可視化情報学会誌
Online ISSN : 1884-037X
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41 巻, 161 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
特集記事
  • 加藤 千恵子
    2021 年41 巻161 号 p. 1
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
  • 田中 覚, 長谷川 恭子, 李 亮
    2021 年41 巻161 号 p. 2-6
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

     箱庭療法は伝統的な心理療法としてよく知られている.本稿では,クライアントが作成した箱庭の3次元計測点群データを活用した,箱庭療法を支援する我々の最近の試みを紹介する.まず,箱庭全体を俯瞰的に見たり,重要部分を主観的な視点で没入感を持って見たりできる,我々のVRシステムを紹介する.このVRシステムは,セラピストにもクライアントにも,新たな気づきを得られる環境を提供する.次に,クライアントの心理状態を反映した砂の起伏を視覚的に分析するための,我々の2つの可視化手法を説明する.ひとつは,法線ベクトルの情報を含まない点群曲面に適用可能な,新しい陰影付け手法である.もうひとつは,点群曲面に適用可能なロバストな等高線可視化手法である.これらの手法により,砂の起伏の視認性を大幅に向上させ,セラピストを支援することができる.

  • 菅原 徹
    2021 年41 巻161 号 p. 7-11
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

    顔の特徴情報を用いた表情と魅力の分析事例を示し解説した.実験Ⅰでは,瞬時に変化する顔の特徴情報であるAUを用いた.感情と表情の持続がその後の真顔や笑顔に影響することを,FACS判定により明らかにした.ネガティブやポジティブな感情癖が顔立ちを変えてしまう可能性が示唆された.実験Ⅱでは覚醒,疲労により緩やかに変化する顔の特徴情報を用いた.顔の幾何学的特徴である眼裂の針状度から開眼度を算出し,朝と夜の差異を明らかにした.朝より夜の開眼度が高い傾向にあったことから,上眼瞼挙筋は筋疲労より覚醒度の影響を強く受けることがわかった.実験Ⅲでは,時間変化しない顔の特徴情報であるほくろの位置を調査し,その位置と印象の関係性分析を行った.印象評価と主成分分析の結果,第1主成分が魅力度,第2主成分が堅実度のイメージスケールが作成できた.顔の特徴情報を使いわけることによって,メイクアップや印象管理での指針となるだろう.

  • ―熟練者と初心者による動作差異の可視化―
    鄭 宏杰, 加藤 千恵子, 小松 昭吾, 青木 滉一郎
    2021 年41 巻161 号 p. 12-15
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

     本研究では,韓国舞踊の熟練者と初心者の動作の差異について比較・検討することで,韓国舞踊にみられる動作特性について明らかにすることを目的として,動作解析を行った.具体的には,初心者と熟練者それぞれの韓国舞踊の様子を記録した映像から、姿勢推定できるライブラリOpenPoseにより対象者の骨格を検出し,各関節座標を示す動作データを取得し,得られた動作データから,動的時間伸縮方(Dynamic Time Warping: DTW) を用いて左右姿勢の類似度を算出した.

  • 後藤 隆彰, 加藤 千恵子, 土田 賢省
    2021 年41 巻161 号 p. 16-20
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

    東京オリンピックとパラリンピックは,共生社会の実現に向けたバリアフリーの取り組みを促進する機会として,大きな期待が寄せられている.しかし,障害者を取り巻く環境にはまだ改善の余地が残されている.

    例えば,視覚障害がある人のための点字ガイダンスブロックは事実上日本中どこにでも使われている.指標は点や直線で表され,点指標は注意用で,直線指標は方向を示している.近年では移設可能な点字誘導用ブロックが提供され,障害者向けの経路案内を柔軟に行えるようになりつつあるが,屋内での使用のための点字誘導用ブロックに関する研究は多くない.

    我々は,ICTを使用して,視覚障害者にとって使いやすい誘導用ブロックの設置をサポートする研究に着手した.本稿では,ICTを用いた視覚障害者向け誘導用ブロックの敷設支援について述べる.

  • 安達 由洋, 近藤 友啓, 小林 孝充, 惠谷 菜央, 石井 解人
    2021 年41 巻161 号 p. 21-27
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    電子付録

    この論文では,まず感情分析,特に自然言語処理技術を用いたテキストの感情分析に関する国内外の研究について概説する.次に,筆者らが開発した日本語感情語辞書と,その感情語辞書を用いて日本語文の感情を高速に分析する感情表現分析アルゴリズムについて解説する.生成した感情語辞書は6,894語の見出し語を持ち,[喜, 怒, 哀, 怖, 恥, 好, 厭, 昂, 安, 驚]の10種類の感情に対応する10次元の感情カテゴリベクトルとして感情情報を保持している.そして,開発した感情表現分析アルゴリズムに基づいて実装した感情表現分析システムの分析精度と速度の評価結果を示す.我々の感情表現分析システムは従来の辞書を用いた日本語感情分析システムより精度が高く,また高速に感情分析する(日本語文10,000文を1秒以内に分析する).さらに,この感情表現分析システムによって得られたテキストの感情分析結果の可視化の方法についても記述する.

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