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前田 新太郎, 麻寧緒 , 織田 祐輔, 生島 一樹, 柴原 正和
p.
202-203
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
高温割れの発生には,溶接中の温度分布や変形挙動が影響することが知られており,溶接過渡の溶接条件を変更することで,割れが低減できる可能性がある.また,AI強化学習は,最終的な報酬を最大化するための最適な方策を決定することができる.本研究では,高温割れを防止する溶接条件の履歴を得ることを目的に,AI強化学習とFEM熱弾塑性解析を統合したシステムを構築し,高温割れ問題における強化学習の有用性について検証する.
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前田 新太郎, 麻寧緒 , 生島 一樹, 柴原 正和
p.
204-205
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
仮付け溶接の長さや間隔などの施工条件によって,仮付け溶融時に大きな開き変形が生じ,高温割れが発生する可能性が考えられる.そこで本研究では,高温割れ問題において高温割れを防止する仮付け施工条件を得ることを目的に,遺伝的アルゴリズムとFEM熱弾塑性解析を統合したシステムを構築し,突合せ溶接解析時における高温割れ問題に適用することで,高温割れ問題における本手法の有用性について検証する.
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織田 祐輔, 生島 一樹, 柴原 正和, 前田 新太郎
p.
206-207
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
高温割れは溶接施工時における重大な溶接欠陥であり、その発生メカニズムの解明は非常に重要である。高温割れは,溶接金属の凝固に伴う冶金学的な因子と周囲の変形や拘束により生じる力学的な因子により生じる現象である。本研究では、理想化陽解法FEMを用いて熱弾塑性解析を行ない、突き合わせ溶接時の開先部の開口量が溶接高温割れへ及ぼす影響について検討する。
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前川 豊成, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 平山 明宏
p.
208-209
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
積層造形では,造形した合金の表面が非常に粗いものになることがあるため,積層造形で造形を行ったものと機械加工を施したものでは表面性状に大きな差異を生じることが懸念される.そこで,AlSi12合金を使用して引張試験片形状そのものを造形したものと角材を造形した後に旋盤加工を施したもので強度を比較した.その結果,造形したままの形状よりも旋盤加工を施したもの引張強度が高くなることが分かった.
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水口 佑太, 佐藤 雄二, 吉田 徳雄, 塚本 雅裕
p.
210-211
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
選択的レーザー溶融法(SLM)は、粉末をレーザーによって溶融凝固して立体造形を行う手法である。SLMではスパッタによる造形効率の低下が課題であった。先行研究ではスパッタレスな手法を開発したが、造形物に異方性が生じた。そこで、変調パルスによる入熱制御を行った。CW、変調パルスによるTi64造形物の硬度はそれぞれα合金、α+β合金に近くなった。これより、入熱制御による材料組織制御の可能性が示唆された。
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-高出力半導体レーザとホットワイヤとを組み合わせた高能率AM技術の開発(第2報)-
朱崧 , 中原 遥, 山本 元道, 篠崎 賢二, 青野 日出機, 江嶋 亮
p.
212-213
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
この研究では、高出力半導体レーザーとホットワイヤ法を用いた積層造形(AM)技術が開発されています。本報告では、SUS308Lを用いて、様々なワイヤ送給速度で容易に適切なワイヤ電流を得るために、ビードの外観、断面特性に対する溶接条件(レーザー出力、施工速度、ワイヤー送り速度)の影響についても調査した。これらの調査の結果、より高いニアネットシェイ率を達成するための適切な溶接条件が得られた。
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渡辺 康介, 山崎 哲郎, 杉野 友洋, 猪瀬 幸太郎
p.
214-215
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
鋳造での製造難易度が高い薄肉かつ大型の部品に於いては、板金や小型鋳物を用いた溶接構造化が検討されている。板厚差のある部材の溶接構造化に於いては、レーザ溶接、レーザ粉体肉盛など低入熱溶接・肉盛手法の併用が想定される。本研究では板厚差のある部材を模擬した試験片を用い、いくつかの入熱条件のもとレーザ粉体肉盛を行ない、肉盛状態、硬さ分布など基礎的な評価を行なったので報告する。
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池庄司 敏孝, 米原 牧子, 京極 秀樹
p.
216-217
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
純銅粉体の輻射率を,純銅粉体と黒鉛粉体を同時に加熱して放射温度計で温度測定し支持温度の比較により簡易的に測定した。300K-773Kで純銅粉体の輻射率は純銅板と比較して純銅粉体は高くなった。この輻射率を適用して,レーザ式粉体床溶融法(PBF-LB)過程での純銅の粉体床の温度分布を測定,修正した結果,造形体中心温度はレーザ走査直後に周囲の粉体床よりも温度が低下することが確認された。
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-第3報 観察画像の定量的解析手法による最適光学フィルタ条件選定-
笠野 和輝, 荻野 陽輔, 福本 智, 佐野 智一, 浅井 知
p.
218-219
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
可視・赤外領域に中心透過波長を有したバンドパスフィルターを用い溶接現象を観察し、溶接現象を定量的に解析した結果に基づいて、溶接現象モニタリングに適した光学フィルタ条件を選定した。
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-インプロセスアーク溶接品質管理技術の開発 第6報-
笠野 和輝, 荻野 陽輔, 佐野 智一, 浅井 知
p.
220-221
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
プライマーを塗布した隅肉溶接継手溶接中の気孔発生に伴う溶接現象を観察した。
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-第3報 分光分析・数値シミュレーションによる考察-
荻野 陽輔, 福本 智, 浅井 知, 佐野 智一, 笠野 和輝
p.
222-223
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接における溶接品質および異常検知技術のひとつとして画像センシングによるインプロセスモニタリング技術の開発を行っている.本報告においては,非常に強い発光を伴うアークプラズマ直下およびその後方領域における溶融池表面を広範囲に明瞭にとらえるための手法,ならびにそれに対してアークプラズマ・溶融池の発光特性が及ぼす影響について分光分析や数値シミュレーションを活用し検討を行った結果について示す.
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奥田 博之, 野村 和史, 佐野 智一, 浅井 知
p.
224-225
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究では放射率の同時多点計測手法を開発するとともに母材及び溶接ビードの放射率の計測を行った.従来の手法では熱電対等を用いることやヒーター等により対象を加熱しているため,一度の計測での計測点数が少なく,複数の温度での計測を一度に行うことが困難であった.そこで,黒体塗料とアークプラズマを組み合わせた新たな手法の開発を行い,母材及び溶接ビードの放射率の温度依存性を明らかにした.
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松井田 丈斗, 大滝 悟嗣, 野村 和史, 佐野 智一, 浅井 知
p.
226-227
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
溶接中に欠陥などを検出できるレーザ超音波法に対し,前報において,マイクロチップレーザを用いることで計測機器のロボットへの搭載を可能とし,従来課題とされていた実施工現場への適用の可能性を示した.本報では,より小型のレーザを導入したレーザ超音波その場計測システムを構築し,レ型開先多層盛溶接の中間パスを対象に溶接施工中に溶接欠陥の検出を試み,その性能を評価した.
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出野 壮士, 大滝 悟嗣, 松井田 丈斗, 野村 和史, 佐野 智一, 浅井 知
p.
228-229
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
レーザ超音波法は溶接施工中でもその場計測が行える非破壊検査手法であり,プロセス中の変化の可視化に応用可能であると考えられる.本研究では,重ねティグアークスポット溶接を行い,レーザ超音波法を用いてリアルタイムで上板・下板間の界面の溶融現象を捉えることを試みた.
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王伝智 , 張格イ , 李寧 , 山根 敏
p.
230-231
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究において、機械的に画像の特徴を捉えるために、新しい技術の可能性についてを検討した。構築したネットワークを用いて、パソコンが自動的にノイズを除去し、特徴点を識別できるようにする。具体的は、深層学習を活用して、溶接池の特徴点を自動的に抽出できるような画像識別技術を構築する。
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野村 和史, 福島 康記, 松村 匠, 佐野 智一, 浅井 知
p.
232-233
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究は溶接中の溶融池をカメラによりモニタリングし,その視覚情報のみを元にして溶込み深さを推定するものである.入力として溶融池画像を,出力として数断面から得た溶込み深さを用いてCNNによる深層学習モデルを作成し,未知データであるギャップ変動を含むレ型開先マグ溶接における溶込み深さを推定した.その結果,約85%が誤差0.5mm以下という精度で溶込みを推定できた.また,訓練データの質,画質の影響なども評価した.
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松村 匠, 福島 康記, 野村 和史, 佐野 智一, 浅井 知
p.
234-235
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
機械学習を用いた溶接モニタリング手法は,近年多く研究され有効性が確認されている.既報では,溶融池画像を入力に用いたCNN(畳み込みニューラルネットワーク)の機械学習による溶込み深さ予測を行い,有効性を示した.しかし,CNNは入力された情報から結果を出力するまでのプロセスが自動化されており,判断根拠が不透明である.本報では,CNNの判断プロセスをgrad-CAMなどを用いて可視化し,現象の支配因子について考察を行った.
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尾崎 圭太, 岡本 陽, 小池 武, 木村 雄士, 石崎 圭人, 古川 尚英
p.
236-237
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
自動化できていない溶接施工法の一つに、横向き姿勢におけるギャップ有りV型開先ワークの片面初層CO2溶接がある。裏当て材なしでギャップ3~7mmを対象に、画像センサを活用した自動溶接技術の開発に取組んでおり、本報では、U-Net構造の畳み込みニューラルネットワークによる溶融池画像認識手法および運棒制御による溶接自動化技術について報告する。
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-CO2 溶接における誤検出回避方法-
辰巳 知基, 久貝 克弥
p.
238-239
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
アークセンサは誤検出の回避が実用上重要である.本研究では,作業現場で発生する各種外乱要因に対する誤検出の回避方法の検討を行っている.先の報告では炭酸ガスアーク溶接での短絡移行において,故意に溶接を乱すような各種外乱を与え,その際のアークセンサの誤検出を回避する方法について個々に検討したが,本報告では,外乱要因が未知であってもそれによるアークセンサの誤検出を回避できるアルゴリズムについて考察する.
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杉江 一寿, 田中 明秀, 沖崎 直也, 多羅沢 湘, 曽我 幸弘
p.
240-241
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
アーク溶接において,溶接士の溶接トーチの動きは,溶接条件と並んで溶接品質に影響を与える重要なパラメータである.しかし,トーチの動きは“勘”や“ノウハウ”として受け継がれ,溶接士の固有技能となっており可視化し難いのが現状であった.本研究では,開発したセンシング手法によって手動アーク溶接における溶接士の動作を取得し,検討した結果を報告する.
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今井 航太, 荻野 陽輔, 浅井 知, 辻村 吉寛, 仲村 晋一朗, 小川 剛史
p.
242-243
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
溶接品質は,溶接士の技能によって依存するが,現状溶接士自身もその技能を明確に伝えることは困難である.そこで本研究では,トーチの動きやフィラー送給を考慮したティグ溶接による手溶接の3次元溶融池シミュレーションモデルを構築し,溶接士の動きを再現することで,溶接士技能の可視化を目指した.本報では,初層裏波ティグ溶接に対し,モデルを用いた運棒やウィービングなどの溶接士技能の評価結果を報告する.
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-第2報 加速度センシングによる自動作業分析手法の検証-
笠野 和輝, 松井 倫太郎
p.
244-245
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
溶接作業における付帯・付随作業にあたるグラインダーやチッパー作業について、作業中に手に伝わる加速度波形を解析することにより自動的に分析できる技術を検証した。
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-第2報 パルスレーザによる入熱の低減-
玉城 怜士, 浅山 智也, 劉忠杰 , 恵良 哲生
p.
246-247
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究の第1報として、レーザ・アークハイブリッドシステムを用いて、従来困難だった6000系アルミニウム合金と溶融亜鉛メッキ鋼板の異材接合方法を開発し、母材破断を実現したことを報告した。今回、より入熱を減らしてIMCの生成を抑制する手法として、CWレーザに代えてパルスレーザで検討を行った結果について報告する。
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藤尾 駿平, 佐藤 雄二, 堀 英治, 井藤 里香, 升野 振一郎, 阿部 信行, 塚本 雅裕
p.
248-249
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
純銅は高い電気伝導率と熱伝導率を有しており, EVのモータなどに用いられている. 純銅はレーザ溶接用熱源に広く用いられている近赤外線レーザに対する光吸収率が低い. しかも光吸収率は温度依存性を有する. このため安定した純銅のレーザ溶接は難しい. そこで本研究では近赤外線レーザによる溶接と青色半導体レーザによる先行加熱を組み合わせて純銅の溶接を試みた. その結果, 純銅基板に安定したビードの形成が確認された.
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Hidenobu Matsuyama , Yuji Hamaguchi, Taishi Tarui
p.
250-251
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
In this report we are discussing some challenges of Laser beam welding of copper as well as aluminum for electrical connections and how different Laser beam profiles can impact the welding quality.
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- Development of Hot-wire Laser Brazing Technology for Steel / Aluminum Alloy Dissimilar Joint (6th Report) -
髙野 彬, 山本 元道, 篠崎 賢二, 沖田 泰明, 澤西 央海, 松田 広志
p.
252-253
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究では,ろう材を通電加熱した状態で送給するホットワイヤ法と高出力半導体レーザとを組み合わせたレーザブレージング法を用いて,鋼/アルミニウム合金異材接合技術の開発を行っている.本報では,フレア継手への本施工法の適用の検討を行った.施工速度9.0 m/minまで外観上良好かつ鋼板の降伏点付近もしくはそれ以上の強度を有する継手の作製を行うことが可能となった.
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-レーザ溶接部からの水素放出挙動 -3-
宮崎 康信, 巽 雄二郎, 泰山 正則
p.
254-255
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
レーザ溶接により溶解した水素が,時間経過とともに減少していく過程を回帰した。溶接直後で水素濃度が高い領域では回帰関数として拡散方程式の解析解を使うことができず,現象論的により高次関数を導入することで回帰を行った。
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-レーザ溶接部からの水素放出挙動 -4-
宮崎 康信, 巽 雄二郎, 泰山 正則
p.
256-257
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
解析解よりレーザ溶接部水素濃度の対数は時間の1次関数となる。しかし実験的に決定した水素濃度の対数はより高次の振る舞いをすると考えられた。これは本取り扱いで拡散係数が水素濃度に依存すると考えるべきことを示している。そこで水素濃度ごとの拡散係数を決定し,さらにアレニウスプロットにより拡散係数の温度依存性を決定した。初期水素濃度から逐次計算によって,水素濃度の時間変化を推定することに成功した。
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日置 隆介, 今村 美速, 今井 智恵子, 畠堀 貴秀, 田窪 健二, 吉田 康紀
p.
258-259
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
アルミニウム合金押出管(肉厚2 mm、A6063-T5)同士を重ね合わせた電磁拡管かしめ接合部に対して、超音波を加振しながらその振幅をレーザ光で計測することによって振動を可視化し、振幅の相対変化からかしめ接合部の密着度を評価した結果について報告する。本報では、事前に試験体の接合部近傍に穴を設け、内側管の振幅分布から接合部の局所的密着度評価を試み、穴無状態の検出情報との差異を確かめた結果について報告する。
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相原 巧, 釜井 正善, 藤井 英俊
p.
260-261
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
炭素含有量が0.3%を超える炭素鋼では溶融溶接時に脆いマルテンサイト組織が形成されるため、健全な継手を得ることが困難である。このような接合部の割れが問題となる鉄鋼材料に関しては、固相接合が効果的である。本研究では、圧力制御によって被接合界面近傍を塑性変形させ、被接合材同士の新生面を当接させることで、固相での接合を達成する固相抵抗スポット接合法を開発し、それを用いて良好な継手を得ることを目的とした。
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山岸 英樹
p.
262-263
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
Fe/Alの異材接合に対応できない従来のスポット抵抗溶接機の問題を解決するため、次世代のスポット固相接合装置開発に向けた基礎的検討として、SPCCとA5083のシート材の重ねスポット接合において「スポット鍛接法」の適用を検討した。約0.082秒の短時間加工により接合界面の反応層を数nm~数十nmのメゾスコピック領域に抑制、母材破断を実現した(最大引張せん断荷重3.8 kN)。
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汪小培 , 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
264-265
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
我々が開発した両面複動式ツールを用いたフラット摩擦攪拌点接合によって、マグネシウム合金や低炭素鋼の高強度な点接合部が得られることを報告している。本研究では、この新規接合法を低炭素鋼とアルミニウム合金の異材接合に適用し、良好な異材継手を得ることに成功した。また、得られた低炭素鋼/アルミニウム合金異材継手の微細組織と機械的性質を評価し、継手の強度に及ぼす微細組織の影響を検討した。
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松田 朋己, 大和田 貴理子, 沼田 朝陽, 庄司 博人, 佐野 智一, 大畑 充, 廣瀬 明夫
p.
266-267
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
摩擦攪拌点接合等のスポット接合法では,接合域に不均一な界面構造の分布が生じる.そのため,マクロな継手破壊挙動は局所界面構造の振る舞いに由来する.しかし,局所的な界面強度特性がマクロな破壊挙動に及ぼす影響は明らかでない.本研究では, 摩擦攪拌点接合した溶融亜鉛めっき鋼/A6061合金継手を対象として,界面特性のミクロスケール評価と従来のマクロスケール評価を相補的に行い,その影響を明らかにすることを目的とした.
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渡辺 由, 吉田 健, 樽井 大志
p.
268-269
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
主に自動車車体剛性の向上を目的に、ウェルドボンドが多数採用されている。しかし、接着剤は絶縁体であることから、スポット溶接の品質を確保するためには打点部の接着剤を排除しなければならない。自動車生産に適用するため、その要件を検討した結果を報告する。
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近藤 崇公, 太田 竜司, 渡辺 由布, 樽井 大志
p.
270-271
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
近年の自動車車体では,車体軽量化のため閉断面部品が適用される事例がある.クランプすることができない閉断面部品の接合工法として一方向ドリルスクリューが使用されている.本報では,一方向ドリルスクリューのロバスト性評価として,車体生産時に発生する接合角度等の外乱が接合品質に与える影響について調査した結果を報告する.
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-ダイカスト鋳造工程による接合の十字引張強度特性-
今村 美速, 今井 智恵子
p.
272-273
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
前報に続き、射出成形工法を使用したアルミニウム合金展伸材の瞬時一括接合としてダイカスト鋳造活用時の接合性を調査した結果を報告する。前報にて強度データ取得が可能であった、1枚の6000系合金板を成形型の一部に挿入保持し、ADC12溶湯を射出して得られる継手を対象とするものの、これまでの引張せん断継手と異なる溶湯射出状態で十字引張継手の具体化を試みた。
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川村 一平, 高山 善匡, 川口 尊久, 渡部 英男, 緒方 博
p.
274-275
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
近年、エコマテリアル化が注目されている。エコマテリアル化に必須ともいえる技術に、異種金属接合がある。パルス通電接合は、真空中にて試料に通電し、短時間で接合する変形の少ない接合法であり、材料の損失を最低限にすると期待される。本研究では、異種金属接合を目標とし、Al-Mg系合金であるA5052と炭素鋼鋼材であるS45Cに着目し、複合強度を左右する試料接合面状態を変化させ、接合表面粗さの影響を調べた。
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-薄鋼板アーク溶接部におけるスラグと電着塗装性の関係 第四報-
松葉 正寛, 石田 欽也, 児玉 真二
p.
276-277
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
自動車足回り部材の塗装後耐食性を向上させるため,アーク溶接部の電着塗装性の向上が必要となる.溶接部の電着塗装性は溶接スラグの成分によって異なり、スラグ内に低SiのMn系酸化物がある場合は電着塗膜が成膜することを確認した.そこで本報では,低SiのMn系酸化物が電着塗膜の成膜に及ぼす影響を明らかにするため,走査型プローブ顕微鏡でスラグ内の導電性酸化物を可視化した結果について報告する.
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伊藤 貴哉, 前田 新太郎, 三ツ井 佑太, 織田 祐輔, 生島 一樹, 柴原 正和
p.
278-279
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
高温割れは溶接施工時における重大な溶接欠陥であり,その発生の有無は,溶融部に作用する引張りひずみの大きさにより評価される.並進加熱による高温割れ防止法は,溶接線に対して同時並行に加熱を行い,その加熱により生じる熱膨張を利用することで溶接部に圧縮のひずみを付与するものである.本研究では,並進加熱による高温割れ防止法を,種々の溶接継手に対した際の割れ防止の有用性についてFEM熱弾塑性解析を用いて検討する.
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上野 亮, 茂田 正哉, 田中 学, 戸田 亮, 齋藤 康之, 山崎 圭
p.
280-281
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
フリー
本研究では,粒子法の一種であるSPH法を用いてエレクトロスラグ溶接をシミュレートし,スラグ浴の対流によって深い溶込みが得られることを明らかにした.ジュール加熱によって高温となったワイヤ直下のスラグ成分は,対流により母材近傍へ輸送される.また母材はスラグ浴からの熱伝導によって溶融し,溶込みが形成される.母材表面はスラグ浴の対流により高温に加熱され続けるため,溶込み形成が促進されることが明らかになった
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羅曉妤 , 小関 裕真, 山本 元道, 奥島 基裕, 猿渡 周雄, 水本 学
p.
282-283
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
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本研究では, 高出力半導体レーザとホットワイヤ法を組み合わせた新しい溶接法を用いて,9%Ni鋼の高能率・低変形すみ肉溶接合技術の開発を行っている.本報では,レーザ照射条件,ワイヤ送給条件などが,溶接現象や溶接変形に及ぼす影響について調査した結果について報告する.
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加藤 拓也, 芦田 崚, 生島 一樹, 夏目 糧平, 小田 和生, 山﨑 洋輔, 中谷 光良, 柴原 正和
p.
284-285
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
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船体を構成する防撓構造のブロックを溶接により組み立てをすると熱変形が生じ、設計寸法とは異なる寸法となってしまう.これをガスバーナーにより矯正する必要があるが、このひずみ取り作業は熟練技能者に頼る部分が多いため寸法管理や技術伝承の点において問題となっている.本研究では、防撓構造のひずみを取り除くことができる線状加熱の加熱法案をComplex MethodとFEMを統合したシステム構築を行った.
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角和磨 , Sherif Rashed , 楢崎 邦男, 麻寧緒 , 上野 康雄, 田中 伸也, 大久保 宣人
p.
286-287
発行日: 2020年
公開日: 2021/01/29
会議録・要旨集
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アークエア・ガウジングは多層溶接などに広く用いられているが、ガウジングが溶接変形や残留応力に及ぼす影響について検討された事例は少ない。本研究では、実験測定と数値シミュレーションを用いて、ガウジングによる溶接変形について明らかにした。具体的には、マルチパスガウジングによる温度履歴を測定し、実験測定と観察に基づいて、溶融金属の除去と熱影響を考慮した熱源モデルと機械的計算モデルを提案した
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