変形の大きい場合にも適用できる連続体の変形の表現方法について述べたものである。変形の大きい, いわゆる有限変形の場合には変形を表現する量も多様となるが, それらの量の定義, 相互関係などについて記し考察を加えた。有限変形の表現においては, 変換テンソル
J が基礎となっており, 面素, 体素の変換, ひずみの諸量などすべて
J を基礎として表現される。 また,
J の積分解
J= M・R と無限小変換の和分解
(DΦ) = (DE) -1/2
I× (DW) との対応や,
Mを用いる変形の分類などについて述べる。
抄録全体を表示