日本図書館情報学会誌
Online ISSN : 2432-4027
Print ISSN : 1344-8668
53 巻 , 1 号
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論文
  • 野口 武悟
    原稿種別: 論文
    2007 年 53 巻 1 号 p. 1-16
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2017/05/04
    ジャーナル オープンアクセス
    わが国特殊教育の発展に寄与した川本宇之介は戦前から「特殊学校」の学校図書館について言及していたが,その際に注目したのがパーキンス盲学校の学校図書館であった。同校は,アメリカの盲学校教育の先駆的存在であり,同校に関する先行研究はわが国でも多数存在する。しかし,その学校図書館については詳らかでない。そこで,本研究では,パーキンス盲学校における学校図書館の成立と展開を明らかにすることを目的とした。同校には,創立時より学校図書館が設けられたが,その当時の凸字図書の蔵書冊数は3冊に過ぎず,凸字図書の不足を補うため,校内に印刷所を併設し印刷・出版も行っていた。学校図書館は,1840年代から,地域開放や巡回文庫事業をアメリカでいち早く実施し,視覚障害者の読書環境改善に寄与していった。1880年代以降,印刷所と学校図書館はさらに大きく発展する。その要因は,専任司書の配置,「ハウ記念印刷基金」の創設,蔵書等の凸字図書から点字図書への移行,3代校長アレンによる学校改造,などであった。こうして,アメリカで最も大きな盲学校図書館へと発展していったのである。
  • 戸田 あきら, 永田 治樹
    原稿種別: 論文
    2007 年 53 巻 1 号 p. 17-34
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2017/05/04
    ジャーナル オープンアクセス
    アウトカム評価は,組織の使命・目標の達成状況を評価するものである。大学図書館の主要な役割の一つは,学生の学習支援である。したがって,大学図書館のアウトカム評価においては,図書館の資源やサービスによって学生の学習がどのように進展したかが問題となる。米国の大学図書館界では,近年,学生の情報リテラシー獲得に焦点を当てたアウトカム評価がおこなわれるようになった。しかし,学生の知識獲得や能力向上にどれほど図書館が貢献しているかについては,その測定方法や指標が十分に解明されているわけではない。本研究は,図書館利用と学習成果との関連を明らかにしようとするものである。大学卒業生に対して在学中の図書館利用と学習成果に関する質問紙調査をおこない,その関連を探った。調査結果の分析により,図書館利用と学生の学習成果との間に正の関連性があることを確認できた。
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