土木学会論文集F4(建設マネジメント)
Online ISSN : 2185-6605
ISSN-L : 2185-6605
68 巻 , 1 号
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和文論文
  • 關 豊
    2012 年 68 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/01/20
    ジャーナル フリー
     昭和62年(1987)4月国鉄改革により新たな鉄道会社の1つとしてJR東日本が設立された.JR東日本は,私企業として効率性,迅速性のある経営が求められた.また,鉄道改良工事は,日々多くの列車の安全と安定した運行,旅客の安全を確保しながらの工事施工という特徴を有している.近年,受注者となる請負会社の施工に関する技術力の向上は目を見張るものがある.このような状況を踏まえ,著者らは技術力が向上した請負会社の施工に関する高い技術力・ノウハウ等に基づく技術的提案を活用した鉄道改良工事の積算システムの開発を試みた.その結果,多くの技術的提案による工事費縮減,工程短縮等の技術的成果を得るととともに,積算の品質性と効率性の面でも効果が得られた.
  • 貝戸 清之, 起塚 亮輔, 伊藤 哲男, 橋爪 謙治, 出口 宗浩
    2012 年 68 巻 1 号 p. 11-27
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/01/20
    ジャーナル フリー
     予算制約の下で,社会基盤施設を適切に維持管理していくためには,目視点検の対象となる劣化・損傷の発生過程を把握し,リスク管理限界を設定した上で,点検間隔を決定する必要がある.本研究では,高速道路の橋梁床版のかぶりコンクリートの剥離・剥落に着目し,その発生過程をポアソン発生モデルで定式化するとともに,目視点検データを用いたモデルの推計手法を示す.さらに,床版個々の剥離・剥落発生過程の異質性を考慮するために,ランダム比例ポアソン発生モデルを提案する.その上で剥離・剥落に対するリスク管理限界を設定し,リスク管理限界を満足するような最適点検間隔の決定手法を示す.最後に,実際の高速道路への適用を通して,提案モデルの妥当性を実証的に検証する.
  • 剣持 三平, 小泉 淳
    2012 年 68 巻 1 号 p. 28-39
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/19
    ジャーナル フリー
     製品やサービスを提供するための有効な管理技術の一つであるバリュー・エンジニアリングは,公共工事においてコスト節減のための方策として着目されているものの,その管理技術としての有用性は建設業において十分に理解されているとは思えない状況にある.本研究は建設業の立場から建設業のバリュー・エンジニアリングと製造業のそれとを対比することにより,建設業におけるバリュー・エンジニアリングの特徴と問題点を明らかにし,建設業のバリュー・エンジニアリングは簡明でなければならないことを示して,それを実施するための一手法を具体的に提案するとともに,今後,バリュー・エンジニアリングの適用に関して建設業が目指すべき方向について述べたものである.
  • 原田 隆郎, 横山 功一
    2012 年 68 巻 1 号 p. 40-51
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/04/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,道路利用者の乗り心地を評価するための走行性指標を提案するため,車両走行中の運転者および同乗者の生体脈波をセンシングし,人間の感覚的な観点からの道路の乗り心地を評価する手法を提案するとともに,舗装マネジメントにおける乗り心地指標の適用可能性に関する検討を行った.走行試験によって計測された生体脈波を用いて,路面の不陸や段差が道路利用者に与える乗り心地の程度を定量評価するとともに,生体脈波のカオス解析によって得られたリアプノフ指数を利用して複数道路の乗り心地の区別化を行い,舗装マネジメントのための乗り心地評価指標を提案した.
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