目的: 弱オピオイドや飲酒の有無がテリパラチド週1回製剤の継続率に及ぼす影響を調査した.
対象および方法: テリパラチド週1 回製剤が導入された55 例を対象に, 併用した鎮痛薬別に弱オピオイド群と非オピオイド群に分類し, 問診による飲酒の有無と12 週までの継続率を調査した.
結果: 12 週までの継続率は全例で70.9%. 併用薬別では弱オピオイド群が52.9%に対して非オピオイド群は78.9%. 飲酒の有無で調査すると, 弱オピオイド群で飲酒有りの継続率は75%に対して飲酒無しは46.2%, 同様に非オピオイド群で飲酒有りは83.3%, 飲酒無しは78.1%であった.
結論: テリパラチド週1 回製剤に併用する鎮痛剤は, 非オピオイドの方が継続率は有意に高かった. 投与前に飲酒の有無を聞くことは, 継続率に影響を与える可能性が示唆された.
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