アスファルト混合物は物理的結合体であるため, その骨材粒度がその性質の主導権をにぎっているとして過言ではない。なかでも細骨材の粒度分布はその物理的性状を決定づける最も重要な要素である。そのため細骨粒度がいかに重要であるかを実験的に確証し, アスファルト混合物をよりよく製造するための示唆とするものである。しかして細骨材粒度分布のみによるアスファルト混合物と粗細骨材粒度分布によるアスファルト混合物は相対的な性質の関連があるという見地にたって考えるべきである。
ここに粒度分布をA群, B群に分け, 材種を加味して判明したことについて論議を進める。
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