日本補完代替医療学会誌
Online ISSN : 1348-7930
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9 巻 , 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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原著
  • 大野木 宏, 工藤 庸子, 速水 祥子, 滝本 裕子, 鈴木 里芳, 鈴木 信孝
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 1-7
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    近年,食品成分と医薬品との相互作用の問題が注目され始めているが,未だ十分な情報がない.本研究では,ガゴメ昆布フコイダンときのこテルペンエキスの安全性を評価するために,薬物代謝酵素への影響について評価した.SD ラットにガゴメ昆布フコイダンまたはきのこテルペンエキスを蒸留水に懸濁し 2,000 mg/kg/日の用量で 4 日間連続経口投与し,最終投与の翌日に肝臓を摘出し薬物代謝酵素 (CYP2C11, CYP2D, CYP2E1 および CYP3A2) の酵素活性測定と遺伝子発現解析を行った.対照には蒸留水を使用した.その結果,被験物質投与群と対照群との間に体重,肝臓重量,肝臓中の蛋白質量,肝臓中の CYP 量に統計学的な差は認められなかった.また,肝臓の薬物代謝酵素の活性測定ならびに遺伝子発現解析の結果,被験物質投与群と対照群との間に統計学的な差は認められなかった.以上の結果から, ガゴメ昆布フコイダンならびにきのこテルペンエキスはラット肝臓の薬物代謝に影響を及ぼさないことが示された.
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  • 北島 尚治, 北島 明美, 渡邊 雄介
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 9-17
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    メニエール病はめまい・難聴・耳鳴りを伴う内耳疾患であり,その病態は内リンパ水腫と推測され,ストレスや不安が発作のトリガーとなる可能性も報告されている.これまでに,われわれはメニエール病緩解期における治療法としてハーブティー療法 (Herbal Tea Therapy; HTT) を試行してきた.HTT は「利尿効果」「抗めまい・耳鳴効果」「抗ストレス・リラックス効果」の効用を持つハーブをブレンドし服用するもので,他の治療と比べると効果は緩やかであるが症状悪化をある程度軽減すると報告した.この度は SF36 (MOS Short-Form 36-Item Health Survey) を用いて,HTT を施行したメニエール病患者の QOL 変化を確認した.対象はメニエール病 26 例(HTT 群 16 例,非 HTT 群 10 例)である.HTT 群は非 HTT 群と比較し緩解期における症状悪化は少なかった.SF36 の結果は両群に統計的有意差は認めないが,HTT 群は非 HTT 群に比べ精神的 QOL が高く,精神的ストレスを軽減し発作のトリガーを抑えることで症状を安定させる可能性を考えた.
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  • 梶本 修身, 久保 行理, 西川 和男, 川添 尚子, 杉野 友啓
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 19-30
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    本試験では,プラズマクラスターイオンのダニアレルゲン低減による通年性アレルギー性鼻炎および疲労に対する効果について検証するため,健常成人男女を対象としたランダム化二重盲検 2 試験区クロスオーバー試験を実施した.ヤケヒョウヒダニ特異的 IgE 陽性であり,ハウスダストによるアレルギー性鼻炎の諸症状を有する 13 名において,プラズマクラスターイオン 2.5 万個/cm3 またはイオンなしの試験室で,ダニアレルゲンを播種し 4 時間の精神負荷作業を実施した.その後,試験室外で 2 時間の回復期を設定した.
    その結果,プラズマクラスターイオンはダニアレルゲンを 80~90%低減することにより,アレルギー性鼻炎の症状である鼻づまりを緩和,QOL の低下を抑制し,通年性アレルギー性鼻炎に対して効果を有すること,さらに精神作業負荷中のパフォーマンスの低下を抑制し,疲労に対しても効果有することが明らかとなった.
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  • 梶本 修身, 白市 幸茂, 大塚 雅生, 妹尾 敏弘, 川添 尚子, 杉野 友啓
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 31-41
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    本試験では,新開発 LED 照明による室内環境制御による快適性について,睡眠改善効果および日中使用時の生体への作用により検証するため,成人男性を対象としたランダム化 2 試験区クロスオーバー試験を実施した.ピッツバーグ睡眠質問票 (PSQI) にて睡眠障害の基準である 5 点以上を示す 12 名において,新開発照明または従来照明の条件下で,睡眠 (22:00~7:00) および 4 時間の精神作業負荷を実施した.
    その結果,睡眠評価において,新開発照明(試験色 1)は眠り SCAN による睡眠状態の評価,セントマリー病院睡眠質問票による主観的評価により,顕著な睡眠改善効果が確認された.さらに,日中使用時の評価において,新開発照明(試験色 2)は,照度が低いにも関わらず,作業能率の低下をはじめ日中の作業時において悪影響となる作用は認められなかった.
    新開発 LED 照明は就寝前の適切な照度および色温度の環境をつくり,室内環境の快適性を高める有用な機器であると考えられた.
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  • 石原 克之, 米澤 弥矢子, 古賀 秀徳, 太田 富久
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 43-48
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    本研究では,Fru + Asn 溶液または Glc + Asn 溶液を 37℃ で長時間インキュベーションすることによる AA 生成について検討を行った.その結果,pH 7.4,pH 12.0 の Fru + Asn 溶液,Glc + Asn 溶液共に AA の生成が認められた.また,同じ pH であれば Fru + Asn 溶液の方が褐変度は高くなる傾向があったが,AA の生成は Glc + Asn 溶液の方が高くなった.これらの結果は,これまで報告されている 120℃ 以上での高温加熱による AA の生成経路とは異なる経路であることが示唆された.また,Glc + Asn 群において pH 7.4,37℃ で 1 ヶ月間インキュベーションすることにより AA の生成が認められた.このことより生体内の AGEs の一種として AA が生成する可能性が示唆された.
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  • 大野木 宏, 速水 祥子, 工藤 庸子, 榎 竜嗣
    9 巻 (2012) 1 号 p. 49-55
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    明日葉は日本特有の伝統的な野菜であり,ビタミン類や食物繊維,ポリフェノールを多く含む.われわれは、これまでに明日葉に特徴的に含まれるポリフェノールの一種,明日葉カルコンに注目して抗糖尿病作用などを明らかにしてきた.今回,メタボリックシンドローム該当者ならびに予備群に対する有効性や安全性をパイロット試験により評価した.9 名の被験者に 8 週間,明日葉粉末青汁を 1 日あたり 6.2 g(明日葉カルコンとして 12.3 mg)を摂取してもらい,腹部脂肪面積の測定,身体測定,血液検査,尿検査を行った.その結果,内臓脂肪面積,体重,BMI および体脂肪率において統計学的に有意な減少を認めた.また,血液検査,尿検査においては臨床上問題となる症状は認められず,有害事象も認められなかった.以上の結果から,明日葉はメタボリックシンドロームの予防に有効な,安全な食品であることが示唆された.
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  • 安川 憲, 小川 光一, 津田 有梨香, 松原 秀樹
    原稿種別: 【原  著】
    9 巻 (2012) 1 号 p. 57-63
    公開日: 2012/04/06
    ジャーナル フリー
    目的:メタボリックシンドロームを予防するサプリメントを評価するために,糖の吸収や脂肪細胞の脂肪の取り込みやアディポネクチンの放出の定量試験を行った.
    方法:腸管の糖分解酵素である α-グルコシダーゼ阻害試験,マウスの糖吸収試験および脂肪細胞の脂質吸収量やアディポネクチンの放出量を定量した.
    結果・考察:20 種のサプリメントの中で,桑葉,白僵蚕は,アカルボースより強い α-グルコシダーゼ阻害活性を示し,マウスの糖吸収を抑制した.その他,6 種に酵素阻害活性が認められた.脂肪細胞では,強く脂肪蓄積を抑制した蘭草,マテおよびイチイを含む 6 種に抑制効果を,アディポネクチン放出量では茵陳蒿と連銭草が増加効果を示した.桑葉,白僵蚕,茵陳蒿,蘭草,マテ,イチイおよび連銭草は,メタボリックシンドロームの予防に期待がもたれる効果を示した.
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