Journal of Computer Chemistry, Japan
Online ISSN : 1347-3824
Print ISSN : 1347-1767
ISSN-L : 1347-1767
21 巻, 3 号
日本コンピュータ化学会20周年記念特集号2および千田範夫氏追悼号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
寄稿
総合論文
研究論文
  • 水島 美咲, 佐々 和洋, 古谷 昌大
    2022 年 21 巻 3 号 p. 69-75
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/24
    [早期公開] 公開日: 2023/03/08
    ジャーナル フリー HTML

    接着剤分子を新たに設計する際には, 理論と実験の両面からその接着機構に関して考察することが重要である.本研究では,新規接着剤分子である2-メルカプトピリジル基(2MP基)をもつビニルモノマーについて,被着体表面との吸着状態を解析することを最終目的とした.同モノマーに対し密度汎関数法に基づいた第一原理量子力学計算を実行し,その分子軌道を算出した.2MP基の平衡反応(互変異性化反応)によって得られるチオール型とチオン型の電子状態を比較したところ,HOMOとLUMOの分子軌道の状態から,被着体表面と分子軌道を介して相互作用を起こすときはチオン型の方が優位であることが確認された.

千田範夫氏追悼寄稿
feedback
Top