可視化情報学会誌
Online ISSN : 1884-037X
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32 巻, 126 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 崔 題恩, 小原 弘道
    2012 年32 巻126 号 p. 1
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/11
    ジャーナル フリー
  • 植村 豪, 津島 将司, 平井 秀一郎
    2012 年32 巻126 号 p. 2-7
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/11
    ジャーナル フリー
    近年,大気中への莫大なCO2排出量を削減する技術として,地下帯水層にCO2を注入するCO2地中隔離の実用化に高い期待が寄せられている.CO2を注入した際の流動過程や,浮力によるCO2の上昇など,帯水層中でのCO2の挙動を予測する上で,CO2/水二相流を可視化し,その基礎メカニズムを明らかにすることが求められている.本研究ではマイクロフォーカスX線CTと高圧条件下で観察可能な圧力容器を用い,砂岩内部のCO2/水二相流をラボスケールにおいて高空間分解能で可視化し,CO2の分布を定量的に解析できることを示した.CO2は多孔質構造の局所的な不均質に強く影響を受け,毛管圧が小さくなる相対的に直径の大きな空隙を選択的に浸透し,不均一な分布を呈することが分かった.CT画像から算出される断面平均空隙率と断面平均CO2飽和度にも高い相関性が見られ,空隙構造に対するCO2浸透領域の関係についても明らかにした.
  • 辻 拓也, 宮内 卓也, 王 聡, 田中 敏嗣
    2012 年32 巻126 号 p. 8-13
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/11
    ジャーナル フリー
    流動層は,熱輸送を伴う各種工業プロセスにおいて広く用いられている.層内においては,粒子-周囲流体間の対流熱伝達,粒子-粒子間・粒子-容器壁面間の接触熱伝導やふく射伝熱など,複数の伝熱機構が考えられ,さらに個々の粒子が有限の熱容量を持っているため,層内における粒子群の対流・拡散運動そのものが,熱輸送の一部であると言える.流動層内で起こる熱輸送現象の理解促進のためには,個々の粒子レベルでの運動の把握が重要となるが,その振る舞いは大変複雑である.本研究では,粒子運動と熱輸送特性との相互関係に関するデータの取得と,これに基づく現象の理解促進を目的として,粒子追跡速度計測(PTV)法と赤外線(IR)サーモグラフィ温度計測法を組み合わせた計測手法を提案し,実際にこれを用いて2次元流動層中において流動状態にある粒子群の運動と温度の同時計測を試みた.
  • 原田 周作
    2012 年32 巻126 号 p. 14-18
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/11
    ジャーナル フリー
    液体中に懸濁した微粒子の集団運動に対して,視覚的にも物理的にも曖昧な境界面である濃度界面がどのように影響を及ぼすのかについて,実験および数値計算の可視化結果を交えながら解説する.さまざまな工学分野において観察される懸濁粒子の集団運動についてまとめ,さらに筆者らが行った界面不安定をともなう粒子の集団沈降に関する研究について概説する.また不混和流体と混和流体の両方のアプローチでの数値計算結果との比較を通して,拘束力のない粒子が集団運動を行うメカニズムについて考察を行う.
  • 村井 祐一, 田坂 裕司, 大石 義彦
    2012 年32 巻126 号 p. 19-22
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/11
    ジャーナル フリー
    水平チャネル流路に観察される気液二相流について紹介する.このテーマは特に乱流摩擦抵抗低減技術における基礎的物理メカニズムの解明において関心がもたれている.著者らはシリコンオイルによる気液界面の不純物影響を除去した実験や,水―空気系の高レイノルズ数条件での気液界面や液相乱流構造の可視化実験を行った.その結果,レイノルズ数が低く層流の場合は気泡群がスパン方向に配列し,乱流遷移したあとは主流方向に筋状模様をなすクラスタリングを見せた.また,このような気泡数密度の疎密波はボイド率の変動として観測され,それが大きい場合のほうが壁面摩擦抵抗の時間平均値が低下することがわかった.すなわち気泡による抵抗低減では,ボイド率の変動は邪魔なものではなく,むしろ歓迎されるべき現象である.この知見をもとに人工的にボイド率を変動させる実験を行うなど実験研究が展開を見せている.
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