関東北東部における人口分布と土地利用の関係を比較すると, 人口密度2,000~4, 999人/km
2の地域において, 地域全体の中で市街地の占める割合が拡大してくる。また, 人口密度5,000人/Km
2程度を境として, 市街地の占める割合が他の土地利用と比較して著しく大きくなっていくが, このような地域は人口集中地区 (DID) と関係が深い。このような観点から, 都道府県を単位として, 人口集中地区面積および各種の土地利用の全域に占める割合を比較することにより, 人口集中地区は, わが国の “緑” の保全のための一つの指標として有効であることを検討した。
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