本研究では,混合粉体の有効熱伝導率を測定してその断熱性能を調べた.主粉体としてふく射に対して半透明であるシリカ(Si0
2)を使用し,これにふく射に対して不透明とされている酸化チタン(Ti0
2),カーボンブラック,石炭灰及び酸化鉄(Fe
20
3)の粉体を主粉体にそれぞれ混合した.有効熱伝導率はFig. 1に示すように定常熱流による円筒絶対法で常温から600℃まで測定した.実験結果は半透明媒質の伝熱に関するWang and Tien の理論式を適用して解析し,粉体内の伝導とふく射の寄与のおおよその値を定性的に推測した.
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