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近藤 日出夫1986 年 24 巻 2 号 p. 1-11
発行日: 1986年
公開日: 2019/03/30
ジャーナル フリーIn connection with the policy of the Ministry of Justice that has promoted parole, Parole has been discussed actively since 1984. However, there are very few researches that indicate positive fundamental data supporting the change of the policy.
So far, the positive analyses related with the parole were apt to use independent indices, such as the rate of parole, executed rate of parole and recidivism rate of parolees. Therefore a point of view unifying various indices seemed to be defective.
In this study, we connected various indices with a single model and analyzed the interaction of them by applying a signal detectability model (SDT) to the application of parole. Furthermore, we assessed the secondary effect of the active use of parole.
It was revealed that the increase of recidivism rate of parolees was small in comparison with the increase of rate of parole , and that active use of parole produced certain effect on the reduction of prison population.
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上川路 紀久男1986 年 24 巻 2 号 p. 12-24
発行日: 1986年
公開日: 2019/03/30
ジャーナル フリー今回は，ロ・テストの付加法を紹介し，既に学会で発表した知見と最近整理した資料を報告し，考察に替えて，付加法に関する雑感を述べた。反省としては，年齢を区分しなかったこと，せっかく知能，非行性，人格偏倚の組合せを作りながら，統計に耐えられる人員に達せず，検討が中途半端に終わったこと，比較対象群を得ていないこと，文献的研究が不十分であったことなどが挙げられる。
ロ・テスト付加法は，個人の心の領域に深く迫ろうとする現象学的接近法の一つであり，本来は事例研究的報告がふさわしいのであるが，対象と反応内容を類別し，単純統計で処理した結果（資料）の報告に終わった。このため付加法個有の味が消えてしまったが，これは今後，主観的な解釈のミスを犯さないための客観的目安にはなると思う。幸い山ロ・後藤ら（1985）の研究により，筆者の報告に欠けた部分を補うことができ，その上，付加法の臨床的研究の方向が示されることになった。
最後に，東京少年鑑別所での共同研究者であり，付加法の臨床的活用を推し進めていただいた今村洋子専門職，並びに，福岡少年鑑別所の山ロ・後藤両専門職に対し，紙面を借りて深く謝意を表します。
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石原 慶子1986 年 24 巻 2 号 p. 25-42
発行日: 1986年
公開日: 2019/03/30
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