水質汚濁研究
Print ISSN : 0387-2025
13 巻, 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 安橋 隆雄
    1990 年 13 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • -水質汚濁問題を中心にして-
    森田 恒幸, 甲斐沼 美紀子, 中杉 修身, 原沢 英夫
    1990 年 13 巻 1 号 p. 2-6
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 濱田 昭, 須藤 隆一, 大垣 眞一郎, 近藤 紘之, 玉木 勉, 若林 明子, 河村 清史, 尾崎 博明, 川島 博之, 近藤 邦男, 早 ...
    1990 年 13 巻 1 号 p. 7-26
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 小林 敏昭, 橋永 忠志, 三上 栄一, 中村 和憲
    1990 年 13 巻 1 号 p. 29-38,27
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    フェノールの嫌気性分解では, 気相に水素とCO2が存在する場合に安息香酸は最も顕著に生成した。クロロホルムなどの微生物阻害剤を添加して, 安息香酸とフェノールの嫌気性分解中間体を検出した。安息香酸の分解では, シクロヘキサンカルボン酸, プロピオン酸, 酢酸, 水素が検出された。フェノールの分解では, 安息香酸, プロピオン酸などが認められたが, シクロヘキサノールなどは検出されなかった。
    フェノールの分解は, 窒素ガス雰囲気下においても安息香酸を経由すると考えられた。フェノールにCO2が付加した安息香酸を生成する反応は, 低水素分圧下においても有利に進行することが, 熱力学的考察から明らかになった。安息香酸の嫌気性分解が安定であったのに対して, フェノールの分解は, 汚泥接種量を減少することなどによって著しく低下した。 Sludge fluidの添加は, フェノールの分解速度を向上させるのに効果があった。
  • 貫上 佳則, 本多 淳裕, 西谷 道暢
    1990 年 13 巻 1 号 p. 39-47,27
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    本研究では, ドラムタイプの微細スクリーンによる排水の固液分離において, 駆動装置が不必要なブラシを用いた目詰まり防止方法, 分離汚泥の濃縮方法, およびスクリーンの固液分離特性について実験的に検討した。実験の結果, 目開き100μmのウェッジワイヤーを用いた濾過筒が本処理法に適切であることがわかった。また, ブラシを用いた目詰まり防止を行い, 100μm濾過筒の場合, メンテナンスフリーで6ヵ月間継続して運転が可能になり, SS除去率が13~47% (平均30%), BOD除去率が4~41% (平均22%) であった。発生する濾滓は, 数cmの塊状になり, スクリーンから自動的に排出された。含水率が86.5~92.5%とかなり低い値であった。さらに, 各々の濾過筒の処理可能水量の算定式を提示し, 最初沈殿池を用いた場合と比較した。
  • 山根 晶子, 岡田 光正, 村上 昭彦
    1990 年 13 巻 1 号 p. 48-53,28
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    栄養塩内包マイクロカプセルを海面に散布して, 流出した原油の海洋石油分解菌による分解を積極的に促進して処理する方法を検討した。すなわち, 海洋表面を模擬した上下揺動振盤装置を用いて, 海洋より単離した石油分解菌 Pseudomonas sp.に4種の原油, Arabian light, Berri, Murban, Khafjiを生分解させたところ, 21日間での分解除去率は海水のみでは約20%であったが, マイクロカプセルを投与した場合には43~56%に促進された。活性アルミナカラムクロマトグラフィーによる分画から, 原油成分のうち飽和分が最もよく分解され (75~85%), ついで芳香族分が分解される (55~60%) ことが分かった。
    各原油5gに対して21日間での分解除去率は1回当りの投与量が116mgでほぼ最大に達した。また7日間での分解除去率 (投与総量116mg) は全除去率の80%以上を示した。投与間隔は7日間までは除去率に影響ないがそれ以上の間隔になると除去率は低下した。
  • 松本 明人, 野池 達也
    1990 年 13 巻 1 号 p. 54-62,28
    発行日: 1990/01/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    嫌気性消化法の効率化のため, 二相消化法のメタン生成相に嫌気性流動床法を導入した。そして, 流入基質濃度や流入負荷が, 流動床の基質除去特性および菌体保持特性に対し, どのような影響を及ぼすかを検討した。使用した基質は, 酢酸単一基質ならびに, グルコースを少量添加した酢酸, プロピオン酸およびn-酪酸からなる混合酸基質である。流入基質濃度の実験の結果, 酢酸単一基質では, 流入基質濃度が増大するにつれ, 流出基質濃度も増大すること, 床内菌体量は, 流入基質濃度が増大するにつれ, グルコース添加の混合酸の系では増大するが酢酸単一基質の系では減少することがわかった。さらに, 流入負荷の実験の結果, 流入負荷が30kgCOD・m-3・d-1までは, 酢酸単一基質, グルコース添加の混合酸基質のいずれの系とも, 良好な処理が行われたが, 酢酸単一基質の系では, 処理水質が変動しやすいことがわかった。
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