土木学会論文集
Online ISSN : 1884-4944
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1956 巻, 34 号
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  • 起終点調査にもとづく街路網計画について
    米谷 栄二
    1956 年 1956 巻 34 号 p. 1-35
    発行日: 1956/05/25
    公開日: 2010/08/24
    DOIhttps://doi.org/10.2208/jscej1949.1956.34_1
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    著者は街路網計画を科学的な交通量の推定並びに配分にもとづいて行うことにより, 都市計画に新たな科学的考察方法を提示したいと考える。そのためには都市内の現在の交通形態を理解するために起終点調査を行うべきであり, その場合標本調査法を適用すべきこと, 特に集落抽出法を採用すべきことを提唱した。
    将来交通量は人口の増加および土地利用の変化にもとづいて個々の地区についてべつべつに推定するものとし, この推定された将来交通量がその都市内の各地区の土地利用に応じた地区間交通量および地区内交通量になるように合理的な配分を行う方法を述べた。
    つぎに将来の街路網を仮定し, 上に配分された交通量から街路幅員を定め街路網の総交通抵抗を算出することにより, 若干の街路網計画案のうち総交通抵抗の最小のものをもつて将来の街路網を決定し得ることを述べたものである。
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