメトキシフラボン;5,7,3',4'-tetramethoxyflavone, 3,5,7,3', 4'-pentamethoxyflavone, 5,7-dimethoxyflavone, 5,7,4'-trimethoxyflavone, 3,5,7-trimethoxyflavone, 3,5,7,4'-tetramethoxyflavoneの含有を確認した.この6種類のメトキシフラボン混合物の安全性を検討するために,マウスを用いた28日間反復経口投与試験を実施した.その結果,この反復経口投与試験においては体重変化,血液学検査,臓器重量測定,血液生化学検査では被験物質投与による有意な毒性は示されなかった.
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  • 許 鳳浩, 上馬塲 和夫, 阿部 哲朗, 橋本 慎太郎, 太田 富久, 鈴木 信孝
    原稿種別: 原著
    14 巻 (2017) 1 号 p. 39-44
    公開日: 2017/04/05
    ジャーナル フリー
    我々は「米」を原料に,「乳酸菌発酵技術」を用いてANP71乳酸菌飲料を開発した.今回,ヒトにおけるANP71含有試験飲料の便通,血圧,免疫機能,体質,安全性について検討した. 健常成人15名(女性11名,男性4名)を対象に,乳酸菌飲料ANP71(150 ml/本)を1日1本,連日4週間摂取させ,血圧,脈拍数,血液生化学的検査,血算,一般尿検査,便通調査,免疫検査,体質九分類判定の変化を摂取前後で評価した.結果は,①排便状況の改善(排便量増加,排便時爽快感の増加,腹満感の軽減)を認めた.②いずれも正常値範囲内であるが,血圧降下作用を認めた.③液性免疫優位の変化を認めた.④体質九分類においては,平和質,陽虚質,陰虚質,痰湿質,湿熱質,気鬱質が改善した.⑤安全性については問題なかった. 以上,本飲料は排便状況を改善するなど様々な作用を有していると推察された.
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Letter to the Editor
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