水質汚濁研究
Print ISSN : 0387-2025
10 巻, 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 後藤 幹保
    1987 年10 巻12 号 p. 705
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • -船底塗料を中心として-
    杉浦 桂
    1987 年10 巻12 号 p. 706-712
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 北野 大
    1987 年10 巻12 号 p. 713-718
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 齋藤 治子
    1987 年10 巻12 号 p. 719-725
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 李 玉友, 野池 達也
    1987 年10 巻12 号 p. 729-740,727
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    35±1℃の温度で回分実験および連続実験を通じて, 余剰活性汚泥の嫌気性消化における物質分解の挙動に関する検討を行った。回分実験においては揮発性脂肪酸の生成およびガス生成に及ぼす有機物負荷と消化日数の影響を調べた。連続実験においては, SRTを0.5日, 1.5日, 3.0日および5.0日と設定して, 採取時期によって大別した4種類の余剰活性汚泥を用いて実験を行い, 物質分解過程に及ぼすSRTおよび汚泥の生化学性状の影響, COD物質収支および加水分解動力学について考察した。その結果, 以下のことが明らかとなった。(1)130日の回分消化を通じて, CODの約60%が分解される。(2)加水分解速度はプロセス全体の反応速度を支配する, (3)加水分解反応は一次反応式で表され, 加水分解速度定数はvss指標に関して0.44~0.89day-1, COD指標に関して0.32~0.65day-1である。(4)余剰活性汚泥の各構成成分中分解可能な部分の含有割合は脂質>タンパク質>炭水化物の順である。
  • 岡田 光正, 村上 昭彦, 寺薗 克博, 須藤 隆一
    1987 年10 巻12 号 p. 741-748,727
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    家庭排水を対象とした前報に引き続き, 中小規模工場排水のような比較的高濃度, かつ昼間のみ排出される排水を対象として, 嫌気/好気の回分式活性汚泥法による有機物, 窒素, リンの同時除去のための運動方法, その除去機構, ならびに窒素・脱リンに係わる微生物の挙動に基礎的な検討を加えた。その結果 : 1)高濃度排水を対象としても, 1日1サイクルのうちの流入工程8時間に嫌気処理を取り入れることにより, 窒素, リン, 有機物の同時除去が可能であり, 汚泥の沈降性がよく, 安定した運転が継続できた。2)脱窒は, 主として排水の流入工程で起こったが, 反応槽内に残存した水量が多いため, より高い脱窒率が得られた。3)流入工程においてNOx-Nがリンの放出を抑制し, 脱窒完了後急激な放出が起こり, また好気状態においては過剰摂取が認められた。4)嫌気工程は脱リン能力をもつ微生物自身の活性を発揮するのみならず, それを活性汚泥中に優占化させる上で不可欠な環境条件であると推定された。
  • 木藤 耕一, 中西 準子
    1987 年10 巻12 号 p. 749-756,728
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    本研究は淀川水系でのTOX生成能の挙動を調査し, 水道水源としての水質評価を行ったものである。淀川の水質は主に宇治・木津・桂川の混合拡散で決定されており, TOX生成能は200~600μg・l-1であった。人為汚染の著しい桂川の負荷量が流量によらず安定しており, 1,800kg・d-1であった。この負荷量の45%は下水処理場に由来している。淀川左岸の水質汚濁には桂川の他に左岸流入汚濁支川も原因しており, 浄水水質に影響を与えている。
    淀川においてTHM生成能はTOX生成能の15%であった。クロロホルムの発癌リスクと水道水の変異原性強度を考慮するとき, 浄水のTOXは145μg・l-1, 原水のTOX生成能は240μg・l-1以下が望ましい。水質改善には下水処理の処理改善が最も効果があり, 淀川のTOX生成能を500μg・l-1以下に抑えることが可能である。同時に浄水場での塩素処理の見通しも必要である。
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