巻号一覧
1964 巻, 103 号
選択された号の論文の3件中1～3を表示しています
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近似計算法と観測結果の考察林 正夫1964 年 1964 巻 103 号 p. 1-10
発行日: 1964/03/20
公開日: 2009/12/18
ジャーナル フリーアーチダムのたわみと応力が, 外気温および貯水温の年間の変動によってどの程度に変動するかについて, 熱伝導論, 弾性固定アーチの解法, およびアーチ片持ばり法にもとついて導いた近似計算の結果と実際の諸アーチダムの観測値の両方から考察をした報告である。その結果, 1) 薄いアーチダム (ここでは平均厚さが約10mよりも薄い程度, 堤高は約70m以下の程度) では年間のたわみおよび温度応力の変動が, 他の静的な荷重によるそれらよりも卓越することがあり, 2) このような場合は現行設計基準では考えに入れていないが年間最高温度時の安定をも吟味したほうがよいと思われる.その際はダム上下流面の温度差を考えに入れる必要があろう。3) 実際の観測値と近似計算結果は, 傾向的にはかなり似ている。しかし, 表面近くの強い温度勾配による応力と継目の開閉作用など複雑な問題はなお今後の研究に待たなければならない。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1746K) -
多田 安夫, 米長 泰1964 年 1964 巻 103 号 p. 11-16
発行日: 1964/03/20
公開日: 2009/12/18
ジャーナル フリー上路桁橋において, 荷重分配横桁を配し格子桁として計算を行なうことは近年非常な高比率を示してきている。一方, 実橋の挙動からしても格子桁としてとりあつかうことが合理的であることは論をまたない。この構造の解析に関してはすでに多くの論文が発表されているが, 本論文は単純合成桁格子構造に関する解法である。仮定条件として鉄筋コンクリート床板は合成桁指針に定められた主桁協力幅をもって各隣接桁と断絶せしめ, 分配横桁によってのみ荷重分配作用がなされるものとみなした。格子構造における主桁と横桁の格点座標系と荷重載荷点の座標系を独立して考え, 各載荷状態に対する不静定格点力, 曲げモーメント, 支点反力, たわみなどの理論式を導き, 電子計算機によっていくつかのCase についてそれらの影響面距を計算しtable を作成した。この格点座標系と載荷点座標系が一致する場合は, いわゆるHomberg氏の数表に示された荷重分配率と全く等しい結果が得られることが確かめられた。 本論文は従来の荷重分配に対する概念よりもさらに広義な立場から解析を行なったものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (996K) -
長 尚1964 年 1964 巻 103 号 p. 17-28
発行日: 1964/03/20
公開日: 2009/12/18
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1842K)
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