水質汚濁研究
Print ISSN : 0387-2025
12 巻, 11 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 飯村 康二
    1989 年 12 巻 11 号 p. 681
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 荒井 真一
    1989 年 12 巻 11 号 p. 682-686
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 後藤 重義
    1989 年 12 巻 11 号 p. 687-692
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 平田 健正
    1989 年 12 巻 11 号 p. 693-698
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2010/01/22
    ジャーナル フリー
  • 相馬 光之
    1989 年 12 巻 11 号 p. 699-704
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
  • 永淵 修, 村田 敦子
    1989 年 12 巻 11 号 p. 707-714,705
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    福岡県内の1,000万m3以上のダム湖の中で富栄養化の現象のみられる力丸ダム湖をフィールドにCODの富栄養化指標としての適応性ならびに水質の代表性について検討した。
    湖内の各測定点でTCODは藻類の現存量をよく表しており, 特にダムサイトにおいて顕著であった。
    ダムサイト付近ではTCOD成分の中でDCODが藻類の現存量と高い相関を示した。また, TCODとChlaの関係から求めたCCODは藻類による代謝産物のDCOD成分が含まれていた。
    以上のように, TCODは藻類量との関係から富栄養化の指標として有効と考えられた。また, 本ダム湖では藻類由来のDCODが特徴的に高かった。
    なお, 本ダム湖のように河道をせき止めたダム湖の水質の代表点はダムサイト付近が適当であった。
  • 斉藤 方正, 服部 和夫, 井上 嘉高, 奥村 俊彦
    1989 年 12 巻 11 号 p. 715-723,705
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    流域における有機ハロゲン化合物前駆体の発生源構造を明確化するために, まず, 3種の面源 (雨水, 市街地域, 林地域) での負荷の流出機構の特性把握と定式化を行った。その結果, 3種の面源での負荷の流出機構がSTORMモデルタイプ (雨水, 市街地域) と降雨流出高に一次比例するタイプ (林地域) に分類されること, また, 市街地域での流出有機物が有機ハロゲン化合物前駆体に特に富むことが明らかにされた。ついで淀川流域 (淀川3川合流部を流末端とする) をモデル流域として発生源を4種類 (直接流出, 間接流出, 琵琶湖, 点線) に区分し, 3川合流部での流達負荷量を4種の発生源の流量成分と水質係数の積和で表し, それぞれの成分時系列と係数を観測量から決定した。この手法に基づき1年間の流達負荷量を各発生源に分配した結果, 1.91×106kgの有機ハロゲン化合物前駆体が総量として淀川三川合流部に流出する結果が得られ, その約76%が直接流出と琵琶湖に由来することが明らかにされた。さらに直接流出からの流出有機物が有機ハロゲン化合物前駆体に特に富むことがわかった。最後に発生源制御手法を確立するために考慮すべき変数を直接流出と点源について列記した。
  • 天野 耕二, 福島 武彦, 中杉 修身
    1989 年 12 巻 11 号 p. 724-735,706
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    手賀沼の底質中の深さ0~30cmの部分でLASが検出 (0.1~500C11~14μg・g-1) され, 底質中のLAS濃度の鉛直分布は季節変動を示した。この変動を説明することを目的として, 実験およびモデル解析を行った。
    底質コアサンプルを用いた拡散実験から間隙水中LASの平均的な拡散係数として2.4×10-5cm2・s-1という値が得られた。この値を用いて, 分解項を含む拡散方程式型のモデルで底質中LAS濃度の季節変動を再現した。底質中のLASの分解速度は, 実測値のモデル解析と現場の底質をそのまま用いた分解実験から, これまで報告されている嫌気的な条件での水中のLASの分解速度よりも小さい値 (0.001~0.01d-1) が得られたが, 下層では表層よりも1~2オーダー小さいことが予想された。
    最終的に, 拡散による直上水から底質への溶存LASの移行量として-0.20~0.52mg・m2・h-1 (C11~14), 年間平均移行量で底質面積1m2当り約0.7gという値が得られた。
  • 伊永 隆史, 竹内 文章, 城 義信, 黒瀬 節夫, 伊澤 美代子, 高橋 照男
    1989 年 12 巻 11 号 p. 736-740,706
    発行日: 1989/11/10
    公開日: 2009/09/10
    ジャーナル フリー
    有機ヒ素化合物は, 化学的酸化分解が極めて困難で, 従来の処理方法による適正処理が難しいとされている難分解性有機化合物の代表的なものであることに注目し, カコジル酸 (ジメチルアルシン酸) の分解にフェントン法によって無機ヒ素へ変換できることを確かめた。カコジル酸の酸化分解状態を解析するため, ベンゼンによる溶媒抽出と原子吸光法を用いる方法を検討し, 高速液体クロマトグラフィーによってクロスチェックをしながら実験を行った。またカコジル酸およびその廃液についてpH, 鉄 (II) イオン添加量, 過酸化水素添加量等を操作条件として種々の実験を重ねて, 効果的な条件について検討した。さらに実際のカコジル酸含有廃液に応用して, フェントン法によって効率的な前処理が可能なことと, その後に凝集沈殿法あるいはフェライト化法を連結すれば十分な処理ができること等, 実際のプロセスに応用するための有用な知見を示した。
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