両端単純支持の直格子斜桁橋を, 相対する2辺で単純支持され, 他の2辺で自由な直交異方性平行四辺形板とみなし, 著者の提案した斜交座標階差法を用いて, 電子計算機によって数値計算を行ない, 曲げモーメントの影響係数を求めた。これを利用して, 鋼道路橋設計示方書に示す荷重が載荷された場合, 主桁の曲げモーメントが, stiffness parameter, torsional parameter, および, skew parameterにょって, いかに低減されるかの公式を求め, 斜桁橋の設計の合理化に寄与しようとした。
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