水質汚濁研究
Print ISSN : 0387-2025
11 巻, 10 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 佐藤 敦久
    1988 年11 巻10 号 p. 605
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 和明
    1988 年11 巻10 号 p. 606-610
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 義公
    1988 年11 巻10 号 p. 611-616
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 砂原 広志
    1988 年11 巻10 号 p. 617-622
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • 浦野 紘平
    1988 年11 巻10 号 p. 623-627
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 平井 英二, 丁子 哲治, 東田 明弘, 林 良茂
    1988 年11 巻10 号 p. 631-638,629
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    金属と錯化合物を作る有機酸が混入した重金属廃液が大学等の研究機関から排出されることがしばしばある。水酸化アルミニウムによる共沈プロルセスは重金属廃液の処理に有効であるが, 廃液に有機酸が混入すると処理効率が低下する。本研究では, このような重金属廃液処理効率の向上をはかるために, 廃液のpHを10から7にシフトした直後にアルミニウムを添加する共沈処理システムを提案した。実験では亜鉛溶液にシュウ酸, マロン酸, コハク酸, グルタル酸などのジカルボン酸を含む液をモデル廃液とした。亜鉛イオンはpH7では水溶性であるが, pH10付近では不溶性の水酸化物をつくる。この水酸化物はpHが7に変化したときに溶解するまえに水酸化アルミニウムフロックに取り込まれ, 不溶性のまま安定に存在した。この現象を利用して効率のよい処理が可能であった。本処理システムは, 比較的錯化能の強いシュウ酸が共存した廃液に対しても有効であった。
  • 中井 敏博, 佐藤 芳夫
    1988 年11 巻10 号 p. 639-646,629
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    フルボ酸のゲルクロマトグラフィーや限外濾過による分子量分布の測定において, 試料中に共存する塩やpHの影響およびその補正方法に関する知見を得た。また, 代表的な試薬フミン酸4種からpH分画したフルボ酸の分子量分布を求め, 原試薬による違いを比較し, 利根川の水から得たフルボ酸との対応を検討した。
    フルボ酸のゲルクロマトグラムは, 試料中のNaCl濃度上昇に伴い第2ピークが生じ, そのKd値は上昇し1に達した。これは静電反応のNaClによる解除ではなく, 吸着や分散のNaClによる促進のためと考えられた。限外濾過の排除率は, 試料中のNaCl濃度上昇に伴い下がる傾向が認められ, pHの上昇に伴い, フミン酸と逆に上昇する傾向が認められた。
    従って, ゲルクロマトグラフィーや限外濾過で分子量分布を求める場合, 試料を脱塩するか, 塩濃度を零に外挿して求める必要があることが分かった。
  • 小林 節子, 西村 肇
    1988 年11 巻10 号 p. 647-653,630
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    好気下における底泥からのリンの溶出機構を鉄の錯形成との関連から検討した。すなわち, 好気下において底泥から溶出したリンの溶存を防げていると考えられるFe (III) -水酸化物の生成が, Fe (III) -錯体の生成により阻害されるならば, 好気下でも上層水中のリン濃度に影響を与えるだけのリンの溶出がみられるのではないかと考え, 実験的検討を行った。
    ここでは, 手賀沼の金属錯体容量 (CC) の測定を行い, 自然水の持つ錯体成能を把握し, 鉄の溶存形態を考察した。CCの測定法として本研究で用いた水酸化銅沈殿法は, EDTAやNTAなどの強錯形成剤は完全に定量されたが, 弱錯形成剤の回収率は低かった。手賀沼のCC値は0.54~3.15μM, 流入河川は0.58~14.16μMであった。また, 沼内のCC, s-Fe, PO4-P濃度の間には, おおむね類似の季節変化がみられた。s-Fe濃度およびCC値からみると, 手賀沼で測定されたs-Feは錯体を形成して溶存しているのではないかと考えられた。
  • 門上 希和夫, 篠原 亮太
    1988 年11 巻10 号 p. 654-661,630
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    底質中の有機汚染物質の残留状態を把握することは, 有機汚染物質による環境汚染の早期検出や水環境中での有機汚染物質の挙動を知る上で重要である。しかし, 底質に含まれる有機物は, 水質に比べ多種類かつ多量であり, 水中には存在しない硫黄が存在するなど, 底質のマトリックスは複雑である。そのため底質の分析法は, 水の分析法と異なったものとなる。
    今回我々は, 底質中の多成分の有機汚染物質を同時分析する分析法に着目して文献調査を行った。本文は試料の採取, 保存から抽出, 分離, 測定までの底質の一連の分析法を具体的に紹介しながら, 実際の分析手順に沿ってまとめたものである。また実際に底質を分析する上で問題となる調整試料の汚染や他の注意すべき事項についても具体的に紹介した。
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