中部日本整形外科災害外科学会雑誌
Online ISSN : 1349-0885
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43 巻, 1 号
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原著
  • 岡田 文明
    2000 年43 巻1 号 p. 1-5
    発行日: 2000年
    公開日: 2008/03/26
    ジャーナル 認証あり
    頚部脊髄症の術後成績予測を行うため運動誘発電位(motor evoked potential, 以下MEP)より算出した中枢運動伝導時間(central motor conduction time, 以下CMCT)の有用性を検討した. 対象は, 頚部脊髄症88例である. まずCMCTと日本整形外科学会頚髄症治療判定基準(以下JOA score), grasp and release test(以下10秒間テスト)との関係を調べ, 次に35例の手術症例について術前のCMCTを5.0~9.9, 10~14.9, 15.0ms以上の3群に分け平林による術後の改善率を検討した. CMCTとJOA score及び10秒間テストは負の相関を認め, 15.0msを越える群では有意に改善率が低かった. 術前の諸因子のうち術後のJOA score及び平林による術後改善率に影響を与える因子について回帰分析するといずれもCMCTが選ばれた. これより術前CMCTが予後と深く関係し, 手術予後予測が可能と考えられた.
  • 小谷野 誠司, 龍 順之助, 徳橋 泰明
    2000 年43 巻1 号 p. 6-13
    発行日: 2000年
    公開日: 2008/03/26
    ジャーナル 認証あり
    対象及び方法 肘屈曲角度の変化による皮膚上の測定差及び尺骨神経自体の移動が神経伝導速度測定に及ぼす影響について健常人50名100肢に対して検討した. さらに, 伝導速度測定時の適切な肘屈曲角度を考察した. 肘関節内側上顆を基準点とし, 6cm近位部(以下AE)と4cm遠位部(以下BE)に印をつけ肘屈曲角度を変化させた時のAE-BE間の距離を各種測定機器を用いて測定した. また小指外転筋よりMCV(運動神経伝導速度), 小指より逆行性にSCV(知覚神経伝導速度)を各々の角度で測定した.
    結果と考察 皮膚上の長さの測定値は, 測定機器による有意の差はなかった. 伝導速度の変化は130°屈曲で最大となり, 0°屈曲に比べ有意の差を認めた. 一方, 90°屈曲以上では分節性伝導速度に有意な差がなく, 90°屈曲以上の一定角度での測定が適当と考えられた.
第93回中部日本整形外科災害外科学会
THA1
主題1 セメントレス人工股関節
主題2 転移性脊椎腫瘍
転移性脊椎腫瘍1
転移性脊椎腫瘍2
主題3 骨延長(イリザロフ法)の現況
創外固定
肩1
肩2
大腿骨頚部骨折1
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